多機能センサーでドアの開閉も管理できる「カメラ一発!センサー」を衝動買い!

アスキー 2016年11月09日(水)12時00分配信
T教授
カメラ一発!センサーセットベストバイの「カメラ一発!」と「Z-Waveセンサー」のキッティングモデル。買ってすぐ子供や高齢者の監視じゃない優しい見守りに使える

 過去、何度かにわたって自宅の駐車場や自室、ペットなどを地球上のどこにいても、いつでも自由にモニターできるいくつかのインターネットカメラを本連載で紹介してきた。おかげで自宅には現在も4台のインターネットカメラが稼働中だ。

 今回紹介する「カメラ一発!センサー」は、従来、音や振動、映像の変化を検知してパソコンやスマホに何らかの情報を送信していたインターネットカメラが、子機として「Z-Wave」(低消費電力の無線技術。欧米で普及)対応の各種センサーを従えてより柔軟で細かな管理ができるように成長した製品だ。

 筆者の購入したモデルは、Z-Wave対応の「カメラ一発!」(CS-W72Z)と、4種類のセンサー(ドア/窓の開閉、温度、湿度、照度)を常時管理し、カメラ一発!に、業界標準のZ-Waveを使って送信する「4in1センサー for カメラ一発!」(ZD2201JP-5-P)の同梱モデルだ。

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筆者宅で3年間ノントラブルで活躍中の初代のパンチルカメラ「CS-W70HD」

 近くこの先進モデルで、筆者宅で3年以上頑張っている初代のパンチルカメラ「CS-W70HD」を置き換える予定だ。

センサーモジュール付きの見守りカメラ
「4in1センサー for カメラ一発!」

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キッティングモデルなので茶箱でデリバリーされてくる
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中身の1つはベストバイのパンチル対応の最新機「カメラ一発!」
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もう1つは、「4in1センサー for カメラ一発!」。ドアや窓の開閉検知以外に、温度、照度、湿度を測定するセンサーが入っている

 まずはカメラ一発!本体の同梱物を紹介しよう。基本構成は3年前のCS-W70HDと同様で、本体とACアダプター、壁面固定のブラケット関連、イーサネットケーブル、取説だ。

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「カメラ一発!」(CS-W72Z)の同梱物は壁面・天井取付キットを含んだシンプルな構成
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本体前面。昼間用と夜間用の2つのカメラを装備している
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背面には有線LANとAC端子がある
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SDメモリーカードはてっぺんから挿入する

 本体はコップのような外殻に囲まれ、中央に球体のカメラ部分があり、カメラは上下に130度動く(仰角90度、俯角40度)。また、本体の台座より上の部分が正面を基準にして左右に各170度回転し、340度の守備範囲が視界となる。

 死角は真後ろのわずか20度だけとなる。これだけの範囲を遠隔からスマホでコントロールしてモニターすることが可能だ。

 レンズは昼間用と夜間用の2基を搭載、光センサーによる自動切り替えで、昼でも夜でも被写対象を確実に捉えることが可能だ。

 背面にはACジャックとイーサネットポートも備えており、Wi-Fi以外にイーサネットケーブルによるルーター接続も可能となっている。

 外部記録メディアは本体球体部分の頂点にあり、最大32GBまでのmicroSDカードが利用できる。

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付属の専用ブラケットで天井および壁面に取り付けることもできる
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一般的な三脚穴も底部にあるので、カメラ用の三脚を使って自立させることもできる

 L字型のブラケットを使用して壁面や天井から逆さ位置での固定もできる。また底面には標準的なカメラ三脚のネジ穴もあるので、お好みの三脚を使って固定することも可能だ。

 何と言っても「カメラ一発!センサー」の最大のアドバンテージは、業界標準であるZ-Wave対応の各種センサーを利用してカメラ一発!の管理下で、さまざまなモニターや、その結果によるアクションなどを設定できることだ。

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「カメラ一発!」(上)と「4in1センサー for カメラ一発!」(下)がZ-Waveで通信して検知結果をインターネット経由でスマホやパソコンに知らせてくれる。下は単4電池の入るセンサー本体(左)とマグネット(右)の合体・分離で信号<6741>を発信する

 今回は、キットの「4in1センサー for カメラ一発!」を使用して、子供の帰宅やひとり暮らしの高齢者の方の生活モニターを実践してみようと考えてみた。

まずはセンサーをセットアップ!

