2016年に登場したさまざまなデジカメで撮った猫

アスキー 2016年12月02日(金)12時00分配信
猫連載
480mm相当の望遠で撮ると背景もボケるし近寄らせてくれない猫もここまでアップで撮れるのだ。外猫なのであまりきれいじゃないけど、そのワイルドな感じがよいのである(2016年10月 パナソニック<6752> LUMIX DMC-FZH1)

 2016年も12月になったわけだが、今年もいろんなデジカメが出た。いわゆる普及型のコンデジはすっかり影を潜めてしまったが、ハイエンド機やミラーレス一眼に注目すべき製品が多かったのである。

 私は仕事柄、さまざまなカメラのレビューを書いてきた。レビュー用の作例撮りに出かけ、その最中に猫に出会うと当然撮るわけである。そんな中からピックアップしてみた。

手ブレ補正内蔵ミラーレス
パナソニック<6752>「DMC-GX7MK2」

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モニターを開いてローアングルで目の前を通る猫の横顔を狙ってみた。見上げると迫力。たくましく生きております。後ろに見える白いふわっとしたのは別の猫(2016年4月 パナソニック<6752> DMC-GX7MK2)

 パナソニック<6752>のチルト式モニターとEVFを持つミラーレス一眼。レンジファインダーカメラ風で、ファインダーが(背面から見て)左上についており、上面がフラットなのが特徴だ。ボディー内手ブレ補正の搭載により気軽に撮れるようになった。

 「Mark II」となった最新機種は前モデルより完成度が上がっててお勧めかも。

自撮りもできるモニターを搭載
キヤノン<7751>「PowerShot G7 X Mark II」

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神社の拝殿で気持ちよさそうにごろごろしてた猫を発見。顔を洗ってる瞬間を狙ってみた。柵があって拝殿に近づけないためか、猫もくつろげたらしい(2016年 9月 キヤノン<7751> PowerShot G7 X Mark II)

 まあ、どのメーカーがどんな型番をつけるかは自由だけれども、コンパクトカメラとミラーレス一眼という違いがあるとはいえ、「GX7 Mark II」と「G7X Mark II」ってのはいささかまぎらわしい。えっと、どっちがどっちだっけ、となること請け合い。

 それはともかく、PowerShot G7 X Mark IIは1型センサーを搭載したコンパクト機。180度回転する自撮り対応のモニターを持つ。望遠には強くないが、モニターを開いて猫目線で撮るのによい。

600mmの高倍率ズーム機
ソニー<6758>「Cyber-shot DSC-RX10M3」

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かなり遠くの岩の上で猫が寝てるのを発見。遠くから望遠で狙ってみた。遠くの猫を起こさずに撮れるのは望遠ならでは。このそっと覗いてる感がまたよいのだ(2016年5月 SONY Cyber-shot RX10M3)

 デカくて高価だけど、600mmF4という驚異の高倍率ズームレンズを持ち、1型センサーだから画質も悪くなく、とにかくデジタル一眼風の大きなボディーに最新技術を詰めこんだ超弩級コンデジだ。モニターがチルトするので猫撮りにもいい。

 10万円超のモデルなのでおいそれとは薦められないが、この望遠性能と動画性能は魅力的。レンズ交換せずに何でも撮りたい人に。

RX10M3対抗の高倍率ズーム機
パナソニック<6752>「LUMIX DMC-FZH1」

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こちらはあまり望遠にはしないで撮った1枚。3匹とも一度におさめたかったのと、回りの様子もちょっと入れたかったから。3匹が揃っていぶかしげな顔でこちらを見つめているのがいい。怪しいヤツがいるぞ気をつけろって顔がちょっとたまらん(2016年10月 パナソニック<6752> LUMIX DMC-FZH1)

