ポニカの強み、版権ものタイトルの1本として登場した「南極物語」

AKIBA PC Hotline! 2017年11月13日(月)11時01分配信
ポニカの強み、版権ものタイトルの1本として登場した「南極物語」

 想い出のレトロパソコンやゲームを写真とともに振り返る本コーナー。今回はポニカが発売したタイトルのなかから、「南極物語」を取り上げます。発売は1983年。

 フジサンケイグループであるポニー・キャニオンレコードのパソコンソフト販売ブランドとして、1982年の10月から広告をうちはじめたのが「PC」のマークでお馴染みのポニカです。フジサンケイグループという強みを活用し、数多くの版権ものゲームを発売していましたが、そのうちの1本が「南極物語」でした。

ポニカの強み、版権ものタイトルの1本として登場した「南極物語」 ポニカ最初の広告が、こちらになります。この時期、各ソフトハウスがプログラムコンテストを行っていましたが、同じくポニカも賞金総額200万円のプログラムコンテストを開催しています。
ポニカ最初の広告が、こちらになります。この時期、各ソフトハウスがプログラムコンテストを行っていましたが、同じくポニカも賞金総額200万円のプログラムコンテストを開催しています。
ポニカの強み、版権ものタイトルの1本として登場した「南極物語」 1983年7月に発売された雑誌には、「南極物語」の映画公開の時期に合わせ劇中の1シーンを使用した広告が掲載されています。これを見て、期待を膨らませたものでした。
ポニカの強み、版権ものタイトルの1本として登場した「南極物語」 1983年7月に発売された雑誌には、「南極物語」の映画公開の時期に合わせ劇中の1シーンを使用した広告が掲載されています。これを見て、期待を膨らませたものでした。
1983年7月に発売された雑誌には、「南極物語」の映画公開の時期に合わせ劇中の1シーンを使用した広告が掲載されています。これを見て、期待を膨らませたものでした。

 映画の「南極物語」といえば、1983年に公開されて大ヒットした作品です。それがゲームになるということで、当時は掲載された雑誌広告を見て心を躍らせたものですが、実際に遊んでみると内容がまったく違っていたことに驚かされました。

 プレイ前の想像では、南極に置き去りにされた犬たちが主人公のアドベンチャーゲームか、第1次越冬隊員として犬たちを引き連れ南極の各所を探索するアドベンチャー<6030>またはシミュレーションゲームだと思っていました。ところがパッケージを見ると「君は砕氷船“宗谷”の船長。そして君の任務は南極の昭和基地まで、大量の物資を無事に届けることである(以下略)」という、衝撃的な一文が! 実際にプレイしてみると確かにその通りで、何となく煮え切らない思いをしたのを覚えています。

ポニカの強み、版権ものタイトルの1本として登場した「南極物語」 PC-8801版はグラフィックで描かれた地図が表示されますが、当方所有のPC-8001版ではアスキーキャラクターを使用した画面と、進んだ距離を示す棒グラフが表示されるのみという、ちょっと寂しい感じに。
PC-8801版はグラフィックで描かれた地図が表示されますが、当方所有のPC-8001版ではアスキーキャラクターを使用した画面と、進んだ距離を示す棒グラフが表示されるのみという、ちょっと寂しい感じに。
ポニカの強み、版権ものタイトルの1本として登場した「南極物語」 途中のシンガポールでは、積み荷の補充を行います。寄港せずに進んでしまうと、有無言わさずゲームオーバーになってしまうので注意です。
途中のシンガポールでは、積み荷の補充を行います。寄港せずに進んでしまうと、有無言わさずゲームオーバーになってしまうので注意です。

 ゲームはシミュレーション・アドベンチャーゲームと銘打たれていますが、プレイ内容は宗谷をテンキーで操作して南極まで移動させるという簡単なものです。積み荷や犬たちに若干気を遣う必要があるものの、よほど無茶なことをしなければ南極にたどり着けます。

ポニカの強み、版権ものタイトルの1本として登場した「南極物語」 パッケージには製作者の名前が表示され、プログラムリストも同梱されていました。ちなみに、作者は雑誌「ログイン」の編集長も務めた、高橋ピョン太氏です。
パッケージには製作者の名前が表示され、プログラムリストも同梱されていました。ちなみに、作者は雑誌「ログイン」の編集長も務めた、高橋ピョン太氏です。

 この時期、ポニカは「ハッピーブッシュマン」「幻魔大戦」「ゴルゴ13」「さよならジュピター」「キャノンボール2」といった版権ものだけでなく、「真珠湾攻撃&マレー沖航空戦」「ミッドウェー海戦」といったシミュレーションゲーム、そしてプログラムコンテストで入選したタイトルなど、豊富なラインアップで攻勢に出ていました。さらには、数は少ないものの「ペンキ屋ユウちゃん」「隣りのお姉さん」などのアダルトゲームもリリースしているなど、ほぼ全方位をカバーしていた数少ないソフトハウスでした。

 それらのゲームは名作だったのか? という疑問については、当時プレイした人に聞いてみてください(笑)。

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    最終更新: 2017年11月13日(月)11時01分

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