Drobo 5DtでデザイナーのMacを守る!-「Time Machine」利用時の注意も紹介

アスキー 10月27日(木)11時00分配信
デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt

元アスキーのデザイナーに「Drobo 5Dt」

 Droboシリーズは、データ保護機能を備え、フレキシブルに容量を変更できるストレージ機器であり、専門的な知識を持たないユーザーでも簡単に扱えるのが特徴だ。その最新モデルがThunderbolt 2とUSB 3.0に対応する「Drobo 5Dt」だ。その詳細は、本連載第17回「Drobo 5Dが進化した! Thunderbolt 2対応のDrobo 5Dtを試す」で紹介した通り。

 Windows/Macを問わず便利に使えるDrobo 5Dtだが、主にMacで使用するThunderboltインターフェイスが最新世代のThunderbolt 2になったこともあり、Macとは特に相性が良くなった。

 自宅のマシン(Mac)環境を強化したいと知り合いのデザイナーがいたので、じゃあDrobo 5Dtてのがあるよと勧めてみたら、話に乗ってきた。昨今では、紙の雑誌・書籍や、電子書籍、またはWebといずれのメディアであっても、制作に携わるデザイナーはコンピューター(多くの場合、それはMacだ)を駆使して、大量のデータを扱うことになる。つまりデザイナーは、業務上の必要性からコンピューターや周辺機器をガッツリ使う業種というわけだ。そういうわけで、「Droboはデザイナーにも適した製品である」、というのが今回のテーマになる。

プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう
「かめよん」さんが作っているという妖面(狐面)

 このデザイナー「かめよん」さん(https://twitter.com/km_4)は、古くは「SUPER ASCII」や「Linux Magazine」、「NETWORK magazine」、そして「アスキードットテクノロジーズ」とアスキーの技術雑誌の編集部でデザイナーとして活躍。にもかかわらず、テクノロジー面の知識は普通レベルという、不思議な人。イラストに加えて、昨今は造形も手がけており、妖面(狐面)など作ってたりする方だ。

 というわけで、次の見出し以下から、「かめよん」さんにDrobo 5Dtを使ってもらった話となる。

簡単に使えてデータを守ってくれるストレージが欲しい!

 私は旧アスキーの技術系雑誌などで制作の仕事をしていたこともあり、パソコンや周辺機器に関する知識はあるほうだと思う。であるが、難しいことは抜きにして使えるほうが嬉しいし、それでいて必要な機能はちゃんと備わっていなければ困る。

 今どきユーザーは、ワガママなのだ。現在メインで使っているマシンは、MacBook Proの15インチ(Early 2015という世代らしい)なのだが、つねづね表示能力と記録能力を強化したいと考えていた。

 特にストレージは、Mac本体に内蔵のSSDが128GBと貧弱なので、大容量の外付けハードディスクを買おうと思っていたところだ。そうしたら、知り合い(編注:本連載の筆者である飯岡真志氏)やASCII.jpの編集から「Drobo 5Dtという新しいのが出たので、どうですか?」と勧められた。

 海外メーカーの製品である点にも不安があるとを伝えたのだけれど、「かめよんさん、ASCII.jpの記事読んでませんね!」と怒られてしまった(はい、読んでませんでした)。
Droboのサポート体制のしっかり度をプリンストンで確認!

 日本国内ではプリンストン(この会社名は知っている)がDroboの代理店となっていて、しっかりしたサポート体制を確立しているらしい。これを聞いて一安心。

デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
ふだんから使ってるMacとタブレットに、Drobo 5Dtと4Kディスプレイを追加!


 

(次ページ、「とりま、「Drobo 5Dt」を箱から出してみる」に続く)

とりま、箱から出してみる

 さっそく、Drobo 5Dtを取り出してみようと持ち上げてみた。外箱は思ったより軽い。開けてみると、「Welcome to the world of...」と書かれている箱が目に入る。こちらの箱には、ケーブルとマニュアル、シールが入っていた。Droboのロゴのシールが入ってるのを見ると、Macっぽいなあと思う。

 付属品が入った箱をどけると、その下からぐっとコンパクトなDrobo 5Dtがお目見えする。不織布っぽい素材の手提げバックに入っているのは、良い感じだ。一時期女性向け雑誌が付録にエコバッグをつけるのが流行っていたけど(そしてずいぶん買ってしまったけど)、それよりも高級感がある。

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手提げ袋入りDrobo 5Dt

クイックセットアップガイドは無視ですか?!

 技術系雑誌の某編集部では、新しい機器の説明書はちゃんと読むようにと強く教わっていた。説明書を読まずに使おうとして、うまく動かせなかったり、時には壊してしまい「クラッシャー」という不名誉なあだ名をいただいたこともあったりするからだ。

 それでも、数10ページの厚いマニュアルを読むのはめんどうだなあと思っていたのだが、Drobo 5DtのマニュアルぽいものはA4のシート1枚だけ。「クイックセットアップガイド」と書いてある。しかも日本語だ。海外メーカーなので、英語マニュアルかなあと思っていたのだが。ありがとうプリンストン! 自分自身も含めて、英語の苦手なデザイナーが周囲にたくさんいたので、こういうところは本当に助かる。

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クイックセットアップガイドは日本語化されているが...

