4TBで3万円台!クラウドとNASのいいとこどりストレージ『Apollo Cloud』

アスキー 2016年10月15日(土)11時00分配信
Apollo Cloud
プロミステクノロジーのNAS『Apollo Cloud』。容量は4TBで、アップルストア価格は税込みで3万8664円。

『Apollo Cloud』はNASとクラウドストレージのいいとこどり

 ネットワーク経由でファイルを保存できる手段といえば、NASがあります。大容量を活かしたファイル共有やバックアップはもちろん、メディアサーバー機能、デジタル家電との連携など、多機能で幅広い用途で活躍してくれますが、そのぶん設定が多く、機能を使いこなすのは大変。また、外付けHDD感覚で使えるのでPCとの相性はバッチリですが、スマホからは設定・操作が難しくなりがちです。

 そしてもうひとつ、ネットワーク経由でファイルを保存できる手段に、iCloudやGoogle Drive、OneDriveなどのクラウドストレージがあります。設定が簡単な上、自動同期などが可能で、PCはもちろん、スマホからも気軽に使えるのがメリットです。しかし、データの保存先がサーバー上となるためセキュリティー上心配ですし、なにより、インターネットに接続できなければ使えないというのが不便です。また、無料で使える容量が少なく、1TBを超える大容量が欲しいとなると、年間で万単位のお金がかかってしまいます。

 そこで紹介したいのが、多機能ではないけれど大容量、そして設定が簡単でスマホからも使いやすいという、NASとクラウドストレージのいいとこどりをした『Apollo Cloud』なのです。どのくらい設定が簡単なのか、実際のセットアップ手順を追って紹介していきましょう。

Apollo Cloud
自宅でApollo Cloudを使ってみました。

セットアップはアカウントとパスワードを設定するだけ

 まずはWindowsでのセットアップ手順を見てみましょう。付属のLANケーブルで本体をLANに接続し、ACアダプターを接続。その後、PCにダウンロードセンターから「Apollo Cloud Windows Utility」(Apolloユーティリティ)をダウンロード後、インストールして起動すると以下のような画面になります。

Apollo Cloud
Apollo Cloudが見つかったら「次へ」をクリック。
Apollo Cloud
Apollo Cloudが見つかったら「次へ」をクリック。
Apollo Cloud
アカウントとなるメールアドレスを入力。そしてパスワードも設定します。
Apollo Cloud
すると認証コードへのリンクがメールで送られてきます。
Apollo Cloud
クリックして認証コードを取得しておきます。
Apollo Cloud
再びApolloユーティリティに戻り、この認証コードを入力。
Apollo Cloud
同期フォルダーの設定を行なえばセットアップは完了です。ここまでやって、5分もかかりません。
Apollo Cloud
無事にセットアップが終われば「Apolloユーティリティ」のメイン画面が表示され、ファイル操作が可能になります。

 実はiOSでもAndroidでも画面はほとんど変わらず、ほぼ同じ手順でセットアップが可能です。この共通したインターフェースが、Apollo Cloudの使いやすさと言えるでしょう。

 なお、最初に「新規のApolloを検索」ではなく「サインイン」を選ぶと、セットアップ済みのApollo Cloudへの接続設定となります。というわけで、Androidでサインインを選んだ場合のセットアップを試してみました。

Apollo Cloud
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画面で「サインイン」を選び、アカウントとなるメールアドレスとパスワードを入力。先ほどPCでセットアップしたときに作成したものです。最後に「サインイン」ボタンをタッチすると、すぐにApollo Cloudにアクセスできるようになりました。認証手続きがないぶん、さらに簡単です。

ファイルの保存と削除、そしてコメント機能を使う

 さて、セットアップは簡単でしたが、使い勝手はどうでしょう。PCから使う場合は、同期フォルダーを使った自動アップロード/ダウンロードと、Apolloユーティリティを使った手動のアップロード/ダウンロードができます。

 まずは同期フォルダーを使った方法ですが、これが非常に簡単。セットアップ時に設定した同期用のフォルダーへ、エクスプローラーを使ってファイルをコピーするだけです。これだけで自動的にApollo Cloudへとアップロードされます。

Apollo Cloud
エクスプローラーで同期フォルダーへファイルをコピー。
Apollo Cloud
自動でApollo Cloudにアップロードされたことが、Apolloユーティリティで確認できます。

 このあたりの使い勝手は、Windows標準のOneDriveと同じですね。ひとつ注意しておきたいのが、新しく作ったフォルダーは同期対象とならないため、この方法ではフォルダーごとのコピーができない点です。同期フォルダーを使った方法は、新規ファイルの追加というより、編集したファイルの更新用として役立ってくれる機能です。

 もうひとつのApolloユーティリティを使った方法も簡単です。ソフトを起動するという手間はあるものの、「+コンテンツの追加」からファイルやフォルダーを指定するだけでアップロードができます。もちろんドラッグ&ドロップにも対応していますので、エクスプローラーから直接ファイルをドロップしてもアップロード可能です。無事にアップロードできれば履歴として表示されます。

Apollo Cloud
Apolloユーティリティの「+コンテンツの追加」で新規で追加するファイルかフォルダの作成を選択。
Apollo Cloud
Apolloユーティリティでは、ファイルをドロップするとアップロード中かどうかも確認できます。

 なお、Apolloユーティリティでフォルダーごとアップロードした場合でも、フォルダーは自動同期の対象となりません。Apollo Cloudを使っている別のPCやスマホで、いきなり大量のファイルがダウンロードされる……といった心配はないのでご安心を。

 最初からすべて同期してくれれば便利なのに……と思いがちですが、そうなると、Apollo Cloudを使うどのPCにも最大で4TBのファイルが重複して保存されてしまうことになります。ファイルの一元管理とPC内のストレージ利用率軽減のためには、必要なファイルだけを同期するほうが理にかなっています。

 ちなみに、設定を変更すればフォルダーを同期することも可能です。設定ボタンを押し、「選択的な同期」項目を開けば、同期するフォルダーが選べます。このあたり、柔軟な設定ができるのはユーザーとしてうれしいですね。

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「選択的な同期」で同期フォルダーを選べば、同期も可能です。

ファイルの共有ってどうやるの?

