Intel以外の選択肢、AMDやCyrixが活躍した1999年のCPU事情 K6-2やM II、WinChipなど (○○なもの)

AKIBA PC Hotline! 01月11日(水)11時30分配信
懐かしのCPU勢揃い。

 久々の新CPU「Kaby Lake」の登場に盛り上がりをみせる秋葉原。今回は18年前となる1999年の1~7月頃に店頭で販売されていたIntel製“以外”のCPUを紹介します。

AMD K6-2・K6-III

 K6-2はAMDが開発したx86互換のCPU。最初のベースクロックは66MHzでしたが、1998年末には100MHz(通常の66MHz動作のSocket7に対して“Super 7”と呼ばれました)に高速化されたモデルが登場しました。翌年の1999年に発売されたK6-IIIではK6-2のCPUコアに2次キャッシュを統合することでより高性能化を実現しています。

K6-2/400のリテールパッケージ
動作クロックは100MHz×4
リテール版CPUにはクーラーが装着されていました
K6-2/450のバルク版
動作クロックは100MHz×4.5
K6-2/450の価格は28,800円
K6-2/475のバルク版
動作クロックは95MHz×5
K6-2/475の価格は28,800円
K6-III/400のバルク版
動作クロックは100MHz×4
K6-III/400の価格は39,700円
K6-III/450のバルク版
動作クロックは100MHz×4.5
K6-III/450の価格は57,800円

Cyrix M II

 M IIはアメリカの半導体メーカー「Cyrix」が製造していたx86互換のCPU。型番の後にある「333GP」や「400GP」という値は動作クロックではなく、IntelのCPU「Pentium II」との比較(M II-333GPであればPentium II 333MHzと同等)を表していました。

M II-333GP
動作クロックは83MHz×3
M II-333GPの裏面。
M II-300GP
動作クロックは66MHz×3.5
M II-333GPとM II-300GPのツーショット
M II-400GP
動作クロックは95MHz×3
M II-366GP(写真右)
動作クロックは100MHz×2.5

Cyrix Media GX

 Cyrixの「Cx5x86」にメモリコントローラーやグラフィックス・オーディオ機能を統合したCPU。ソケットは一見するとSockt7に見えますが、電気的配列が異なっており、専用マザーボードとセットで販売されました。カシオのノートパソコン「カシオペア」に採用されたこともあります。

GXm-266GP
専用マザーボードに取り付けた状態で販売されました。

IDT WinChip2

 WinChip2もSocket7に取り付け可能なx86互換のCPU。アメリカの半導体メーカー「IDT」が販売していました。前モデル「WinChip C6」と比べ、MMX命令や浮動小数点演算などの処理速度が改善したほか、3Dゲーム向け命令コード「3DNow!」に対応したことで性能向上を図っていました。

 他メーカーのCPUと比べると動作クロックが低く、絶対的な性能では敵わなかったものの、価格が安いことや、モデルによってはSocket7より古いSocket5でも利用できたことから旧PCのアップグレード用として人気がありました。

WinChipシリーズ。WinChip2は途中でパッケージが変更され、メタルプレートが装着されました。
WinChip2-200
動作クロックは66MHz×3
WinChip2-240
動作クロックは60MHz×4。
WinChip2-240の裏面
WinChip2-266
動作クロックは100MHz×2.33。このモデルでは型番の“266”は実クロックではなく「他社製CPUの266MHz相当のパフォーマンスを発揮する」という意味に変わりました。
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    最終更新: 01月11日(水)11時30分

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