今年の総決算! SUPER GT最終戦でミクAMGは3位表彰台!

アスキー 2016年12月08日(木)17時27分配信

GT史上初の変則スケジュール
第3戦は無念のノーポイント

 ついに2016シーズンの締めくくりとなる最後のレース、SUPER GT第3&8戦 ツインリンクもてぎが開催された。今年春に発生した平成28年熊本地震の影響で第3戦オートポリスが中止となったため、11月12日に第3戦の代替レース、11月13日に第8戦という変則的なスケジュールになったのも目玉。1日で予選と決勝を行なうため、タイムスケジュールも非常に慌ただしいものとなっていた。

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 通常、土曜日に練習走行と予選を行なうが、今回は金曜日に練習走行の時間が取られた。週末は晴れの予報だったにもかかわらず、金曜日は大雨。次の日は晴れの予報なので、レインタイヤで走ってもデータが取れないのであまり意味がない。様子を見ながらコースインしたが、路面状況が悪いため赤旗中断が続き、あまり走れないまま午前中の走行時間は終了した。午後から天候は回復していき、雨が止んだ。このことで、全車のペースが一気に上がったが、ミクAMGを駆る片岡選手は「1'50.121」を記録し、トップタイムで午後の練習走行を終えた。

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 12日土曜日は第3戦の代替イベント。この日の予選は片岡選手が担当することになったので、翌日の予選は谷口選手と決まった。今回の予選は一発勝負であり、両日同じドライバーを走らせることはできないのである。

 予選は朝8時35分からといつもよりかなり早いスタート。雨は止んでいたものの路面は乾いておらず、ウェット宣言が出ていた。チームはすぐに乾くと予想してスリックタイヤを選択。しかし、気温が低いため路面が乾かず、路面温度も上がらなかったので、レインタイヤに履き替えて再びコースに戻ったが、思ったよりもタイヤが温まらず、タイムは「1'58.885」だったが、今季ワーストの19位で終わってしまった。

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 予選の結果を受けて、午後からの決勝レースは19番手スタート。ツインリンクもてぎは抜くポイントが少ないコースなので、正直、この順位から上位にいくのは厳しい。最初のステアリングを握るのは片岡選手。1周目から仕掛けて1台抜くも、3周目に5号車(マッハ車検 MC86)のアクシデントでセーフティーカーが導入され、さらに同タイミングで55号車(ARTA BMW M6 GT3)が大クラッシュ。序盤から荒れた展開になった。セーフティーカーは7周目に解除され、17周目に15位でまで上がって早めのピットイン。タイヤを4本交換し、ドライバーは谷口選手に交代して、再びコースイン。

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 アウトラップで22位まで落ち、28周目には18位まで上がってきていたが、タイヤのマッチングがまったく合わず、ペースが上がらない。このままでは何もできないまま終わってしまうと判断したチームはピットインを指示。再びタイヤを交換した。

 このタイヤがドンピシャにハマったようで、谷口選手はベストタイムとファステストタイムを記録するなど、快走を続ける。とはいえ、一度20位以下まで落ちた順位から大きく上がることはできず、18位でチェッカーを受けた。ノーポイントに終わってしまったため、ここで今シーズンのチャンピオンシップは終了した。最終戦はライバルたちに一矢報いるためにも、今日の結果を活かして戦う。

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最終戦を3位表彰台で終える
応援してくれたすべての人に感謝!

 13日の日曜日は第8戦。ついに最終戦である。この日も予選はぶっつけ本番だが、朝から晴れており、路面は完全にドライ。スリックタイヤを履いて、谷口選手がアタックする。コースに出て行くと、2周目に「1'47.729」、3周目に「1'46.961」とペースが上がっていく。この時点で1位。5周目にはアタックを止めてピットに戻ってきていた。久々のポールかと思われたが、やはり甘くはない。ライバルたちが続々と46秒台を出し、最終的に5位で予選を終えた。ポールが取れなかったとはいえ、ペースは良かったし、5番グリッドは十分優勝を狙える位置である。

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 決勝レースでは今回も片岡選手がスタートドライバー。レーススタート直後に前を走る9号車(GULF NAC PORSCHE 911)を1コーナーでオーバーテイク。いきなり順位をひとつ上げた。4位になったあとは、しばらくレースが膠着する。1~4位までのペースがほぼ変わらないため、トレイン状態のままレースが進んでいた。

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 レースが動いたのは8周目。3位を走っていた88号車(マネパ ランボルギーニ GT3)が突如トラブルのためスローダウンし順位が入れ替わる。16周目には2位を走行中だった65号車(LEON CVSTOS AMG-GT)がルーティンのピットへ、17周目にはそれまでトップを走っていた31号車(TOYOTA PRIUS apr GT)もピットに入り、気がつくとミクAMGは1位を走っていた。

 レースも中盤を過ぎようという24周目、ミクAMGもピットイン。ドライバーを谷口選手に交代し、タイヤも4本交換してピットアウト。マザーシャーシやプリウスといったJAF-GT勢はタイヤ無交換作戦をしているチームがほとんどで、ミクAMGはどうしてもピット作業に時間がかかるため、ここで逆転を許してしまう。アウトラップでは9位にまで落ちてしまった。

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 さらに、3号車(B-MAX NDDP GT-R)に前に出られてしまったうえに、3号車を抜く決め手がなかなかない。ペースはミクAMGのほうが早いので、離されはしないのだが、オーバーテイクを仕掛けるタイミングがなかなか来なかった。

