2年前のCore i3の2倍の性能!?富士通APU搭載ノートPCをチェック!

アスキー 12月04日(日)11時00分配信
A8-7410
LIFEBOOK WA1/A3は富士通<6702>のウェブストアWEB MARTの限定モデル。AMDのAPU「A8-7410」を備えることで、同モデルのCore i5以上を搭載する構成よりも安価で購入できる

 AMD APUは意外に知られていないが、Xbox OneやPlayStation4などに搭載され、コンシューマーゲーム機では圧倒的なシェアを誇っている。そんなAPU搭載PCのメリットは内蔵GPUの性能が高く、ノートPCであっても比較的低価格で高い性能を得られるということ。サブノートPCや親戚の人に安価でそこそこ何でもできるPCって何?と聴かれてこまったときようのプランとして、チェックしておいて損はないハズ。そこで今回は富士通<6702>LIFEBOOK AHシリーズのAPU A8-7410搭載モデル「LIFEBOOK WA1/A3」をチェックしていこう。本製品は富士通<6702>WEB MARTで購入ができる専用モデルのひとつだ。

キー入力が快適な15.6インチノートPC

 外観から見ていこう。LIFEBOOK AHシリーズは15.6インチ(1366×768ドット)液晶ディスプレーを備え、フルサイズキーボード+テンキーの構成となっている。キーピッチは約18.4ミリ、キーストローク約1.7ミリ。各キーは液晶側にやや傾斜しており、キー列を間違えずに正確なタイピングができるような工夫が施されている。

 また、キートップはわずかにヘコんでいて、自然に指になじむなど、徹底したキー入力のしやすさが追求されている。さらに、キーの位置によって小指で打つことが多いキーは弱い力で反応するなど、重さが3段階に分かれており、長時間使用しても疲れにくい設計となっている。実際に使ってみると、打鍵感は適度で快適。文字入力は非常にしやすい。最近はスマホで文字を打って、済ませる人も多いが、慣れればPCの方が圧倒的に文字入力は早い。そういった意味では、ふだん使いでストレスなく、文字の入力ができる恩恵は思っている以上に大きい。

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ノートPCの割にはしっかりとした打鍵感があり、非常に心地よい打ち応えを感じる

 プロセッサーはAPU A8-7410(4コア/4スレッド、2.20~2.50GHz)、内蔵GPUはRADEON R5。メモリーは8GB(DDR3L PC12800)のシングルチャンネルだが、メモリスロットが2基あり、カンタンに増設できる。

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メモリースロットへは底面のカバーをネジひとつ外すだけで、簡単にアクセスできる

 インターフェースはUSB3.0×2、USB2.0×2、HDMI出力、有線LANなどと一般的。安価ながら通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth4.1をきちんと備える。ストレージは500GB HDDを搭載。光学ドライブはDVDスーパーマルチ。

 ストレージがHDDという点がやや残念だが、「Office Home and Business Premium」も付属しているところが魅力。価格は通常価格15万5304円が、現在は10万9800円。オフィス付属なら、非常に手ごろな価格になっている。家でもオフィスソフトで仕事の資料を見たり、ちょっとした編集をしたいといった人にはオススメだ。一方、同モデルはWEB MARTにてカスタムメイドモデルも用意されている。

 たとえば、ブルーレイ作品を視聴したいといった用途の場合は、BDXL対応Blu-rayドライブを搭載するといったカスタムも行なえる。オフィスソフトがいらないという場合は、Office Home and Business Premiumを外すことで、10万円切りで購入することもできるので、自分なりにカスタムしたい人は、カスタムメイドモデルを選択しよう。

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Blu-rayドライブ搭載モデルで、2016年7月から9月まで放送された「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」 Vol.1(価格7200+税)を視聴。普段は怠け者の主人公・イクタ・ソロークが、戦術で敵を翻弄する様は、スカッとして見ごたえ抜群だ。Corelの「WinDVD」がプリインストールされており、別途ソフトを入れなくても快適に楽しめた

©2015 宇野朴人/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/「天鏡のアルデラミン」製作委員会

純正アプリとAPUならではの機能が光る

 プリインストールアプリは目的ごとに起動したいアプリを探したり、サポート情報を手早く確認できるといった、サポートアプリが充実。キーボードの右上に独自のタッチキーが用意され、ワンタッチでアプリを起動できるので、パソコン初心者でも安心だ。