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「4in1センサー for カメラ一発!」の中身はセンサー本体と単4電池が2本。形状の異なるマグネットが2種類、マグネット固定のブラケットやネジ、両面テープが入っている

 センサーキットには単4電池2個を内蔵する本体と、マグネットが2種類入っており、薄いマグネット(平面タイプ)は、本体センサーと組み合わせて引き戸の開閉を検知するために使用すると便利なものだ。

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一般的なドアや冷蔵庫のドアにはこの組み合わせで利用すると便利
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引き違い戸などに防犯目的で取り付けるのはこの組み合わせ。マグネット中央の線はセンサー本体との位置合わせのための目安
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実際に筆者宅の出窓に取り付けた時の様子。もし侵入者がいれば、マグネットがセンサー本体から離れ、それを検知したセンサー本体は親機である「カメラ一発!」に異常を知らせてくれる
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センサー本体は単4電池2個で半年ほど動作し、マグネット(2種類同梱)との組み合わせでドアや窓の開閉を検知する。ほかに、温度、湿度、照度のセンサーも内蔵している

 一般的な玄関ドアや冷蔵庫の扉などのような開閉検知はプラスティック製のかまぼこ型マグネットを利用すれば便利だろう。

 本体やマグネットを固定するための両面テープやネジ、ブラケットなども入っているので、工具さえあればほかには何もいらない。

 今回筆者宅ではこのセンサー本体と標準的なマグネットで冷蔵庫の開閉を検知してその検知をスマホで受信して高齢者や子供の行動を遠隔でも知ることができるように設定してみた。

 まずは、カメラ部分とZ-Waveコントローラーの入ったカメラ一発!センサーを自宅のネットワーク環境に組み込む。

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赤外線LEDのすぐ下にあるWPSボタンを押して、続いてルーター側のWPSボタンを押して自動接続させることが一番簡単だ。時にルーターWPSとの相性で接続できない場合もあるが2~3回はトライしてみることが必要だ

 基本的にはカメラ本体のWPSボタンとWi-Fiルーター側のWPSボタンを押して接続を行なう。しかし、相性などの問題でうまく接続できない場合は、「スマートセットアップ」という手段も用意されている。

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WPS方式でルーターとの接続が不可能な場合は、「カメラ一発!センサー」アプリを導入して、既存のルーターのパスワードをアプリ上から入力してQRコードを表示させて「カメラ一発!」で読ませることでルーターと接続させることができる

 専用アプリの「カメラ一発!センサー」をダウンロード、導入、起動して、スマホの画面上から自宅のWi-Fiルーターのパスワードを入力し、QRコードに表示変換されたスマホの画面をWPSボタンを押したカメラ本体にかざすことで設定できる。

 まれに、これでもダメな場合もあるが、そんな場合はイーサネットケーブルでカメラとWi-Fiルーターを接続した後、カメラ一発!センサーアプリでWi-Fiルーターを探して設定すれば、問題なく無線設定もできる。

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「カメラ一発!センサー」アプリはAndroid用とiOS用の両方が用意されている
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アプリ起動の最初に「カメラ一発!」(カメラ機能搭載のZ-Waveコントローラー)の設置場所を名前を付けて登録する

 自宅のWi-Fiルーターとカメラが接続できたら、今度はカメラの映像をスマホを使って遠隔から見るためにアプリを起動。

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「カメラ一発!」のアプリへの2番めの仕事は、本体底面のカメラIDと初期デフォルトパスワードを入力してカメラを登録することだ
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登録が完了するとアプリの画面はルームに「1」が入った状態になる。Z-Wave機能のない従来のカメラ一発!を2番めのカメラとして登録すると、左端のカメラが「0」から「1」に変わる

 “カメラ機能内蔵のZ-Waveコントローラー”を設置する場所(ホーム名:筆者の場合は「T教授宅」とした)を設定入力し、続いてカメラ本体の底に書かれている“カメラID”とデフォルトの初期パスワードである「ipcam」をアプリから入力して、スマホからカメラのとらえている映像が見えるか確認してみよう。

 そして忘れないうちに、初期パスワードはすぐに変更しておこう。カメラの設置場所が想像できるようなお好みのアイコン写真などを登録するとリアリティーが増してより楽しくなってくる。