 RX10M3のライバルともいえるのが、同じく超弩級なゴツいボディーを持つ「DMC-FZH1」。

 ゴツいけど、480mmF4.5の望遠に強い高倍率ズームレンズを持ち、本格的な動画撮影機能も持つ。冒頭写真もこれで撮った写真。背景もいい感じのボケてくれる。

 レンズ交換せずに何でも撮りたい人向け大型コンデジその2だ。

 重くてかさばりはするけど、これかRX10M3のどちらかがあればほとんどの撮影は済んじゃいそうである。望遠に強いので遠くの猫もそっと撮れるし。

 背面モニターがチルト式でタッチパネル未搭載なのがRX10M3、背面モニターがバリアングル式でタッチパネル搭載なのがFZH1、ということで。

フルサイズセンサー搭載一眼レフ
ペンタックス「K-1」

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さすがフルサイズの一眼レフだけあって基本性能が高い。きれいにボケるし描写もいいし。で、ベランダでくつろいでる猫をその隙間から。高低差がある土地だったのでこの角度から撮れたのである(2016年6月 ペンタックス K-1)

 一眼レフもいろいろと発売されたが、一番ユニークだったのが、ペンタックスのフルサイズ一眼レフ「K-1」。背面モニターがくねくねとフレキシブルに動くのだ。この発想はなかったレベルのユニークさとデジタルならではの多彩な機能と、老舗一眼レフメーカーならではのしっかりした作りが印象的だ。

横長ボディーが特徴的な
シグマ「sd Quattro」

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狭い道の真ん中で猫発見。カメラを向けたら、気配を察して振り向かれた瞬間。前後がきれいにボケているのは、50-100mm F1.8なんていうすごいレンズ(重いけど)のおかげだ(2016年10月 シグマ sd Quattro)

 ミラーレス機も個性的なカメラが続々と登場した。

 筆頭はシグマの「sd Quattro」。独自設計の描写力が高いイメージセンサー、ユニークな横長のデザイン、同社一眼レフ用レンズをそのまま使える設計などかなり面白いカメラである。

 その実力を引き出せるかどうかは難しいところだけれども、引き出せたときの写りは抜群によい。

一眼レフに負けないミラーレス
富士フイルム<4901>「X-T2」

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カメラを縦位置にしてモニターを開いて猫目線で撮影。座ってる猫は縦位置だときれいにおさまるのだ。縦位置猫写真を撮りたいときはこのカメラが欲しくなる(2016年10月 富士フイルム<4901> X-T2)

 各社ともハイエンドのミラーレス機は「もう一眼レフはいらない。これからはミラーレス一眼の時代だ」と言いたげに、思い切り性能を上げてきて、ミラーレス好きとしてはたまらん展開に突入したのである。

 その1つが「X-T2」。

 ファインダーは大きくて見やすいし、背面モニターは通常のチルトに加えて、横にも開く(つまり縦位置ローアングル撮影にも対応する)し、AFが速くなって動体の撮影にも対応できるし、連写も強いし。惜しむらくはタッチパネルに未対応なことだ。

 X-T2らしく縦位置で低い位置から撮った猫写真を。

ミラーレス機の大本命
キヤノン<7751>「EOS M5」

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白い車の上でくつろいでた猫を発見。黄色い目でぎろっとニラまれた。寝たままったら単なる黒いふわふわした固まりでどこが顔だかどっち向いてんだかわからなくなるところであった……それはおおげさだけど(2016年11月 キヤノン<7751> EOS M5)

 いよいよ本格的にミラーレス一眼が、と思えるのはキヤノン<7751>が「EOS M5」を出したから。EOS Mシリーズは数年前からあったけど、今度はとうとう本気を出したぜ、的な気合いの入ったカメラなのである。

 最上位モデルとまではいかないが、ミドルクラスの一眼レフとタメをはれるレベル。小さいのに使い勝手はいいし、ファインダーもチルト式の背面モニターも自在に使える。

 これがヒットしたらいよいよミラーレス一眼の時代がはじまるかも。

 まだまだたくさんカメラは出たしこれからも出るのだがまずはこの辺で。

 猫って、

 遠くからそっと撮りたい→望遠が欲しい

 動いてる猫を撮りたい→高速AFが欲しい

 室内の飼い猫や夜に出会った猫を撮りたい→高感度が欲しい

 ふわっとゆるふわに撮りたい→明るいレンズが欲しい

 と、欲張るほど高性能なカメラが欲しくなる被写体なのだ。ああ恐ろしい。恐ろしい。

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    最終更新: 2016年12月02日(金)12時00分

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