自走してラジコンのように操作できる監視ロボット「ilbo」を体験してみた

アスキー 2016年12月14日(水)06時30分配信

 遠隔地から自宅の様子をチェックしたい、というニーズは大きい。古いスマホを使う技から、ネットワークカメラまで多様な方法があるが、どれも据え置きが基本。死角に入ったペットの様子を見ることは難しかった。そこで今回体験するのが「移動式お留守番カメラilbo(イルボ)」。Wi-Fi対応の監視カメラなのだが、なんとカメラ自体が自走するのだ。これで動き回るペットも追いかけることができる。

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留守中のペットは何をしているのか? 外出先から「ilbo」でチェックできる

カメラそのものを動かしてペットの様子をチェックできる

 留守にしている自宅で、ペットは何をしているのだろうか。そんな時に、ネットワークカメラが活躍するが、ペットは動き回るもの。カメラ部分を動かせる製品も発売されているが、どうしても広い範囲の監視は難しい。そこで登場したのが「ilbo」。ラジコンのように遠隔操作できる監視カメラだ。

 スマホやタブレットを操作パネルにして、ネット経由で「ilbo」をラジコンのように操作できるのだ。家中を自由に走り回れるので、ペットを追いかけることもできる。

 本体サイズは幅180×奥行き180×高さ174㎜、重量は880gとなかなか大きい。通信にはWi-Fiを利用するが、IEEE 802.11 b/g/nなうえ、2.4GHz帯のみなので接続時には注意すること。電源は1800mAhニッケル・水素電池を搭載しており、充電して利用する。満充電でおよそ2時間の動作が可能だ。

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「ilbo」の本体と充電ステーション。価格は、本体が3万3480円、充電ステーションは別売りで3780円となる
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カメラ部分は上下にチルトできる
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スイッチと充電コネクターは裏面にある
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別売りとなる充電ステーション。リモート操作で充電をスタートできるので、是非一緒に買っておきたい

初回はWi-Fiの設定が必要だが、その後は簡単に接続できる

 操作はスマホアプリから行なう。「ilbo」で検索して、アプリをインストールしよう。まずはメールアドレスでアカウントを登録する。続いて、スマホのWi-Fiで「ilbo」というアクセスポイントに接続する。パスワードは不要だ。この状態で、アプリを開くと利用するWi-Fiの情報を入力する画面が開く。SSIDも手動入力しなければならないので、あらかじめ確認しておこう。これでアプリを再起動すれば、「ilbo」が認識されるようになる。もちろん、スマホのWi-Fiはいつものアクセスポイントにするか、オフにしていい。

 自分の「ilbo」を選択し、「接続」をタップすれば横画面になり、映像が表示される。あっけなく繋がったので、びっくり。同じWi-FiにいなくてもOK<3808>ということは、面倒なルーターのポート開放などの手間が不要と言うこと。この簡単さは嬉しいところだ。ちなみに、利用しているポートはUDP1194とのこと。

 接続が完了すると、カメラの映像が表示される。ただ、部屋の明かりは付けていたのだが、画像がモノクロになっていた。これは明度の問題で、暗い場所では自動的にナイトモードになるのだ。部屋のすべての明かりを付けたところ、通常の映像になった。とは言え、フルカラーというよりは、ちょっと赤みががった映像だった。もちろん、ペットの様子はきちんとわかる。

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アプリを起動したらまずは「ユーザ登録」をタップする
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メールアドレス、パスワード、秘密の質問を登録する
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スマホのWi-Fi設定から「ilbo」に接続する
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アプリを開くと、SSIDと暗号化キーを求められる
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「稼働中のilboを選択してください」を開き、ilboを選択する
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「接続」をタップできるようになる
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光量が足りないとナイトモードになり、画面がモノクロになる

想像より快適に操作できて楽しいし活用度も広そう

 ネット経由なので、ボタンをタップしてからアクションが起きるまでに1~2秒かかるがこれはしょうがない。まずは「GO OUT」をタップして、充電台から出発させる。充電台なしの場合は、そのまま操作できる。

 左下のLとRで左や右に回転でき、上が前進、下が後退となる。上のSLOW/FASTで移動速度を調節可能。移動速度はSLOWで5cm/秒、FASTで9cm/秒となる。フローリングの上に引いてあるカーペットはどうかと思ったが、8㎜の段差を乗り越えられるようでなんとか行き来ができた。これでリビングとキッチンの全域を移動できる。右下のボタンは見たままで、マイクを押すとトランシーバーのような双方向の通話ができ、上下ボタンでカメラを動かせる。チルトは上が70度、下が20度となる。

 筆者宅には黒柴犬がいるのだが、「ilbo」が動き出したら興味津々。びびりまくっているが、様子を伺いに来た。カメラの画素数は30万画素で解像度はVGA。今どきの監視カメラとしては解像度が低いかな、と思ったが、近づいて撮影するので監視は問題なく行なえる。赤外線LEDを搭載しており、暗視モードの際の撮影可能距離は3~5m。

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明るければ自動的にカラーモードになる
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稼働時には何事かと興味津々
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逃げたのでキッチンまで追いかけてみた。移動速度はそれほど速いわけではない
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夜間は暗視モードでチェックできる

今後、エアコンのオンオフや録画ができるようになる予定

 映像の画面には、ステータスやバッテリー残量に加え、温度センサーを搭載しているので室内の気温も表示されている。自宅の状態をチェックできるのはありがたいところ。

 さらに、学習リモコン用IR LEDを内蔵しているのも見逃せない。現在のところは、何も利用できないが、年内~年明けくらいまでにアプリをアップデートし、エアコンやライトなどのリモコンを学習できるようにする予定だ。これで、自宅の気温をチェックし、寒そうだなと思ったらエアコンを入れてあげる、といったこともできるようになる。また、現在はリアルタイムで閲覧するだけだが、録画機能の搭載も予定しているという。

 今回はペットの監視にフォーカスしたが、電化製品の消し忘れや窓の閉め忘れなどをチェックしたり、高齢者の見守りにも活用できる。アプリの新機能も急ピッチで開発されているようなので、どんどん便利になりそう。監視カメラが動けばいいのに、と思ったことがあるなら、導入を検討する価値ありのプロダクトだ。

移動式お留守番カメラilbo(イルボ)+専用充電ステーション

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    最終更新: 2016年12月14日(水)06時30分

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