ギミックがおもしろい! スカーゲン「アナログ針スマートウォッチ」に惚れた

アスキー 11月01日(火)09時00分配信
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IFAで展示されていたスカーゲン(SKAGEN)のハイブリッドスマートウォッチ「HAGEN」

スマートウォッチに否定的だった筆者が、
スカーゲンのハイブリッドスマートウォッチに一目惚れ

 いわゆるスマートウォッチが登場してから数年が経過していますが、実は自腹で一度も買ったことはありません。もちろん発表会でチェックしたり、レビュー記事のためメーカーから借りて使ってはいますが、その体験から個人的に「不便だなぁ」と思う点をいくつか感じているからです。

 まずひとつは「バッテリーがもたない」こと。たいていのスマートウォッチは実働時間が長くても2日弱。毎日充電しないと翌日にはバッテリー切れということに。やはり腕時計はつけっぱなしにしておくことも多いので、こまめな充電はめんどうです。

 次に「充電端子が特殊形状のものが多い」こと。自分は旅行が好きで家を空けて出かけることも多々あるので、そのために専用の充電ケーブルを持ち歩かなければならないのが億劫。

 もう一点は「小さなディスプレーで情報とかみない」ということ。自分はスマホのヘビーユーザーなので、基本的にスマホは肌身離さず持っています。なのでスマートウォッチであれこれチェックするよりも、スマホを見たほうが早い。

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IFAのフォッシルブース

 このようにスマートウォッチに否定的な印象しかなかった筆者ですが、ドイツ・ベルリンで開催されたIFAで、ひとめぼれ的に心を奪われたスマートウォッチが紹介されました。それが今回レポートするスカーゲン(SKAGEN)のハイブリッドスマートウォッチ「HAGEN」です。

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レビューで使用したのはケース素材にチタン<4098>を採用したSKT1104。価格は3万3480円
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シンプルなデザインで一見すると普通のアナログ時計
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一般的なアナログ時計と比べるとやや厚みがある

旅先にケーブルを持って行く必要なし

 いちばん惹かれた点は、HAGENはアナログタイプの腕時計というところ。ディスプレーやタッチパネルではなく、長針と短針を装備した一見すると普通の腕時計です。スマートデバイスの場合、バッテリーをいちばん消費するのがディスプレーです。そのディスプレーを登載していないので、電池交換無しで最長約半年間使用できます。つまりディスプレー搭載タイプのような毎日の充電は不要。旅先にケーブルを持って行く必要もありません。これだけでスマートウォッチを避けていた理由の2つをクリアしています。

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左側面にボタンが3つあり、ここから各種機能を呼び出せる

 ちなみに電池はコイン型の「CR2430」。家電量販店や通信販売からひとつ220円前後で購入可能。交換方法も本体の裏蓋をコインなどで回して外すだけとカンタン。コストも手間もかかりません。毎日充電するよりもよほどカンタンです。

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背面には溝が掘ってあり、コインなどをひっかけて回せるようになっている
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背面カバーを外すと、電池にアクセスでき交換可能
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ベルトも工具なしで外せるので交換がカンタン

着信やメールを受信するとバイブ機能で通知

 液晶ディスプレーを登載していないので、スマートウォッチのように通知内容は見えませんが、スマホと連携する機能はキッチリおさえてあります。さすがにテキストメッセージの表示などはできませんが、専用のアプリ「Skagen Connected」から設定した連絡先から、着信やメールを受信するとバイブ機能で通知してくれます。

 さらにHAGENには、サブアイと呼ばれるインダイヤルを装備。サブアイの左反面は4分割になっていて、それぞれが色分けされています。アプリでは最大6つの連絡先が登録でき、さらにそれぞれにサブアイの色を指定できます。

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サブアイの左半分が4等分され、4色に色分けされているのがポイント
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スマホとはBluetoothで連携させる

 これで例えばブルーに設定した連絡先からメールが届いたときには、バイブとともにサブアイの針がブルーの範囲を指すので、誰から届いたか分かる仕組みになっています。

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マイフレンドとして連絡先を最大6件まで登録できる
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登録した連絡先に対して、サブアイの4色のどれかを指定できる


 最大6件で4色だけだと足りないような気もしますが、筆者としては重要な連絡先というのはそうは多くないのでこれで十分。それに前述のように基本的にはつねにスマホを手にしているので、通知が本当に必要な機会というのはクルマを運転していたり、スマホを見るのがはばかれるような会議中といったケースだけ。これならば、あらゆる通知が転送されるよりは、厳選した相手からのみ通知がくるほうが集中もできます。

 サブアイは通知機能にだけ使われるのでなく、毎日の目標歩数を設定しておけば右半分を使って達成度を表示してくれます。アクティビティトラッキング機能は歩数だけでなく、睡眠時間の計測にも対応。計測したデータはiOSデバイスなら、ヘルスケアと連携できるのも◎です。

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歩数計や睡眠データをスマホでチェック可能

 さらに右側面には3つのボタンを装備していますが、いちばん下のボタンはユーザーが機能を割り当て可能。割り当て可能は「スマートフォンを鳴らす」、「ミュージックコントロール」、「写真を撮影」、「目標のトラッキング」の4つ。

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3つ目のボタンは4つの機能を選んで割り当て可能

 音楽をよく聞くユーザーならミュージックコントロールを選んでおけば、ボタンプッシュで再生/停止、2回押しで次曲へといった操作が可能。写真を撮影なら、リモートシャッターとして利用できます。個人的にはひとり旅も多いので、自撮用にこのリモートシャッターが便利だなと思います。

指定した都市の時刻や日付もわかる

 そのほかギミックのおもしろさにも惹かれています。時刻の設定は連携させたスマホの時刻が反映されますが、「セカンドタイムゾーン」機能を設定しておくと、右側面中央のボタンを押したときに短針と長針が自動で動いて、指定した都市の時刻を表示してくれます。セカンドタイムゾーンに東京の時刻を設定しておけば、海外旅行中は現地の時刻を表示しつつ、ボタンひとつで日本時間がわかるわけです。

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セカンドタイムゾーンには複数の都市が登録でき、どれを表示するか指定する
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セカンドタイムゾーン表示時はサブアイの針が「A」を指す

 ちなみに盤面のいちばん外側に1から31までの数字が記載されており、右側面一番上のボタンを押すと、やはり短針と長針が動いてその日の日付を指し示してくれます。

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文字盤の外周が日付になっており、日付表示時はサブアイの針は「B」を指す

 もちろんデザインも◎。ケース径は42mmで一般的なアナログ時計と比べると厚みはありますが、スマートウォッチとしては薄型。なによりシンプルなデザインでフォーマルにもカジュアルにも似合います。これまで抱いていた不満が解消されており、常用しても良いかなと思わせるスマートウォッチに仕上がっています。


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    最終更新: 11月01日(火)09時00分

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