「Microsoft HoloLens」とは? 普通のVRゴーグルと何が違う?

アスキー 11月30日(水)17時30分配信
マイクロソフト、HoloLensの日本向けを発表
Microsoft HoloLens

 日本マイクロソフトが11月29日、「Microsoft HoloLens」のプレオーダーを2016年内に開始すると発表した。

 Microsoft HoloLensは一見するとすでに各メーカーより市場に多くリリースされている「VRゴーグル(VRヘッドマウントディスプレー、VRメガネなどとも)」にも似た形状を取るが、同社による呼称は「自己完結型ホログラフィック コンピューター」とされており、大きく性質の異なるものとなる。大きな3つの特徴を確認してみよう。

1.Mixed Reality(複合現実)がコンセプト

 VRゴーグルは「ゴーグル」と名のついているものの、視界を完全に覆い、「デバイスの内側に搭載されているディスプレーに表示された映像を、まるで現実の風景のように感じられるかのように見せる」という設計意図が一般的だ。

 一方のMicrosoft HoloLensは、写真を見てもわかるように、ゴーグルにあたる部分が半透明な素材でできており、「現実の風景に、映像やコンテンツ、そのほかのオブジェクトが投影されているかのように見える」という仕様になっている。これを同社では「Mixed Reality(複合現実)」と呼んでいる。

2.本体自体がPCになっている

 VRゴーグルは、ホストデバイスとなるPCに接続し、PCから伝送された映像をディスプレーに表示するか、スマートフォンをはめ込んで使用するタイプかのどちらかが多い。いずれもに共通する点は、単体で使用するデバイスではなく、映像を伝送/表示するホスト側のデバイスがあって、はじめて成り立つ機器という点。

 Microsoft HoloLensは、それ自体がPC(と呼ぶのは適切ではないかもしれない)としての機能を持っている。「Windows Holographic」という専用のOSを搭載し、CPU、メモリー、ストレージ、このほか、周辺環境を認識するためのカメラや、加速度センサーなどを本体に搭載する。ウェアラブルデバイスというより、ウェアラブルコンピューターと呼んだ方が性質をよく表現できているかもしれない。

3.業務利用を想定している

 VRゴーグルがゲームや映像コンテンツを楽しむための、どちらかというとエンターテインメント性の強い製品であるのに対し、Microsoft HoloLensは業務での利用を想定しているのも大きな特徴だ。同社では参考事例としてMicrosoft HoloLensの業務上での活用例を紹介しているほか、プレスリリースでは「企業の3次元データの扱い方を変革することで、デザイン、制作、協業、活用において新たな方法を提供する」とも語っている。

 また同社によれば、すでに日本航空<9201>では整備士訓練生や副操縦士を目指す運航乗務員訓練生向けに、HoloLens向けの補助的なトレーニングツールのプロトタイプを開発したという。

 Microsoft HoloLensの国内でのプレオーダーは12月2日。開発者向けの「Microsoft HoloLens Development Edition」が33万3800 円、法人向けの「Microsoft HoloLens Commercial Suite」が55万5800 円だ。同社ではYouTubeに公式のプロモーション映像も公開している。あわせてチェックしてみよう。

アスキー
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    最終更新: 11月30日(水)17時30分

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