HP Pavilion Wave 600 - リビングに溶け込む! 上質デザインの新コンセプトPC

アスキー 2016年11月18日(金)10時00分配信
HP Pavilion Wave 600 - リビングに溶け込む! 上質デザインの新コンセプトPC

 日本HPから新しいコンセプトの小型デスクトップPC「HP Pavilion Wave 600」シリーズが登場した。三角柱という珍しい形状の筐体を採用し、外装にファブリック素材を使用するなど、パッと見はPCに見えない洗練されたデザインが特徴になっている。

HP Pavilion Wave 600 - リビングに溶け込む! 上質デザインの新コンセプトPC
日本HPの「HP Pavilion Wave 600-a072jp」と23.8型外付けディスプレイ「HP 24er」

 見た目だけでなく性能の高さもポイントで、最新のCore iプロセッサーやディスクリートグラフィックスのAMD Radeo R9 シリーズを搭載(モデルや構成によって異なる)。さらには、360度に音が広がる高品位スピーカーも内蔵している。今回は、その実機と日本HPの極薄&狭額23.8型外付けディスプレイ「HP 24er」の組み合わせを試すことができたので、実際の使い勝手やパフォーマンスなどを紹介していこう。

HP Pavilion Wave 600 - リビングに溶け込む! 上質なデザインの新コンセプトPC

“見せる”ために机の上に置きたくなるデザイン

 「HP Pavilion Wave 600」シリーズは、ディスプレイが外付けになる、いわゆるセパレートタイプのデスクトップPCだ。しかし、その筐体は従来のデスクトップPCとは一線を画するデザインになっており、パッと見はPCというよりも高級オーディオ機器に近い。特にその形状は印象的で、角に丸みのついた三角柱になっている(日本HPでは「トライアングラーフォーム」と呼んでいる)。また、外装にファブリック素材が採用されており、プラスチックや金属とはひと味違う存在感を放っている。

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「HP Pavilion Wave 600-a072jp」と付属のワイヤレスキーボードおよびマウス
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天面と底面。丸みを帯びた三角形になっている

 筐体のサイズは、約幅174×奥行き169×高さ259mmとなっており、デスクトップPCとしてはかなりコンパクトだ。しかも独特な三角柱の形状のため、数値からイメージするよりもずっと省スペースで、机のコーナーのようなちょっとした隙間などにも設置しやすい。

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Blu-rayディスクのトールケースと比較したところ。デスクトップPCとしてはかなりコンパクトなのがわかる
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ACアダプタと本体を並べたところ。一般的なノートPCに比べるとACアダプタは少し大きめ

 ちなみに設置時は、三角柱の側面のひとつが本体のフロントに、三角柱の角が本体背面になる。そのため、本体奥側は四角いPCに比べて場所の余裕が生まれやすく、有線接続の周辺機器の取り回しもよい。特に小さめの周辺機器は本体の影になる場所に隠れるように置いておけるので机周りがスッキリする。

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本体前面には、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポートとUSB 3.0端子が装備されている

 また背面にはメモリーカードスロット、USB 3.1 Type-C端子、USB 3.0端子×2、LAN、DisplayPort端子、HDMI端子が、本体前面にはヘッドホン出力・マイク入力兼用端子とUSB 3.0端子が装備されており、コンパクトな本体にもかかわらずインターフェースは充実している。

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本体背面にはメモリーカードスロット、USB 3.1 Type-C端子、USB 3.0端子×2、有線LAN(1000BASE-T)端子、DisplayPort端子、HDMI端子などが搭載されている

 外装のファブリック素材は、黒白のツイード風で手触りがよく、非常に高級感のある仕上がりになっている。布なのでプラスチックや金属などと違ってホコリや指紋が目立たないのも好印象だ。織り目を見ると密度があって耐久性はかなり高そうなので、長期にわたって安心して使用できそう。何より、書斎やリビングなど、どの部屋に置いても周囲のインテリアにしっくり溶け込み、違和感を覚えないのがうれしい。

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黒白のツイード風ファブリック素材。上質な手触りが印象的だ
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利用シーンを広げる、最大7Wの55mm口径スピーカー

