都内駐車場の空き状況と価格がわかる「Smart Park」を体験してみた

アスキー 2016年11月02日(水)06時30分配信

 駐車場を探す際には、場所と行き方、価格、空き状況などが知りたいところ。大手の駐車場事業者であれば、自社でこれらの情報を検索提供しているが、ユーザーにとって事業者は関係なく、目的地周辺すべての駐車場について知りたいもの。そこで登場したのが「Smart Park」。IoTデバイスとスマホアプリを連携させて、これらのニーズに応えてくれるのだ。

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「Smart Park」があれば、駐車場から歩く距離とコストのバランスを手軽にチェックし、満車を避けられるようになる!

異なる事業者の駐車場の空き情報や料金を横断検索できる

 株式会社SPOTは2014年に創業し、駐車場IoT事業をスタート。そして、2016年10月にiOS版の「Smart Park」をリリースした。「Smart Park」は駐車場の満空情報を検知するセンサーデバイスを利用し、その情報をスマホで閲覧できるサービス。さらに、料金も確認・比較できるのがウリ。都内を車で動くことの多い筆者としては、待望のサービスだ。

 アプリは無料で現在は実証実験中という状況だが、将来は駐車場事業者への送客に対する手数料などでマネタイズする予定だという。「Smart Park」のために、SPOTは2015年6月に1億円の増資を行い、2016年1月からデバイスの開発をスタート。5月に量産スタートと特許出願、6月には2回目の増資で1.6億円を調達している。

 そもそも、駐車場の位置を確認するだけなら、地図アプリやカーナビでも可能だ。そして、駐車場の料金もブラウザーで検索すればわかる。さらに駐車場の満空情報は、大手事業者のアプリやサービスで検索できる。

 その点を「Smart Park」は、複数の情報を横断して検索できるように解決している。

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「Smart Park」アプリをインストール
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最初だけチュートリアルが表示される
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自動車のタイプや駐車場から歩ける範囲などを設定する。後で設定することも可能だ
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現在位置と近くの駐車場が地図上に表示される

料金のシミュレートから駐車場へのナビまで可能

 早速駐車場を検索してみよう。画面左下の現在位置アイコンをタップすれば、自分の位置情報から検索できる。右下の虫眼鏡アイコンをタップすれば表示されている地図の中心位置から検索される。また、左上のメニューボタンから「目的地検索」をタップすることで、行き先の地図を表示可能で、そこから周囲の駐車場を検索できる。あらかじめ設定した検索範囲の中にある駐車場にピンが立つ。

 赤色は満車、緑色は空車、黄色は不明。それぞれのピンをタップすると、駐車場の詳細が確認できる。料金の安いところを探すなら、右上のアイコンをタップ。検索された駐車場の料金ランキングが表示される。筆者としては、この機能がとてもありがたい。

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左上のメニューボタンから「目的地検索」をタップ
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住所で検索する
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千駄ヶ谷周辺の駐車場が表示される
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画面上部のゲージで検索範囲を調整できる
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右上のアイコンをタップすると料金検索ができる
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駐車場が空いている場合、「ここに向かう」でナビ機能を利用できる(画面は別の地域の駐車場)
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向かっている途中に駐車場が満車になったら通知してくれる機能があるので安心。通知をオフにすることもできる

駐車場の満車・空車を判別するIoTデバイス「満空検知センサー」

 駐車場の満車と空車を判別するのは、シンプルなセンサーを搭載したIoTデバイスだ。どの駐車場にもある、満車・空車を表示するLEDサインの点灯状況を確認するシンプルな仕組みとなっている。満車と空車では表示する領域が異なるので、オンオフを検出できる。特に満車の赤色を検出しているわけではなく、あくまでセンサーを装着した場所のLEDのオンオフを見ているだけだという。

 センサーの本体は150×200×60mmのボックス。耐候性樹脂でできており、3G通信機能を備え、アンテナも内蔵する。回線はドコモのMVNOだ。電源は単3のニッケル水素充電池4本で、太陽光発電パネルから充電される。連続稼働は標準3年、最長5年とのこと。

 LEDのオンオフが切り替わると、30~60秒で送信され、アプリで確認できるようになる。

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光センサーがLEDサインに貼り付けられている。写真は空車
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満車になると、センサー部分のLEDが点灯する
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電源は充電池。充電は太陽光発電でまかなう
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センサーの内部写真。シンプルな基板に通信モジュールやアンテナが付けられている
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「Smart Park」を導入している駐車場。センサーはほとんど目立たず、太陽光発電機も手の届かない場所に設置されている
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アプリの駐車場詳細画面で、価格などを確認できる
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単価はもちろん、最大料金も正確だった

 「Smart Park」はすでにハードウェア量産をクリアし、堅実に歩を進めている。この手のサービスに必要なのはとにかく網羅性だ。複数のアプリを使い分けずに済むのが重要なので、なる早の普及を望みたい。ユーザーとしても、目当ての場所の近くにある、安くて空いている駐車場がわかるなら、「Smart Park」を使わない手はない。駐車場事業者としても、送客してもらえるならある程度のコストは負担できるだろう。今後は3~4ヵ月の実験の後、本サービスに移行する予定とのこと。

 都内で駐車場を探すことがあるなら、一度「Smart Park」を試してほしい。手放せなくなること請け合いだ。

アスキー
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    最終更新: 2016年11月02日(水)06時30分

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