初めての「確定申告」、年内やることリストをまとめてみた!

アスキー 2016年12月21日(水)11時00分配信
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 個人事業主やフリーランスの確定申告について、ある時は疑問を解決し、ある時はお得な情報をお伝えしていく当連載。いよいよ平成28年分の確定申告の受け付けまであと2ヵ月となりました。

 個人事業主やフリーランスになって、最初の確定申告でちょっと心配になっている方もいるのでは?書類は何をそろえればいい? 準備することは? 心の準備はオーケー? ……なーんて、あわてなくても大丈夫! そんな時こそ急がば回れ。まずは「やることリスト」を作って、ひとつひとつチェックしていきましょう。

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税理士の宮原裕一先生。PCソフト「弥生会計」を10年以上使い、経理業務を効率化して経営に役立てるノウハウを確立。現在は東京・三鷹で宮原裕一税理士事務所(テキストをクリックすると事務所のサイトをご覧いただけます)を経営している

 今回も、税理士の宮原先生という強い味方がバックアップ! これさえ読めば、白色申告なんて怖くない!?

1. 平成28年(2016年)分の領収書やレシートを集める

 2月からの確定申告に備えて、事前にやっておくことをリスト化してみました。その中でも最初に片づけておくべきことといえば……ズバリ「平成28年(2016年)の領収書やレシートを集めること」です。ひとりで経理も総務も務める個人事業主やフリーランスにとって、レシートや領収書は、「いつ、どこで、何のために、いくら使ったのか」を証明する大事なものです。まさか捨ててはいないはずだけど……家中に散らばったままなんてことはないですよね?

 領収書で気になるのが、レシートの取り扱い。経費として使用した金額の一部は、レシートしか手元にないのですが、これでも大丈夫なんでしょうか?

 「きっちり考えすぎなくてもいいですよ」と、宮原先生からいきなり太っ腹なお言葉が。レシートはNGかと思っていたけれど、大丈夫なんですね!

 「むしろレシートの方が良いんです。大切なのは、使った日付と、何を買ったのかという内容、つまり品目がきちんと明記されていることなんです」

 なるほど。手書きの領収書だと、「お品代」なんてあいまいな書き方の場合もあって、自分でも何に使ったのかわからなくなります。

 あと、交通費なんですが、電車やバス代はSuicaなどの履歴の出力でもいいんでしょうか。

 「はい、SuicaやPASMOの履歴をプリントしたものでも大丈夫です。ただし、交通系ICカードは乗車賃以外にも、コンビニなどで買い物にも利用できます。プライベートで利用したものか、経費なのか、あいまいにならないようにしましょう。また、プライベートと仕事と兼用で交通系ICカードを使っている場合は、出金伝票などを別途作成する方法もあります」

2. 領収書を仕分けする

 さて、領収書をひととおり集めたら、今度は仕分けですね。では、月別にまとめていきたいと……

 「ちょっと待ってください。確定申告ソフトを使うのでしたら、まずは月別ではなく、科目別に分けましょう」

 え?

 「このあと帳簿に入力をするわけですから、それを前提に整理していくと楽ですよ」と先生。

 そうか! 月ごとに集めても、結局そこから科目別にまとめなきゃいけないから、ある意味二度手間ですね。科目ごとに分けておけば帳簿付けも楽そうです。

 そういえば、病院の通院費、薬代は医療費扱いですよね。これも仕分けをした方がよいですか?

 「はい。病院やケガなどでかかった病院の費用、通院のための交通費、治療のための市販薬などは、医療費控除の対象になりますので、経費の領収書とは別にまとめておいてください」

3. 社会保険やふるさと納税などの控除証明書を集める

 ということで、領収書の整理も終わったので、帳簿付けを始めたいと思います!

 あれ? まだ残ってましたね。

 「生命保険や国民年金などの、控除証明書を集めましょう」

 おお、そんなものもありましたね。確か、最近ポストに届いていた気がします!

 「控除証明書は、大体10〜11月ぐらいに届きますので、その時期は郵便物に気を付けてください」

 確かに……ダイレクトメールと間違えて、うっかり捨ててしまいそうです……。

 もし、ふるさと納税にも挑戦したのなら、その分の証明書も必要ですよね。

 「はい。ふるさと納税などの寄附金は、寄附後にその都度、証明書が送られてくるので、必ず保管しておいてください。また、先ほど別途とっておいた医療費関連の領収書も、所得控除の対象になりますので、これらの書類とまとめておくと便利です」

4. 領収書をもとに帳簿をつけよう

 領収書など、ソースがそろったところで、いよいよ帳簿付けですね! でも帳簿といっても一から全部自分でつけるのは面倒。ってことで、確定申告ソフトにおまかせするのが楽だし、間違いもなさそう。ということで、今回は「やよいの白色申告 オンライン」を使ってみましょう。会計ソフトを使うこと自体初めてなんで……できるか不安。

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やよいの白色申告 オンライン。経費を選択すると、ズラッと解説付きででてくるので、簡単に入力ができます

 ……と思ったけれど、ヘルプがバルーンで出るから、ささっとつけられそうです。

 経費の項目を開くと……水道光熱費や接待交通費、消耗品費など、ずいぶん細かく分かれてますね。最初に領収書を細かく分けておいてよかったです!

 「ソフトを使えば、時系列で入力しなくても、自動でソートしてくれますからね。また、いちいち手入力しなくても、スキャナーで取り込みして、一気にデータ化することも可能です」

 本当ですかっ!? じゃ、できるだけ楽な方向で行きたいです!

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日付や金額もバッチリ
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「ScanSnap iX500」を使用してみました。レシートをスキャンして、即データ化できるので便利!

平成28年分の確定申告の受け付けは2月16日から

 今回の「やることリスト」をすべてこなしたら、ひと安心。確定申告書には3でまとめた、控除証明書の添付が必要なのでお忘れなく。あとは、年末分までをしっかりとこなしましょう。ちなみに、平成28年(2016年)分の提出期間は、2017年2月16日から3月15日の1ヵ月です。郵送ではなく税務署に直接持参される方は、終了日の3月15日に近づくほど混みますので、早め早めの確定申告がおススメです。

 2月や3月になってから慌てたりしないよう、今年の分は今年のうちにしっかり整理しておきましょう!



(提供:弥生)

アスキー
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    最終更新: 2016年12月21日(水)11時00分

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