 「HP Pavilion Wave 600」前面のロゴを見て推測できるように、本機には、高級オーディオメーカーBang & Olufsenとの共同開発によるサウンドシステムが搭載されており、豊かで臨場感あふれるサウンドを実現している。

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本体前面にはBang & Olufsenのロゴがあしらわれている

 「HP Pavilion Wave 600」本体には55mm口径、最大7Wのスピーカーが内蔵されている。一般的なノートPCが1~2W程度なので3倍近いワット数となり、ちょっとした外付けスピーカー並みの音を出すことが可能。このスピーカーは、天板のパラボリックリフレクターのちょうど真下に配置されており、音が通気口を兼ねたスリットからパラボリックリフレクターを経由して360度に拡散する仕組みになっている。

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天板のパラボリックリフレクター部分。スリット部は通気口も兼ねており、本体稼働時はあたたかい空気が排出される

 実際に普段使用している机の上に設置して音楽を再生してみたが、机の前の椅子に座っているときも、ちょっと離れたソファでリラックスしているときも、同じような音場で楽曲を聴くことができた。PCとの間に音を遮る障害物がなければ、部屋のどの場所からでも迫力あるサウンドを楽しめそうだ。

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実際に机の上に設置してさまざまなコンテンツを再生してみたが、音が360度に広がるため部屋のどの場所からでも満足できるサウンドを楽しめた

 ノートPCの内蔵スピーカーや外付けスピーカーだと、本体の向きや角度などを工夫しないと音が貧弱に聴こえることがある。一方「HP Pavilion Wave 600」のように特別配置を意識しないでもこれだけのクオリティでサウンドを楽しめるのは大きなポイント。PCで作業しているときはもちろんだが、BGMを流してリラックスしたいとき、家族や友人たちと一緒に音楽や動画を楽しみたいときなど、さまざまなシーンで活躍しそうだ。

 個人的には、リビングの大画面テレビに繋いで動画ストリーミングを鑑賞する際に使ってみたいと思った。一般的なPCだと本体の大きさや設置性、内蔵スピーカーの音質、インテリアとの調和など、さまざまなハードルがあってわざわざリビングで使ってみたいとは思わないが、「HP Pavilion Wave 600」なら本体とテレビをHDMIケーブルで接続するだけで気軽に理想に近い視聴環境を構築できる。

 しかもプリインストールされているユーティリティを使えば、音楽や映画などのコンテンツに合わせたサウンドのチューニングも簡単。最近の動画ストリーミングサービスは4Kのコンテンツも少しずつ増えてきており、強力なグラフィックスを備えた本機なら4K動画も快適に楽しめるだろう。動画を楽しみながらTwitterでつぶやいたり友達とチャットしたりといった、テレビやセットトップボックスなどには難しい使い方も簡単に実現することが可能だ。

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プリインストールされているユーティリティの画面。コンテンツに合わせて音質のチューニングが可能。イコライザーも搭載している

ベゼルレスが魅力、23.8型IPSディスプレイ「HP 24er」

 今回「HP Pavilion Wave 600」と一緒に試した外付けディスプレイ「HP 24er」は、フルHDの非光沢IPS液晶パネルを採用した製品。ベゼルレスデザインで23.8インチという画面サイズながら幅539.8mm×奥行き183.6mm×高さ408.9mmというコンパクトさを実現しており、マルチディスプレイ環境を構築するにもぴったり。「HP Pavilion Wave 600」はWQHD(2560×1440ドット)までなら2台のディスプレイに同時出力ができるので、片方のディスプレイでフルスクリーン動画再生しながら、もう片方でWeb検索するなどの使い方も実現可能だ。

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外付けディスプレイ「HP 24er」はベゼルレスデザインでとてもコンパクト。HDMIとアナログRGB端子の2系統入力に対応している
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コンパクトでもパフォーマンスは十分

 今回使用した「HP Pavilion Wave 600」は、プロセッサにインテルCore i7-6700T(2.80GHz/最大3.60GHz)を、グラフィックスにAMD Radeon R9 m470を採用した「パフォーマンス(グラフィックス搭載)モデル」。メモリーは8GB(PC4-1700)で、ストレージは128GBのM.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe)と2TBのHDD(7200回転)を搭載している。いったい、どのくらいのパフォーマンスがあるのだろうか。