 ここまで設定すると、アプリの画面はカメラ機能内蔵のコントローラーを置いた場所を中心に、「カメラ」「デバイス」「ルーム」「シーン」という4つの要素が並んで表示される。

 ルームは、カメラ機能内蔵のZ-Waveセンサーコントローラーのある場所だと考えれば話を理解しやすい。

 カメラの要素には、Z-Wave機能のない従来の“カメラ一発!”も登録、管理、モニターが可能だ。

 デバイスは今回新登場のZ-Waveセンサーを登録すればその総数が表示される。接続できるセンサーデバイスの数は全部で20台だ。そして本体であるカメラ一発!センサーと各デバイスの距離は最大で見通し30mだ。

冷蔵庫の開閉を検知する仕組みを試してみた

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続いて今回の製品の目玉機能である“デバイスの追加”を行なってみよう
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デバイスの追加は、センサー本体の背面フタを開けたまま、プログラムスイッチを押し、センサー本体を「カメラ一発!」のすぐ近くに放置するだけ。しばらく待てば接続報告がスマホアプリ上に表示される

 では早速、今回の「4in1センサー for カメラ一発!」を追加登録をしてみよう。登録の仕方は極めて簡単だ。

 親機となる“カメラ一発!”のすぐそばで、単4乾電池を2本入れた“4in1センサー”の短側面にある「プログラムスイッチ」を指先で押して放置しておくだけだ。

 何度かトライが必要な場合もあるが、無事登録されるとアプリを実行中のスマホの画面に登録が終了したことが表示される。

 続いて、センサーによって何らかの検知があった場合、それをトリガーにしてどのようなアクションを起こすかを設定しよう。

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デバイスが登録されたら、デバイスの異変検知があった場合の振る舞いを“シーン”として登録する。「IF」「THEN」「WHEN」の3項目をメニューから選択してゆくだけで、簡単にプロシジャーが自動で作られる
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シーンが登録されるとアプリのメイン画面はこのような表示に変化する

 アプリ上ではその手順のことを「シーン」と呼んでいる。インターネットでアプリ間を連携する「IFTTT」と似たような考え方だ。

 わかりやすい例で言えば、冷蔵庫の扉が開けられたらブザーを鳴らすとか、ライトが光るとかだと思えばいい。

 今回は「4in1センサー for カメラ一発!」が取り付けられた冷蔵庫の扉が開けられたら、その瞬間にそのことをメールで指定したアドレスに送ってくれるように設定してみたい。シーンで設定できる項目は、「IF」「THEN」「WHEN」の全部で3つ。

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筆者宅の冷蔵庫にセンサー本体とマグネットを両面テープで貼り付けて開閉してみた

 今回の例では、冷蔵庫のドアが開けられて、冷蔵庫本体に取り付けられたセンサー本体とドアに貼ったマグネットの距離が離れたら……というのがIF。

 そして、その事象が起こったら、指定したメールアドレスに即座に連絡する……というのがTHEN。

 そして最後は、その検知や連絡をいつやるか、いつまでやるか……というのがWHENで設定する。今回は「24/7」という設定で、これの意味するところは“7Days a Week”、つまり24時間常時だ。

 この設定で、高齢者の方や子供がいつ冷蔵庫を開けても、そのアクションの連絡が指定したメールアドレスに、その時のカメラが捕らえた撮影映像添付で送られてくる。

 実際にデバイスを登録し、シーンを設定登録した後、スマホ上のアプリの表示はデバイスとシーンのカウントがアップしている。

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冷蔵庫の扉を開いてセンサー本体とマグネットの距離が15mm以上離れると、センサー本体が検知をZ-Waveを使って親機である「カメラ一発!」に送信する

 早速、自宅の冷蔵庫にセンサー本体とマグネットを両面テープで貼り付けてみた。冷蔵庫の扉が開かれてセンサー本体とマグネットの距離が15mm以上開くと、センサー本体側のLEDインジケーターが点滅し、データを親機であるカメラ一発!に送信しているのがわかる。

T教授
お知らせを「ON」にしていればまず通知が来て、シーンで設定した通りに、筆者のメアド宛にメールが送信される
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実際に送られてきたメールには、家族が冷蔵庫を使っていた写真が添付されていた

 “カメラ一発!センサー”アプリからのお知らせ機能をオンにしておけば、即座にセンサーの検知結果が画面に表示され、しばらくすると登録したメールアドレスに冷蔵庫が開けられたことを知らせる写真添付のメールが届く。

 メールに添付されている写真を見れば、多少の時差はあるが、筆者宅のキッチンで家族がまだ冷蔵庫の近辺にいるのがわかる。

さまざまなストレージに対応
タイムラプス撮影もできる!

