ペン型電子辞書「ナゾル」は調べものに集中できる魔法のアイテム

アスキー 2016年11月30日(水)12時00分配信
林連載
ペン型スキャナー辞書「ナゾル」。グレー(BN-NZ1J)が国語モデル、赤(BN-NZ1E)が英和<9857>モデルになる

 電子辞書は、PCやスマホが普及しても一定のシェアを持つ。作業に集中したい場合にちょうどいい、もしくは辞書は辞書であるべきといった考えの人がいるからと思われる。

 また、PCかスマホで調べようとして、気がつけば数時間もの間、関係のないことをしていた経験のある人もいるのではないだろうか。今回チェックするシャープ<6753>のペン型スキャナー辞書「ナゾル」は新手の電子辞書だ。

見た目はただのぶっといペン

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使い方はペンのように持って調べたい文字をなぞるだけ
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電源は単4電池×2

 ナゾルは、国語モデルである「BN-NZ1J」と英和<9857>モデルの「BN-NZ1E」が用意されている(どちらも実売価格は1万4000円前後)。いずれも形状は共通しており、サイズは幅158×奥行36×厚さ21mmで、容器の大きいペンに近い持ち心地だ。

 電源は単4乾電池×2で、電池込みでの重量は約86gになり、使用時間はカタログスペックによると、1日30回の読み取りをした場合で約30日となっている。BN-NZ1JとBN-NZ1Eの違いは、カラーリングと搭載される辞書の違いだけの模様。

 先端部のキャップを外すと、スキャナーを確認できる。先端部はクリアパーツを採用しており、どこをスキャンしているのかがわかりやすい。

 ボタン類を見ると、スキャン/電源ボタンと十字キー、バックキー、決定キーだけ。スキャンする場合はスキャン/電源ボタンを押すだけでスタートできる。

 搭載されている辞書は、BN-NZ1Jが「スーパー大辞林 3.0」(収録項目約26万5000)で、BN-NZ1Eが「グランドコンサイス英和辞典」(収録項目約36万)となっている。

 以上のように収録項目数は多い。ただし、表示の最適化のため、割愛されている部分もあるとのことだが、専用機としては十分なものだろう。

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利き腕の設定が可能
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履歴のチェックもできる

 またスキャンについては、左右関係なく使用でき、BN-NZ1Jは縦書きのスキャンにも対応する。フォントサイズは6~22ポイントまで対応しており、書籍の本文だけでなく、見出しのスキャンも可能だ。

慣熟は必要だが魔法のアイテム感がジワジワくる

 先に記しておくと、調べることが楽しくなる。スキャンする手間は増えてしまうのだが、スマホのスリープを解除することもなく調べられるため、誘惑とのエンカウント率が減り、結果として集中しやすくなった。

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先端部。調べたい文字が隠れている状態にしてからスタート
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平らにしてなぞるといい

 さて、先端部を見てみるとガイドラインがある。これがスキャンする方向と最大フォントサイズを示しており、中央の点線がセンターラインにある。

 スキャンしたいときは、センターラインを意識してなぞっていくと成功しやすい。本の場合(平閉じ)だとノドに近いとどうしても丸みがあるため、最初は小口に寄った場所でスキャンの練習がオススメ。

 なるべく平らにしたほうが精度はよくなるため、ノド付近のワードを検索したいときは、平らにしたほうがいい。ともあれ、まずはまっすぐなぞる練習をしよう。

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複数のワードをスキャンした場合は、十字キーで動かして、それぞれの意味を調べられる

 また、スキャンできるのは単語か四文字熟語がメイン。行をまたぐ単語の場合も、読み取り待機状態のときに十字キーの右を押すと、対応したモードに変更できる。

 いくつかの紙でテストしてみた。上質紙とマットコートはすんなりスキャンできたが、コート紙や光沢紙になると失敗しやすい印象を受けた。

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失敗するときは失敗する

 なぞる速度を落とすことで精度アップはできたが、多少紙は選ぶといった認識がいい。スキャン時間は最大約5秒で、移動距離は10cmほどまで対応している。

 クセとの対話は必須になってしまうのだが、正直なところ魔法のアイテムっぽいからで許せてしまっている。

 また、フォントについては、書籍やチラシでよく目にするフォントをカバーしており、英語はTimes New Roman、Notebook、Arial、Arial Black、Century Gothicなど、日本語はDFP平成明朝体、DFP平成ゴシック体、DFP新細丸ゴシック体、DFP太丸ゴシック体、DFP中楷書体に対応している。

スマホと違って別のことへの誘惑が減るのも長所

 冒頭で述べているようにスマホで検索した場合、ついつい他事にシフトしてしまうことが少なくなる。

 操作に慣れてくると調べるのも楽になるため、読み込みに集中しやすくなるため、その部分もスペックといってもいいかもしれない。

 辞書だけの機能の製品が欲しいと考えているのであれば、ナゾルを店頭で見つけたら実際にスキャンしてみよう。

アスキー
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    最終更新: 2016年11月30日(水)12時00分

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