 そこで、いくつかベンチマークを実行してみることにした。まず、Windowsのシステム評価ツールであるWinSAT.exeを実行してみたところ、次のようになった。

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WinSATの結果

 WinSATはCPU内蔵グラフィックスしか評価できないため、グラフィックスのスコアが低くなっているが、ほかはいずれも8を超えており、非常に高い性能を持っていることがわかる。

CPUの処理性能を計測する「CINEBENCH R15」

 続いて、「CINEBENCH R15」を試してみたところ、CPUのスコアが683cb、OpenGLが97.53fpsだった。「HP Pavilion Wave 600」は、クアッドコアのCore i7やディスクリートグラフィックスを搭載しているだけあって、かなり高いスコアだ。

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CINEBENCH R15の結果

総合的な性能を計測する「PCMark 8」

 次に、「PCMark 8」では、下表のようにスコアが4663となった。

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PCMark 8(HOME ACCELERATED 3.0)の結果

 結果を見るといずれの項目も好成績で、日常的な作業を快適にこなす性能を持っていることがわかる。特にWritingなどの成績がよく、CPUとプライマリストレージのSSDに高速なものを採用しているのが高スコアにつながっていると言えそうだ。

「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測

 そこで次に、「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたところ、下図のようになった。シーケンシャルリードが1000MB/sを軽く超えているなど、SSDとしても非常に高速なタイプであることがわかる。

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CrystalDiskMarkの結果

3D性能を計測する「3DMark」

 さらにグラフィックスの性能を見るため「3DMark」を試してみたところ、次の結果になった。

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3DMarkでは「Sky Diver」が「11322」という高いスコアに

 ミドルレンジPC向けの「SKY DIVER」と「Cloud Gate」がともに10000を超える結果に。CPU内蔵のインテルHDグラフィックス530と比べると、いずれも数倍の高いスコアになっている。「HP Pavilion Wave 600」が搭載するAMD Radeon R9 m470のパフォーマンスの高さがわかる。ある程度負荷の高いゲームもそこそこ快適に楽しめるはずだ。

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」

 そこで、ゲーム系のベンチマークも試してみた。まずドラゴンクエストX ベンチマークソフトでは、次の結果になった。

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ドラゴンクエストX ベンチマークソフトでは、フルHD、最高品質でも「すごく快適」な評価に

いずれもウィンドウモードで実行

 いずれも10000を超えるスコアで「すごく快適」の評価に。ドラゴンクエストXくらいのゲームならストレスを感じることなくプレイできるはずだ。

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FFベンチも快適に動作

 次に「FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編」と「FINAL FANTASY XIV: 蒼天のイシュガルド(DirectX 11)」も試してみた。

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FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編の結果
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FINAL FANTASY XIV: 蒼天のイシュガルドの結果

 GeForce GTX 960Mなどと比べると若干スコアが控えめだが、いずれも高めのスコア。ある程度負荷の高いゲームでも、これならそれなりに快適にプレイできそうだ。

コスパ抜群、個性的かつ使い勝手のいいデスクトップPC

 トライアングラーフォームやファブリック素材、360度にサウンドが広がる高品位スピーカーなどを採用し、従来のデスクトップPCにない特徴を備えた「HP Pavilion Wave 600」。コンパクトながら豊富なインターフェースを搭載しており、大型のハイエンドPCに負けない性能も持ち合わせている。

 直販価格がエントリーモデルで6万4800円(税別)、今回試したパフォーマンス(グラフィックス搭載)モデルでも9万9800円(税別)からとコストパフォーマンスがよいのもうれしいところ。手頃で洗練されたセパレートタイプのデスクトップPCを探しているユーザーや、リビングで動画ストリーミングをよい画質・音質で楽しみたいという人、インテリアにこだわりを持っているPCユーザーには、ぜひ注目してほしい個性的で魅力的な製品だ。

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従来のデスクトップPCにない魅力を数多く備えた「HP Pavilion Wave 600」
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    最終更新: 2016年11月18日(金)10時00分

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