【今月の自作PCレシピ】メインもサブもおまかせな旬の小型PC構成

アスキー 12月03日(土)12時00分配信

 動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みの組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。

【今月の自作PCレシピ】FFXIV:蒼天の快適プレイを目指す!!
※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。

 秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。

Mini-STX規格で幅が広がる小型PC自作

 手のひらサイズのNUCベアボーンと比べて大きくなるが、用途に合わせてCPUを選べるなど、高い汎用性を備えるMini-STX規格。

 PCI Expressスロットは装備していないため、ゲーミングPCやテレビ録画PCといったPCは組めないが、動画や写真の編集を行なえる4コア/8スレッドCPUや高速なM.2 SSDを搭載したハイスペックPCから、メール、ウェブ、オフィスソフトなどがメイン用途のPCまで、さまざまな用途のPCをコンパクトに自作できるとあって、注目を集めている。

 まだまだ、Mini-STX規格に準拠したマザーボードやPCケースは少ないが、ケース、マザーボード、120W ACアダプターがセットになっているMini-STX規格ベアボーンの「DeskMini 110/B/BB」がASRockから発売済み。好みのCPUやストレージを搭載することで、手軽にコンパクトPCを自作できるようになっている。

 今回はそんなASRock「DeskMini 110/B/BB」を使ったパーツ構成をパソコン工房 秋葉原BUYMORE店の猪狩氏にお願いし、メインPCとして十分使える構成を見積もってもらった。

【今月の自作PCレシピ】秋冬の新作ゲームに備える! 最新パーツで組むゲーミングPC
筐体サイズが155(W)x155(D)x80(H)mmとコンパクトな、ASRock「DeskMini 110/B/BB」
【今月の自作PCレシピ】秋冬の新作ゲームに備える! 最新パーツで組むゲーミングPC
2基のDDR4 SO-DIMM(DDR4-2133/最大32GB)スロットや2基のSATA3.0(6Gbps)、1基のPCIe Gen3 x4接続に対応するM.2 Type2280スロットなどを備える
【今月の自作PCレシピ】秋冬の新作ゲームに備える! 最新パーツで組むゲーミングPC
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の名物店員の猪狩氏。豊富な知識で、サクッと要望にあったPCを見積もりしてくれる

省電力版Core i5やM.2 SSDをチョイス

 ASRock「DeskMini 110/B/BB」ベースの猪狩氏チョイスのコンパクトPC構成。写真などの編集系も十分こなせる4コア/4スレッド、最大3.1GHz動作の省電力版「Core i5-6500T」や高速なリード・ライトパフォーマンスを備えつつ、手ごろな価格になっているインテル製M.2 SSD「600p」&写真や動画などのユーザーデータをたっぷり保存できる1TB HDDなど、メインPCとして快適に使える構成になっている。

【今月の自作PCレシピ】秋冬の新作ゲームに備える! 最新パーツで組むゲーミングPC
猪狩氏が選んだASRock「DeskMini 110/B/BB」ベースのPC構成

※価格は11月28日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

 猪狩氏が選んだASRock「DeskMini 110/B/BB」ベースの構成で、最大のポイントと言えるのは、M.2 SSDをチョイスしている点だろう。発熱が気になるところだが、猪狩氏によると「DeskMini 110/B/BBと600pの組み合わせは、複数の方にオススメして販売していますが、とくに問題は出ていないですよ」とのことだ。

 そんなインテル「600p」の容量256GB(型番:SSDPEKKW256G7X1)に加えて、容量1TBの2.5インチ HDDをチョイス。OSやアプリは高速なM.2 SSD、動画や写真といったユーザーデータは、容量に余裕のあるHDDに保存できるデュアルストレージ構成になっている。

【今月の自作PCレシピ】秋冬の新作ゲームに備える! 最新パーツで組むゲーミングPC
インテル「600p」の容量256GB(型番:SSDPEKKW256G7X1)。1万円前後の手ごろな価格で、シーケンシャルリード1570MB/sec、同ライト540MB/secと十分高速。猪狩氏自身も「600p」を愛用しているとのことなので、安心感も高い
【今月の自作PCレシピ】秋冬の新作ゲームに備える! 最新パーツで組むゲーミングPC
「DeskMini 110/B/BB」は、SATAタイプのM.2 SSDには非対応。M.2スロットを活用するには、PCIe接続タイプがマストになっている
【今月の自作PCレシピ】秋冬の新作ゲームに備える! 最新パーツで組むゲーミングPC
2.5インチHDDには容量1TBのWestern Digital「WD10JPVX」を選択。「DeskMini 110/B/BB」は、2.5インチHDD/SSDを2基搭載できるので、さらにストレージを追加することもできる

静音性に定評あるNoctua製CPUクーラーで
Core i5をしっかり冷却

 今回の構成では、CPUにTDPが35Wと低い省電力版LGA 1151 CPUの「Core i5-6500T」をチョイス。6500Tはバルク品なのでCPUクーラーが必要になるため、構成にはNoctua製ロープロCPUクーラーの「NH-L9i」が含まれている。

 「秋葉原ならリテール版CPUに付属しているインテル純正品を500円程度で手に入れられますが、ロープロタイプとしては高い静音性と冷却性能を備えている『NH-L9i』を追加しました。取り付けにはマザーボードを一度、外す必要がありますが、高負荷作業中もしっかりCPUを冷却できますよ」という。

【今月の自作PCレシピ】秋冬の新作ゲームに備える! 最新パーツで組むゲーミングPC
TDP35Wの「Core i5-6500T」。4コア/4スレッド、ベースクロック2.5GHz、ターボ・ブースト3.1GHzになる
【今月の自作PCレシピ】秋冬の新作ゲームに備える! 最新パーツで組むゲーミングPC
TDP65WまでのCPUをサポートし、全高が37mmになるロープロタイプCPUクーラーのNoctua「NH-L9i」。「DeskMini 110/B/BB」で使用する際は、マザーボードを一度、取り外す必要がある

 そのほか、同店ならではのこだわりが感じられるのがメモリーで、品質に定評がある国内メモリーモジュールメーカーCENTURY MICRO(センチュリーマイクロ)製で構成。最近は、メモリーの相性問題や品質による不具合は耳にすることは少なくなっているが、PCの安定性に影響するパーツだけあって、品質、信頼性は超大事。

 メモリーは価格急騰の影響もあり、DDR4-2133 8GBの「CD8G-SOD4U2133」×2枚で1万8500円(1枚あたり9250円)と、割高感は否めないが、30年以上メモリーモジュールを自社で設計、生産しているCENTURY MICRO製の品質、信頼性はともに最高水準と言えるだろう。

【今月の自作PCレシピ】秋冬の新作ゲームに備える! 最新パーツで組むゲーミングPC
DDR4-2133 SODIMM 8GBのCENTURY MICRO「CD8G-SOD4U2133」
【今月の自作PCレシピ】秋冬の新作ゲームに備える! 最新パーツで組むゲーミングPC
サーバーやワークステーション向けのメモリーモジュールも自社で設計、生産しているCENTURY MICRO。品質、信頼性は抜群だ
【今月の自作PCレシピ】秋冬の新作ゲームに備える! 最新パーツで組むゲーミングPC
光学ドライブは外付けに。DVDスーパーマルチで3000円程度だ
アスキー
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    最終更新: 12月03日(土)12時00分

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