SIMフリースマホの最新高性能機、ZenFone、honor、Motoの速度比較

アスキー 12月05日(月)12時00分配信

 SIMフリースマホの中でも、人気・性能ともに高い、ZenFone 3 Deluxe(5.5型)、honor 8、Moto Zを比較しているスマホ定点観測。2回目の比較はスピードチェック。ベンチマーク、スクロール、文字入力を見るため実際に使ってみると……実際の速度を比較した。

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ZenFone 3 Deluxe
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honor 8
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Moto Z

コスパに優れたhonor 8が1勝
3機種ともスペックは高い

 現在比較しているSIMフリースマホはASUS「ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)」、ファーウェイ「honor 8」、モトローラ「Moto Z」という3機種。いずれもSIMフリーのスマホの中では知名度が高く人気のある機種、さらにスペックもなかなかに高い。そのスペックをまずはおさらい。

 スペックだけを見ると3機種の差はそれほど大きくないが、前回のトータルコストでは楽天<4755>モバイルで安く入手できることもあって、honor 8がリードと判断した。今回からは実際に操作してのテストとなるが、果たしてどの程度の差となるだろうか。

ベンチマークアプリでは
Snapdragon 820のMoto Zがさすがの高スコア

 最初のスピードチェックはベンチマークアプリを使用しての比較。おなじみの「AnTuTu」と「3Dmark」を使い、3回チェック。最高スコアをそれぞれ掲載している。

 まずはAnTuTuだがMoto Zの圧勝で、トータルスコアも桁が違った。とくに3DとRAMのスコアは抜きん出ている。Moto ZはSnapdragon 820を搭載しており、3D性能では特に高く出る傾向があるようだ。CPUのスコアでは8コアのKirin 950を搭載するhonor 8がリードしている。

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ZenFone 3 Deluxe
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honor 8
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Moto Z

 ZenFone 3 Deluxeはコア数だけならhonor 8と同じ8コアだが、ベースとなるアーキテクチャの違いもあり、思いのほかスコアが離された。ただしZenFone 3 Deluxeにはよりハイスペックな5.7型モデルもあるので、純粋な性能を求めるなら、そちらも検討したい。

 続いて3Dmark。やはりMoto Zが抜群のスコア。トータルスコアとグラフィックスのスコアは抜きん出ている。ただしCPUの影響が強いフィジックスのスコアは3番目となった。

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ZenFone 3 Deluxe
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Moto Z

 フィジックスのスコアではこちらもhonor 8がトップ。ZenFone 3 Deluxeはグラフィックスのスコアが低くトータルスコアも伸び悩んだ。

メール500通スクロール
リードしたのはZenFone 3 Deluxe

 続いてスマホを実際に操作してのテスト。まずはGmailに500通のメールを受信しておき、上下にスクロール、500通目に達するまでの時間を競う。こちらはストップウォッチを使い各機種3回テストを行い、その最速タイムと平均タイムを計算した。

 最も滑らか、かつスピーディーと感じたのがZenFone 3 Deluxe。途中で表示を省略しているのだろうが、それを感じさせないほど、スクロール中の引っかかりが無い。スクロール中に日付を見逃しそうになるほどで、おそらくスクロール中の文字を気にしなければもっとタイムを縮められる。

 続いたのがMoto Zで、やはりこちらも日付を見逃しそうになるほどスクロールが速い。しかし画面を指ではらう際に「空振り」しがちで、反応がいまひとつのときがある。端末が超薄型のため持ち方も影響している可能性がある。そんなムラがあるため最速タイムと平均タイムに若干の差が生じた。

 3位はhonor 8となったがこちらも滑らかさは◎。表示の省略があまりなされずスクロールが長く感じ、それがタイムにも現れた。文字がくっきり見えていたので3機種のなかでは一番スクロール中の文字が見やすい。

文字入力は50秒を切れず……それでもMoto Zがリード

 そして文字入力速度も見てみる。Gmailの新規作成画面で、同じ文章を入力し、そのタイムを競う。これもストップウォッチを使い各機種3回計測。予測変換は使わず、全文入力、通常変換のみ。入力方式は3機種とも片手操作でフリック入力(ZenFoneのみジェスチャー入力から変更)とした。入力する文章は以下のとおりだ。

「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」

 ここではMoto Zが勝利。本体の幅、高さがあるぶん、若干持ちにくく、入力時はやや不安定に感じた。キーボードのデザインも微妙にわかりにくく、たった3回の短文の入力だが疲れてきた。キーレスポンスもいまひとつと、体感的には速く感じないのだが、誤入力が非常に少なく、確実に入力できる印象だ。

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ZenFone 3 Deluxe
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Moto Z

 続いたのはhonor 8。やはり3機種のなかでは本体がコンパクトで、指がキーボード全体に届く。ただしキーレスポンスはこちらもいまひとつ。さらに誤入力も多く、フリックしたはずがされないまま入力される(「い」を入力したつもりが「あ」になる)ことが多かった。

 ZenFone 3 Deluxeは平均タイムで1分以上とかなり時間がかかっている。本体が大きく、片手で持つと不安定に。キーボードの端に指がなかなか届かず、誤入力が多め。慎重に入力すると時間がかかり、片手入力ではキーボードのカスタマイズをしたほうが良さそうだ(Moto Zもだが)。

 結局高スペック、ベンチマークの結果も良いが、3機種とも50秒を切るのが難しく、やはり片手操作は大型スマホの弱点と感じた。


4つのテスト中、3つでリードした
Moto Zが今回の勝利機種

 今回はSIMフリーということもあり通信速度のテストは除いた。というわけでベンチマーク2回を含めて4回のテスト中、Moto Zが3勝となり今回の勝利機種と言えるだろう。ベンチマークテストの結果が高く、文字入力でも速い、さらにスクロールテストも2位と、オススメしやすい機種だ。

 ZenFone 3 Deluxeのベンチマーク結果は意外にも感じたが、スクロールチェックで勝利したため、ベンチマークで低いスコアだったとしても、体感では違う印象になるかもしれない。

 honor 8のベンチマーク結果は3Dの数値でMoto Zにやや劣ったが、高性能のCPUを搭載していることは確認できた。ただ実際の操作テストではやや伸び悩み。本体サイズがコンパクトということもあり、片手での操作性では有利なはずだが、そのわりに成績的にはやや見劣りした。

 次回はカメラ比較。3機種ともカメラに注力しているが、果たして今回のように差がつくのか、チェックしてほしい。


アスキー
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    最終更新: 12月05日(月)12時00分

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