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キーボードの右上には「My Cloud」「MENU」「SUPPORT」のタッチキーが備わっている。MENUからは「@メニュー」アプリを起動し、「DVDなどのディスクを再生する」など、目的に応じたアプリの起動が簡単に行なえる
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スマホの設定画面に近い感覚で、各種モード、デバイス情報のオン/オフ状態を確認、切り替えが行なえる「ステータスパネルスイッチ」など、他にもPCライトユーザー向けのアプリも備えている

 さて、では実際にAPU A8-7410はどういったメリットがあるのかをチェックしてみよう。まず、AMDのGPUの設定を行なえる「Radeon設定」からは、動画再生の支援機能が有効化できる。「カスタム鮮明度」、「カスタム彩度」、「カスタム明るさ」は動画全般に効果があり、もちろんYouTubeなどの動画共有サービスにも対応している。「Steady Video」は手ぶれ補正を行なう機能。スマホで撮影し、手ぶれしている動画などに効果がある。

 また、富士通<6702>のドライバダウンロードページからAMD Quick Streamのインストールもでき、インストールすることでデータ通信の安定化が期待できる。とくにストリーミング再生時にありがちな途中でデータを読む込み関係で描写がもたつくといったシーンの回避がしやすくなる。

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Radeon設定にある「ビデオ」から映像向けの設定が行なえる。よくわからない場合は「シネマクラシック」「ホームビデオ」あたりで違いを見てみよう
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AMD Quick Streamの設定はオン/オフを切り替えるのみ。優先度の高いアプリを自動で識別し、帯域幅を増やすことで、ネット動画のバッファに余裕が生まれ、カクつくことなく映像が楽しめる

ブラウザーゲームくらいは十分快適!

 前述でオフィスアプリの作業は快適としたが、では実際にほかのPCと比べてどれぐらい優秀なのか、ベンチマークソフトで計測してみた。プロセッサーの性能を計測するCINEBENCH R15では、4~5万円台くらいのさらに低価格なノートPCに採用されることが多い「Celeron N3160」、編集部で実際に使われていた2年前のHaswell世代の「Core i3 4012Y」と比較。

 A8-7410はAMD Aシリーズの中では、ミドルクラスの位置づけであるが、Celeron N3160の1.3倍ほどの数値をマーク。Celeron N3160でもネット動画を視聴しながら、ブラウザーゲームをプレイすることくらいは可能だが、そうしたマルチ作業が、さらに余裕を持って行なえるだろう。また、2年前の無線キーボードを付属した2 in 1に採用されていたCore i3 4012Yとは2倍ほどの性能差があった。そのため、安く購入した数年前のPCが、最近遅すぎてストレスが……といった人の買い替え需要にもオススメできる。

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2年前の低価格2 in 1と比べると圧倒的

「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」は、DirectX9、解像度1280×720ドット、標準品質(ノートPC)のフルスクリーンでスコアーは2521前後で、評価は「やや快適」。遊べなくはないが、快適にと言われるとちょっと厳しいので、やはりアクション性の高いゲームや、美麗なMMORPGなどは、やや厳しい印象。しかし、ファイナルファンタジーXIVより軽いという評価のゲームを、解像度を下げて遊ぶことくらいはできそうだ。

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ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマークでは、解像度を低くすれば、フルスクリーンでもギリギリ遊べる

 もちろん、ゲームノートPCではないので、ゲームのベンチマークはあくまで参考程度といったところだが、実際にふだんからブラウザーゲームを複数プレイしている担当編集ジサトラ ハッチが、DMM GAMESのゲームをいくつかプレイ。

 ブラウザーゲームはどちらかと言えばブラウザーの性能に依存するところもあるので、ハイスペックなゲーミングPCを使っていても、カクつくこともあるが、そうしたシーンを抜きにすれば、特にストレスなく遊べていた。タワーディフェンスやネット麻雀、カードゲーム、MOBAといった動きの激しくないゲームなら、価格以上に快適にプレイできそうだ。

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ハッチがいつもプレイしているタワーディフェンス「千年戦争アイギス」などのブラウザーゲームなどをプレイ。ブラウザーゲームならフリーズするようなことなく、快適にプレイできた

©DMM GAMES

 以上のように、LIFEBOOK WA1/A3は価格の割に高い描画性能を持ち、オフィス作業くらいなら十分なプロセッサー性能、入力しやすいキーボードと、毎日使う自宅PCに持ってこいの一台。MSオフィス付きでも11万円切りと手ごろなので、家でもオフィスソフトを使うことがあるという人なら標準構成で購入してもいいだろう。

アスキー
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    最終更新: 12月04日(日)11時00分

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