海で使えるソニー最強コンデジ、RX100Vと純正ハウジングを活用する技

アスキー 12月08日(木)12時00分配信

 10月下旬に最強コンデジ「RX100」の新モデルが発売され、11月25日にRX100専用の防水ハウジング「MPK-URX100A」が発売された。11月28~29日に海に潜る仕事があったが、発売日当日に実機をお借りすることができたので、早速持って行ってみた。

海で使えるソニー最強コンデジ、RX100Vと純正ハウジングを活用する技
高性能カメラは海底でもやっぱりいい仕事をしてくれる!

最強コンデジに純正の水中ハウジングがお目見えした

 最強のコンデジとして人気の「RX100」シリーズは、当然海の中での撮影にも使いたいという人が多い。しかし、純正の防水ケースはこれまで発売されておらず、サードパーティーの高価な製品を利用するしかなかった。ところが、最近状況が一変。最新の「RX100V」が発売された約1ヵ月後、なんとRX100シリーズで使える純正水中ハウジング「MPK-URX100A」が発売されたのだ。直販価格は2万9260円(税別)とお手頃。

 ちょうど11月末に筆者がスコットランドとドイツから購入した数百本のウイスキーを海底に沈める作業があったのだが、早速「RX100V」と「MPK-URX100A」をお借りすることができたので、持って行くことにした。

海で使えるソニー最強コンデジ、RX100Vと純正ハウジングを活用する技
「MPK-URX100A」と「RX100V」

 「RX100V」はシリーズ5世代目で、10月に発売されたばかりの最新モデルだ。3世代目・4世代目と同じボディーで、中身がブラッシュアップされている。1.0型、2100万画素のセンサーを備え、サイズは幅101.6×奥行き41.0×高さ58.1mm、重量は299gとコンパクト。

 一番のウリは高速性能。世界最速となる0.05秒での高速AFや、世界最多となる315点像面位相差AFセンサーを搭載し、世界最速の24コマ/秒での連続連写で150枚まで撮れる。シャッター速度は最高で3万2000分の1秒、最大EV19までの高輝度撮影にも対応する。

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最新の「RX100 V」。直販価格は11万9880円(税別)

 「アンダーウォーターハウジング MPK-URX100A」は、RXシリーズ全モデルで利用できるのが特徴。ダブルパッキンを備え、防水性能は耐圧水深40m! ウイスキーを保管している場所は水深20mほどだが、やっぱり余裕があるほうがいい。カメラ内蔵のフラッシュを利用でき、アタッチメントグリップを装着したまま収納することも可能だ。

 やはり純正というところか、プロダクトとしてのデザインが本当にかっこいい。三脚用のねじ穴やアクセサリーシュー、直径67㎜のフィルターねじも搭載する。

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「MPK-URX100A」の直販価格は2万9260円(税別)
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海底で貯蔵するため、スコットランドの蒸留所とドイツのボトラーズから大量のウイスキーを樽買いした

ハウジングにカメラの装着するのは簡単だがマニュアル必読

 「MPK-URX100A」にカメラをセットするのは簡単だが、浸水事故を起こさないためにも慎重に作業する必要がある。ハウジングは片開きで、バックルは大きい。もちろんロックがついているので、海中で誤って開くようなことはない。

 RX100シリーズは世代ごとに微妙に形状が異なるので、それぞれに対応するアタッチメントを利用する必要がある。リアアタッチメントは初代対応とM2~M5対応の2種類、レンズリングアダプターは初代・M2対応とM3~M5対応の2種類から選ぶ。リアアタッチメントはハウジングにセットし、レンズリングアダプタはカメラにセットする。注意したいのが、リアアタッチメントのセット方法。リアアタッチメントはM2からM5までの共用なのだが、電源スイッチを下げるカバーのセッティング方法が、M2とM3~M5で異なるのだ。

 あとはハウジングにカメラを入れ込めばいい。セットできたら、フラッシュを起こしておくこと。水中では、フラッシュを起こすボタンを操作できないためだ。不要なら、設定で発光しないようにすればいいだけ。また、ハウジング装着後はカメラのコントロールホイールは操作できないので、Mモードでシャッター速度を変更したり、MFモードで露出を変更したいときは、あらかじめ設定したあとセットしておこう。

 内部フラッシュを使う場合は、拡散板もセットする。その際、ストラップを通すのを忘れないようにしよう。また、本来は、Oリングに付属のシリコングリスを塗る手順もあるが、お借りした機材はセット済みだった。セットできたら、水につけてきちんと装着できているか確認し、準備完了だ。

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RX100M5用のリアアタッチメントとレンズリングアダプター
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バックルはとても使いやすく、これで水深40mに耐えられるのか不安になるほど
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レンズリングアダプターを装着する。奥まで詰めるというよりは、レンズ前面にツラを合わせてセットする感じ
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リアアタッチメントの電源カバーもモデルによって位置が異なるので注意が必要
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カメラをハウジングにセットする
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バックルを締める。そんなに力を入れなくていいのがラク
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一通り操作できることを確認する
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潜る前に水に漬けてテストする
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内蔵フラッシュを使うなら拡散板をセットする

水中でもやっぱり高速!
ファンダイビングに持っていきたい

 筆者は通常よりも大きめのタンクに加えて8㎏の重りを付けているのだが、エントリーしたあと水に沈んでいかなかった。何かおかしいのかと思ったら、「MPK-URX100A」の浮力のためだった。そこで、ほかの人に引っ張ってもらって、海底へ。作業した日は海が荒れていて透明度が低く、濁っていた。写真が曇っているのは勘弁していただきたい。

 電源ボタンを押したら、無事「RX100M5」がオンになったので一安心。適当に撮影してみる。すぐに分かったが、これまでに水中で撮影したカメラの中ではもっとも早くピントが合い、撮影できた。水中で作業している人はみんな動いているので、ありがたいところ。

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ウイスキーを詰めた鋼鉄製のラック<3857>を船で沖まで運ぶ
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カメラを持って海中にエントリーする
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電源オン! 無事に利用可能でほっとする
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レスポンスが早くて驚く。かつ写真が明るいような感じ

 シャッターボタンは大きく押しやすいし、ズームレバーもスムーズに操作できる。モードダイヤルでモードを切り替えたり、レンズリングを回転させることもできる。もちろん、各種ボタンもごりごり操作できる。ディスプレイも見やすく、快適そのもの。

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透明度が低い状態だったが、海底の柵を見渡すことができた
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頑張ってウイスキーを沈める
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保管場所のアイコンになっているヘルメット
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ちょっとさぼって濁ってない場所で魚を撮ってみる。トリミングせずにここまで寄れるのは楽しい
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もうちょっと浅いところで撮影した写真

 ウイスキーを保管している場所は、特に何もない海底なので、写真がパッとしないのだが、もっときれいな場所で撮影したくなった。ファンダイビングする際もぜひ持っていきたいところ。

 元からの「RX100」ユーザーではないので、それほどの機能を試せたわけではないが、海中で高性能カメラのほとんどの機能を普通に操作できるのはとても楽しい。仕事ではなく、リゾートで遊んでいるときなら、すごい写真がたくさん撮れそう。「RX100」を持っていて水中写真にチャレンジしたいなら、純正ハウジングの「MPK-URX100A」がイチオシだ。


アスキー
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    最終更新: 12月08日(木)12時00分

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