 Apollo Cloudは、何も自分ひとりで使うばかりが魅力ではありません。特に便利なのが、ファイルの共有機能。旅行の写真や仕事の資料、書類など、メールに添付して送れない大容量ファイルを、自由に受け渡せるようになるのです。無料で使えるファイル保存サービスもありますが、そのほとんどが期間限定な上、情報を外部に保存することから情報流出も気になってしまいます。その点Apollo Cloudは、ファイルが手元に保存されているので安心感が違います。また、ファイルの共有期限もありませんから、送信相手にダウンロードを急かす必要もありません。

 というわけで、実際にファイル共有機能を使ってみました。といっても、手順はものすごく簡単で、Apolloユーティリティから共有したいファイルを選択し、「共有」アイコンをクリック。「全ての人」、もしくは「パスワードを設定した人のみ」を選んでOK<3808>ボタンを押すだけです。

Apollo Cloud
まずは共有したいファイルを選択。
Apollo Cloud
「全ての人」か「パスワードを設定した人のみ」を選択します。「パスワードを設定した人のみ」を選んだ場合、パスワードが設定できます。
Apollo Cloud
ファイルをダウンロードするためのリンクがクリップボードにコピーされます。

 すると、直接ダウンロードができるURLがクリップボードへコピーされるので、メールなどに貼り付けて相手に送りましょう。リンクを開くと下のような画面が表示され、簡単にダウンロードできます。

Apollo Cloud
ファイルをダウンロードするためのリンクをクリックするとブラウザーでダウンロードできるようになります。

 なお、共有可能なサイズは1GBまでという制限がありますが、まずここまで大きなファイルを送ることはないので問題なし。

スマホで絶対に使いたい!「カメラロール」

 スマホ用のアプリでは、PC用のApolloユーティリティにはない機能がいくつかあります。この機能のひとつが、「カメラロール」。名前の通り撮影した写真や動画を自動でアップロードしてくれるので、機種変更時でも過去に撮影した写真をしっかりと残しておけます。もちろん、撮影したそのままの写真が保存されるため、サイズダウンによる画質劣化の心配もありません。

 このカメラロール機能を使うには、「設定」で「カメラロール」をオンに変更するだけ。これだけで、スマホ内の写真を自動的にApollo Cloudへとアップロードしてくれます。なお、「セルラーデータ利用」をオフにしておくと、WiFi接続時のみアップロードされるようになります。オンにしておくと即座にアップロードされてしまい、データ使用量がとんでもないことになってしまうので、忘れずに設定しておきたいですね。

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「カメラロール」をオンにするとスマホ内の写真が自動でアップロードされます。
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設定後にスマホで撮った写真も、自動で「カメラロール」にアップロードされていきます。
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PCのApolloユーティリティからカメラロールの写真を見たい場合は、左のメニューから「写真」をクリック。ここからすべての写真を閲覧できます。

USBメモリーの中身を丸ごとバックアップ

 Apollo CloudにはUSBポートが1つあります。大容量HDDを接続すれば、Apollo Cloudに保存してあるファイルのバックアップ/リストアができるので、大切なデータを確実に保護したい場合に活用するといいでしょう。

 もうひとつ、このUSBポートを使った機能としてあるのが、USBメモリーの丸ごとコピーです。スマホアプリからしか操作できませんが、USBメモリーの中身をすべてApollo Cloudへと簡単にコピーできるのが便利。使い方も簡単で、USBメモリーを挿してから「設定」の「USBアップロード」をタッチし、「USBアップロード」ボタンを押すだけです。

Apollo Cloud
まずは本体背面のUSBポートにUSBメモリーをセット。
Apollo Cloud
「設定」の「USBアップロード」をタップ。
Apollo Cloud
「USBアップロード」ボタンを押すとまるごとアップロードされます。

 なお、PCのApolloユーティリティにはこの機能がありません。なんでだろうと少し悩んだのですが、よく考えれば、PCならそのままUSBメモリーが使えますから、そもそも必要ないんですよね。

PCを単体で使う人、スマホやタブレットをメインにしている人に

 一般的な多機能NASは、PCを3台も4台も使ってバリバリ活用するという用途に向いていますが、もっとゆるーく、スマホやタブレットをメインにして手軽に使いたいというのであれば、シンプルな機能と使いやすさを備えたApollo Cloudが向いています。特に、写真を自動的にアップロードしてくれるカメラロールや、大きなファイルを手軽に送れるファイル共有機能は、非常に魅力的です。そしてなにより、設定が簡単。PCに詳しくない人でも、簡単にセットアップできるのはうれしいポイントですね。

 ちなみに、本体はファンレス仕様で静かなほか、表示のLEDをソフト(暗く)にしたり、オフにすることも可能。夜中、LEDが光ってまぶしいといったこともありません。こういった、細かい部分にまでこだわって作られているのも、Apollo Cloudの魅力と言えるでしょう。

Apollo Cloud
ApolloユーティリティやスマホアプリからLEDの調整ができます。

■関連サイト
プロミステクノロジー
Apollo Cloud製品ページ
アップルストア販売ページ

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    最終更新: 2016年10月15日(土)11時00分

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