光栄の歴史シミュレーションシリーズ、その柱となる1本にして今も新作が続く「三國志」

AKIBA PC Hotline! 2017年07月18日(火)00時10分配信
隣にある5インチフロッピーと比べると、そのパッケージの巨大さが分かると思います。価格が14,800円だったことを考えると、値段に見合った大きさ(?)なのかもしれません。

 想い出のレトロパソコンやゲームを写真とともに振り返る本コーナー。今回紹介するのは、歴史シミュレーションゲームの代表作の1タイトルである「三國志」。

 シリーズの最新作「三國志13 with パワーアップキット」が現在のコーエーテクモゲームスから2017年2月16日に発売されたということで、今回はその1作目となる「三國志」を取り上げます。

「三國志」が初掲載された広告。「信長の野望」「蒼き狼と白き牝鹿」と合わせ、この当時は歴史シミュレーション3部作と呼ばれることもありました。

 本作より前に、「川中島の合戦」から始まるウォーシミュレーションゲームでヒットを飛ばしていた光栄でしたが、その流れに乗って1985年12月に発売したのが、歴史シミュレーションゲーム「三國志」です。

 まだまだカセットテープのソフトもリリースされていたこの時期に、FDDが2ドライブ必須という贅沢仕様で登場し、さらに価格も14,800円という、あらゆる意味で規格外のタイトルでした。値段だけであれば、当時のカセットテープのソフトが3~4本も買えてしまうほど。

 しかし、あの時代においてはそれだけの価値があったソフトなのかもしれません。選べる5つのシナリオ、登場する武将の多さ、そして85年のゲームとしては良く出来ていた思考ルーチンなどなど、いくつかの理由も見あたります。

収録されているシナリオは5本ですが、スタート時期と登場武将が変わる他は大きな違いはそれほどありません。プレイヤーが操作する武将の能力値はスロットで決定するので、納得いくまでやり直したものでした。

 また、複数人で遊べるという点も珍しかった部分でしょう。自宅に友人を呼んで大勢でプレイするのも楽しかったですが、順番待ちの間に漫画を読み始めてしまうことが多々あり、結局途中で電源を落として止めてしまうことも多かったです。

 ただし、当時は長期間プレイのことは考えていなかったらしく、プレイ時間を重ねると登場武将が寿命で次々と死んでしまい、最終的に全国に武将が配置できなくなるためエンディングを迎えられないというバグもどきがありました。また、戦闘では火刑と計略を駆使することで簡単に勝利できるなど、こなれていない部分も見あたります。しかし、それらを踏まえても面白いゲームであったことは間違いありません。本作がきっかけで、三国志にハマった人も多いはずです。

戦闘シーンは、ヘックスではなくスクウェアでした。知力の高い武将がいれば、兵力が心許なくても簡単に勝ててしまうというのが当時らしいです。

 この時期の光栄は、ロールプレイングゲームやアドベンチャーゲームなど数多くのジャンルの作品を発売していたほか、「ストロベリーポルノシリーズ」と呼ばれる3作品もリリースしており、後者は当時の中高生にとってはいろんな意味で興味深いタイトルになっていたかと思います(笑)。

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    最終更新: 2017年07月18日(火)00時10分

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