 クイックセットアップガイドによれば、買ってきたDrobo 5Dtを使えるようにするまでには5つのステップが必要とある。さっそく最初のステップ、「Drobo Dashboardのダウンロード」から始めた。


 

(次ページ、「Drobo 5Dtをセットアップ」に続く)

Drobo 5Dtをセットアップ

 以下、サイトで表示される画面に従って、Drobo 5Dtのセットアップを進めていった。

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クイックセットアップガイドに記載のURL(http://www.drobo.com/start/)をWebブラウザーのアドレスバーに入力すると、「Setup Your Drobo」と書かれたページが表示される。選択できる言語は、現状では英語だけ
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次のページ「Select your Drobo」でセットアップするDroboを選択する。今回はDrobo 5D/5Dtを選ぶ
デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
「Drobo Migration」は、以前からのDroboユーザーが5Dtに買い替える場合、HDDそのままに機種アップグレードできるという機能らしい。初めて買ったユーザーなので「No」を選択
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「Insert Drives」には、HDDを挿入する方法がアニGIF画像で載っている。内容を把握できたら「Next」をクリック(以下同)

 Drobo 5DtにはHDDスロットが5つあり、つまり5台のHDDを搭載できる。とはいえ、当初はそこまで必要はなさそう。できればHDDは安く済むと嬉しいなあと思っていたのだが、「とりあえずHDDは小容量のでも可」とのことだったので、ひとまず1TBのHDDを2台導入した。あとからでも、必要に応じてHDDを自由に追加できるのがDroboの魅力だ。

 それじゃHDDを入れようと思ったのだが、最初は前面のパネルの開け方が分からなかった。適当にいじってたら、パネルはマグネットで固定されているので、手前に引けば取り外せることが分かった。このパネルを固定する仕組み、とても気に入った。というのも、取り外したパネルはDrobo 5Dt本体の側面や天面に貼り付けておけば、HDDの追加作業中にパネルを紛失する心配がなくなるからだ。

デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
外した前面パネルは、側面に貼り付けておけばなくならない!

 あんな大きいものは、そう簡単になくならないだろうとお考えかもしれないが、自室でしょっちゅう失せ物を探しをしている身としては、なくさない自信がない!

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オンラインマニュアルに従って、HDDを搭載中
デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
次のページ「Connect Drobo」では、Thunderbolt 2とUSBのケーブルの接続方法がアニメーションGIF画像で載っている
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「Power on the Drobo」では、電源ケーブルのつなぎ方を説明したアニメーションGIF画像が載っており、電源スイッチを入れてから起動が完了するまで数分かかることが説明されている
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「Download Dashboard」では、macOSまたはWindowsのうち、使うほうを選択してクリックする。もちろんここではmacOSのリンゴアイコンを選んだ
デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
「Install Dashboard」では、macOS環境ではDrobo Dashboardインストール後にOSの再起動を促されることが説明されている
デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
次のページ「Initialize Drobo」では、接続したDroboが黄色のアイコンでDrobo Dashboard上に表示されるようすが示されている。初期設定は最大で20分程度かかると書いてあるので、気長に待とう

HDDをフォーマット

 Drobo Dashboard上に見えるアイコンが黄色になっている時、Drobo 5Dt本体もドライブベイ横のLEDが黄色に点灯している。この間に、ファームウェアも自動的に最新版に更新されているとのことだ。全部済んだら、HDDが入っているドライブベイ横のLEDが緑色に点灯した状態になった。

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Drobo 5Dt本体も黄色のLEDが点灯している
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次のページ「Format Drobo」では、Droboをフォーマットする手順が示されている

 フォーマットの手順は、特にユーザーによる選択が必要な項目もないので、画面の指示に従って進めていけば良い。これが済めば、Drobo 5Dtのセットアップは完了だ。無事にFinder上にDroboのアイコンが現れたのを見て、目頭が熱くなった。よく頑張った自分!


 

(次ページ、「何はなくともTime Machine」に続く)

何はなくともTime Machine

 macOSのデータバックアップ機能「Time Machine」は、“データが命”のデザイナーにとって必須の機能だと思っている。なのでDrobo 5Dtのセットアップが完了したら、真っ先にTime Machine用の記録領域に使うための設定を行った。

 特になんの疑問も持たずに、macOSの「システム環境設定」以下にあるTime Machineを開いたのだが、後で聞いたらこの手順は正しくないらしい。実際、macOS側からTime Machineの設定を行うと、Time Machineのデータ以外が置けなくなってしまう。

デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
OS側からTime Machineの設定を行うのは間違い

 正しい手順は、Drobo Dashboardから左側に表示されている「ボリューム」という項目を開き、右下の「バックアップ/Time Machineボリュームを有効化」ボタンをクリックするところから始まる。こちらの手順を踏むと、データ保存領域とTime Machineバックアップ領域の両方を作ることができる。

 ダイアログが表示されるので、ボリューム名だけ決めてあげれば良い。サイズについては、推奨される値(バックアップの対象となるドライブの2倍)が最初から入っているので、そのままにしておき、OK<3808>ボタンをクリックすれば良い。

デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
Time Machineの設定は、Drobo Dashboardの「ボリューム」から
デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
バックアップボリューム名だけ決めてあげる。サイズはデフォルトのままで良い

 あとは自動的に設定が行われて、Drobo 5Dtの再起動がかかり、起動したところでバックアップも自動的に開始される。

 余談だけど、Drobo 5Dtの再起動がかかる際に「カチッ」という音がするのだけれど、これがHDDが不調の時に発する音に聞こえて、ちょっとびびった。デザイナーにとって、HDDの破滅の音はトラウマものなのだ。

Thunderboltはデイジーチェーンも可

 MacBook ProはThunderbolt 2のポートが2つあるので、とりあえず各ポートにDrobo 5Dtとディスプレイを接続して使っている。だがDrobo 5Dtの背面にもThunderbolt 2のコネクターが2つあるので、

MacBook Pro-Drobo 5Dt-4Kディスプレイ

といったデイジーチェーンにもできるそうだ(デイジーチェーンという言葉を聞くと、SCSIを思い出してしまうのは「デザイナーあるある」だろう)。Macのコネクター周辺をすっきりさせるために、デイジーチェーンにしておくのもありだと思う。

デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
広々とした画面と余裕のストレージで、作業も捗りまくり!


 

(次ページ、「容量が足りなくなってきた! けどノープロブレム」に続く)

容量が足りなくなってきた! けどノープロブレム

 内蔵SSDと比べると、Drobo 5Dtの空き容量は広大だ。Finder上でDrobo 5Dtの空き容量を確認しようとすると、70TBとか見たことのないような大きい数字になっている。

 これは別に故障とかではなく、Droboのように実際に使える容量が変化するストレージ機器ならではの仕組みだそうだ。実際の空き容量を知りたければ、Drobo Dashboardを見れば良いし、ざっくりとした使用状況であれば、Drobo 5Dt本体下部に並ぶ青色LEDで分かるようになっている。

 青色のLEDは全部で10個並んでいて、使用量が増えていくと1つずつ点灯していくようになっているので、青いLED 1つにつきだいたい10%くらい使用したということになる。

 うちのDrobo 5Dtには最初1TB HDDを2台搭載したのだが、Drobo Dashboard上で見ると記録できる容量は約811GBになっている。1TB x 2 = 2TBから減少した分の容量でデータ保護が行われているということらしい。

デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
空き容量を見ようとしたら約70TB!?
デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
1TB HDDを2台搭載した状態で、使える容量は約811GBと出ている

 調子に乗って、Drobo 5Dtにデータを追加していったら、突然ドライブベイ横のLEDが1つ黄色に点灯した。信号<6741>でも黄色は注意であり、何かやばいかも? と思わせる。Drobo Dashboardを開くと、

「Droboはわずかな保護容量で実行中です。黄色のランプで示される空のスロットに新規ハードドライブを挿入してください。」

というメッセージが表示されていた。どうやら空き容量が不足してきたらしい。

デザイナーにもオススメ! Drobo 5Dt
Drobo 5Dt本体のLEDが黄色く点灯! 要するにHDDが足りないということだ

 慌ててもう1台1TB HDDを通販で手配した。普通のパソコンにHDDを接続する際には、当然電源を落としてから行うが、Droboでは稼働したままで構わないとの事。

 ちょっとドキドキしながら、届いたHDDをDrobo 5Dtに挿してみた。すると、黄色く点灯していたLEDが緑色に変わり、たくさん点灯していた青色LEDも点灯する個数が減っていた。Drobo Dashboardを見たら、全体の容量が約811GBから1.65TBに変わっていた。特に追加の設定もなく、HDDを挿しただけで容量が増えるのは世話いらずで助かる。なんだか、Drobo 5Dtがとてもカワイイやつに見えてきた。

 購入してそれほど間がないため、都合良くHDDが故障するといったトラブルが起きたりはしなかったが、DroboシリーズはHDDが1台壊れても、HDDを追加することで引き続きデータは保護されるそうだ。またHDDを追加していってドライブが全部埋まった後でも、小容量のHDDをより大容量のHDDに交換することで実際に記録できる容量を増やしていける。Finderで表示されるように、約70TBまではいけるそうだから、ずいぶんと先の話だ。

デザイナー的Drobo使用感

 短期間だがDrobo 5Dtを使ってみて、感じたのは「Drobo関連で何かする時はとりあえずDrobo Dashboard」ということだ。

 空き容量を確認するのも、Time Machineの設定するのもDrobo Dashboardからだ。実際には、空き容量などはいちいち気にしたりせず、Drobo本体前面の青いLEDでざっくりと把握しておくくらいのほうが良いだろう。そして、いつもとは異なる感じにLEDが点灯したら、Drobo Dashboardで何が起きているのかを確認する。

 難しい話はナシに、これくらいのゆるい使い方でも、きちんとデータが保護されているというのが、Drobo 5Dtの良いところだ。

(提供:プリンストン)

アスキー
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    最終更新: 10月27日(木)11時00分

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