 3号車とバトルしつつも、順位を5位まで戻していたミクAMG。39周目にペースを落としていた26号車(TAISAN SARD FJ AUDI R8)を抜こうとしたそのとき、若干接触してしまう。とくにペナルティーも取られず、接触によるアクシデントもなかったので、少々先に行ってしまった3号車にすぐ追いついた。3号車も懸命なブロックで先に行かせてくれないが、45周目に接触しつつも、ついにオーバーテイクに成功! これで3位表彰台圏内だ。

 ペース的には1~2位より速いペースだったので追いつけるかと思われたが、この時点でレースはすでに残り5周を切っていた……。優勝を逃したとはいえ3位でチェッカーを受け、開幕戦以来となる表彰台に上ることができたのだった。

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 シーズンランキングは、ドライバーズが7位、チームが5位という結果になった。昨シーズンよりは上位だが、クルマも新型にチェンジ<3962>して挑んだシーズンだっただけに残念だ……。

 開幕戦で2位を獲得し、幸先の良いスタートだった2016年シーズンだったが、その後は上位陣とバトルをすることができず、苦しいレースが続いてしまった。チャンピオンの夢は逃してしまったが、3位表彰台という締めくくりはチームにもファンにも最高の結末だったに違いない。

 来年は初音ミクGTプロジェクト10シーズン目を迎える。まだ参戦するとは限らないが、今年以上の活躍を期待したい。

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関係者インタビュー

安藝貴範 代表

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 優勝には惜しくも届かなかったですね。良いタイヤをチョイスできたし、片岡選手の走りもよかった。ちょっと接触もあったけど、後半の谷口選手の男っぽいレースも心強かった。改めてパッケージはいいチームだなと思いました。今後へ繋がるものが見えた最終戦でした。

 今年は本当に辛いシーズンでした。マシンを扱い慣れていないというのもあるけど、最初はどこに手を入れたらいいのかわからなかった。でも後半はだいぶ理解が進んで、それが今回の結果に繋がったんじゃないかと。途中、不協和音も奏でましたが、やっぱり成績がいいとチームの空気も良くなりますね。今シーズンは、SUPER GTに対応していくことを学んだ1年間でした。

片山右京 監督

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 最後に表彰台に乗れて良かったんですが、予選でもうちょっと時間がずれていたらコンマ数秒速くて、ポールか2番手だったかも、なんてタラレバを考えてしまいました。決勝では片岡選手が良いペースで走ってくれて、ピットでロスがあったけど、それほど順位を下げずに戻れた。ただ、タイヤが冷えてるときに3号車にやられてしまったのは痛かった。しばらく抑えられちゃったし。抜くときに接触して黒白旗をもらったけど、レースだから仕方ないですね。3位というのは、ライバルの脱落もあってのものだから手放しには喜べないけど、応援してくれたスポンサーさんやファンの方々に良いところを見せられて本当に良かったです。

大橋逸夫 コミュニケーションディレクター

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 途中のタイム差とかピット作業の時間とかいろいろ見ていたんですけど、前半のスティントで片岡選手が50秒台で走っていて、ほかのクルマはピット前には51秒台になっていた。だから、もしかしたらトップ争いできるかもと予想していたんですが、ちょっと3号車が頑張っていたのでコンマ5秒くらいづつ損してしまい、結果20周くらいやり合ってたから、トップとだいぶ差が開いてしまいましたね。とはいえ3位入賞。表彰台に乗れるとムードが明るくなっていいですね。

谷口信輝 選手

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 予選で5番手を取れたので、勝負できるポジションからスタートできました。片岡選手が粘り強く走って、いい順位でバトンを渡してくれたのでピットでのロスも最小限に抑えられたと思います。今回はタイヤも良くて、重量が軽いのもあるけど昨日よりは乗りやすいクルマになっていましたね。26号車と3号車を抜いたのはV字コーナーなんですが、もてぎだとあそこしか抜くチャンスがないんですよ。S字から速度を乗せてV字で刺すしかない。ほかのコーナーだと立ち上がりで置いていかれてしまうので。

 他のライバルのトラブルに助けられた部分もあるけど、3位表彰台に上れたのは、厳しい1年間だっただけに最後に救われたなと。今日も散々な結果で終わってたらチームがどうなっていたことか(笑)。久しぶりにレースらしいレースができました。

片岡龍也 選手

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 今日は谷口選手が予選で良いタイムを出したので、決勝では戦える予感がしました。決勝ではタイヤが苦しい瞬間があったんですが、ちょっとセーブしてクーリングしたらフィーリングが戻ってきて。そのあとは周りと比較しても良いタイムで走れたので、ピットでロスする時間をコース上で稼ぐつもりでプッシュしました。結果的にやれることをやりきってバトンを繋げたかなと。谷口選手に交代したあともタイムは悪くなかったし、マシンも良かったけど、3号車に前に出られてしまって、かなり長い時間抑えられてしまいましたね。あれがなければもしかしたら優勝争いに入れたかもしれません。遅くなってしまいましたが、ようやく自分たちのスピードのあるレースができました。

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最後の最後まで笑顔でチームを支えた
レーシングミクサポーターズ 2016

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今回は2戦あったので、第3戦を鈴菜ちゃん、第8戦を水谷望愛ちゃんがグリッドガールを務めた

荒井つかさちゃん

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山村ケレールちゃん

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水谷望愛ちゃん

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鈴菜ちゃん

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    最終更新: 2016年12月08日(木)17時27分

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