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スマホ側のアプリ上には、ドア開閉の検知以外にも、センサー本体のある環境の温度、明るさ、湿度がリアルタイムで表示される

 “4in1センサー for カメラ一発!”にはドアや窓の開閉検知以外に、温度、照度、湿度を測定するセンサーも入っている。同じアプリ上で、遠隔地のスマホからこれらの環境データをリアルタイムで知ることができる。

 知らされた室温や湿度を見て、一人住まいの高齢者や留守番の子供に、クーラーを入れるように、アプリの中から話しかけたり、スマホを使って普通に電話することもできるだろう。

 いずれは、それも別のセンサーの働きでリモコンを遠隔操作して、最適温度にすることも対応可能だろうが、親子の会話はそれよりも大事だと思うので、本当はそこそこの自動化が素晴らしいのかもしれない。

T教授
「カメラ一発!」の録画・再生はさまざまなストレージを選択実施可能だ。「ローカル」はスマホに録画、「SDカード録画」は「カメラ一発!」に内蔵されたmicroSDメモリーカードに録画する。「Dropbox」はクラウドストレージに録画され、「NAS」は同じネットワーク上に用意したハードディスクに保存する
T教授
筆者はDropboxを1TB契約しているので、迷わずDropboxに動画を保管している。保存フォーマットはH.264とG.711音声をコンテナに入れた独自フォーマットだが、アプリからはもちろん見ることができる。映像だけなら、VLCアプリなどを利用すれば、Dropboxの保存フォルダーに直接アクセスして見ることも可能だ
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筆者はWestern Digitalの3TBのマイクラウドを使っているので、撮影動画をそこに保存することも可能だ

 センサーの配置とシーンの設定をいろいろ工夫すれば、不用意に玄関のドアが開いたり、窓が開けられたりしたら、カメラ一発!本体に収納されたブザー(警報音)を鳴らして威嚇したり、同時にSDメモリーカードに録画したりも可能だ。内蔵SDメモリーカードだけではなく、DropBoxや自宅ネットワークに接続されたNASに録画したりすることもできる。

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動画や静止画を自由に撮影保管できる「カメラ一発!」だが最高に楽しいのはタイムラプス録画だ。SDメモリーカードを使えるので常時録画もおすすめだ

 録画の中でも極めて楽しいのは、SDメモリーカードに録画できる「タイムラプス映像」だろう。インターバルやフレームレートも自由に設定できる。

センサーによる“優しい見守り”が可能に!

T教授
「カメラ一発!センサー」は「4in1センサー for カメラ一発!」の検知した変化をZ-Waveを使って親機である「カメラ一発!」に伝達する。「カメラ一発!」はあらかじめ決められたシーンに従いWi-Fiルーターを経由して、インターネット上のユーザーのスマホにその変化を報告する。Z-Waveセンサーとの連携は、今までのネットワークカメラでは決してできなかったことを実現してくれそうだ

 今回の「カメラ一発!センサー」の登場でインターネットカメラの世界はまた一歩大きく進化した。

 以前のカメラ一発!やスマカメの登場は、従来はほとんど専門の知識のある人しか使えなかったインターネットカメラを、ペット愛好家や留守の時のお店や自宅のガレージ付近などを見たかったごく普通の人にも扱える商品に変えた。

 筆者もそうだったが、高齢の親を故郷に残して都会で働かざるをえない人も多い。見守りカメラと言えば聞こえはいいが、一歩間違うと監視との区別や切り分けは難しいことが多い。

 カメラ一発!センサーなら、カメラを見守りに使わなくても、子機として活躍してくれる4in1センサー for カメラ一発!による“気配を感じる非直接的な優しい見守り”が可能だろう。

アスキー
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    最終更新: 2016年11月09日(水)12時00分

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