アップルウォッチに充電できるモバイルバッテリー「バレーチャージャー」を衝動買い!

アスキー 12月21日(水)12時00分配信
T教授
同時にiPhoneとアップルウォッチに充電できるモバイルバッテリーは初

 アップルウォッチに限らず、スマートウォッチのバッテリー駆動時間は長くて2日、短いと機種によっては24時間以内っていうのも当たり前だ。

 このため、文字盤着せ替え腕時計として使いたい腕時計ユーザーはスマートウォッチを敬遠する最大の理由となっている。

 バッテリー駆動時間の短さには目をつぶって、単なる“アラートのためのコンシェルジュデバイス”だと割り切って買ったICT系ユーザーも、実は口には出さないが、困っているか諦めているのだ。

 ユーザーが個人的にできる対応策はいくつかある。1つは、宿泊出張などの複数日にまたがる移動時にはスマートウォッチを持っていかない。

 もう1つは、どうせパソコンやモバイルバッテリーは持って行くのだから、ついでにスマートウォッチ専用の充電ケーブルも一緒に持って行く。

 “持っていかない派”は気分的にはスッキリしているが、“持っていく派”の心配は、出先でスマートウォッチ専用の充電ケーブルを紛失しないかということ。

 ドッキング部分の形状は100%特殊で値段が高く、出張用にもう一本買うという気迫に欠けること。そして失くしたからと言って、日本中どこでもすぐ入手できる製品ではないからだ。

 初期のスマートウォッチが発売されてから軽く10年以上は経っているのに、いまだにスマートウォッチはそんな不便な世界にいる。今年の年末近くになって、なんとやっとアップルウォッチだけには、専用ケーブルなしでも充電可能なモバイルバッテリーが発表、出荷された。

T教授
スマートフォン周辺機器では老舗である米国のベルキンが一番乗りだ

 供給会社はモバイルバッテリーをはじめとするスマホ周辺機器提供会社の一つである、米国のベルキンだ。もちろん筆者は、使える使えないを判断するずっと前の発表日に衝動予約買いをした。

アップルウォッチ用モバイルバッテリー
「バレーチャージャー」

T教授
いつも通りのオシャレなパッケージには具体的な効能が明快に記されている。(1)iPhone充電のためのUSBポート、(2)アップルウォッチ充電のための専用マグネット充電モジュール搭載、(3)市販の2.4A USB/ACアダプターによる高速充電
T教授
同梱品は、バレーチャージャー本体、本体充電用のmicroUSBケーブル、取説

 ベルキンらしいスマートなパッケージで届いた「バレーチャージャー」は、長さが12cmほどで大人の男性が軽く握れる小さなようかん状のサイズだ。

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アップルウォッチ専用のマグネット充電モジュール(白い部分)プラス、1.0Aの一般的USB給電ポート、4つのLEDランプによる充電池残量計が付属する

 本体であるバレーチャージャーにはアップルウォッチ専用のマグネット吸着式充電モジュールが付属している。

T教授
バッテリー容量は6700mAhと標準的。全部アップルウォッチのために使えば8回充電できるので、海外旅行でも大丈夫そうだが……

 まずは付属のmicroUSB充電ケーブルを使用して、バレーチャージャーに充電する。バッテリー容量は6700mAhだ。

 それほどたくさんいるとは思えないが、アップルウォッチを使用しているAndroidスマホユーザーは、付属のmicroUSB充電ケーブルでスマホへの給電もできるが、iPhoneユーザーはLightningケーブルを別途用意する必要がある。

 パッケージにあるように、6700mAhのバッテリー容量ならアップルウォッチを8回充電できるらしいが、アップルウォッチへの充電だけのために、重さ180g近いバッテリーを持ち歩くということもあまり考えにくい。

 バレーチャージャーは、市販の2.4AのUSB/ACアダプターを使用することで比較的短時間で満充電可能だが、出力はアップルウォッチ側もUSBポート側も標準の5V、1.0Aが規定値となっている。

 そのため、iPhoneには普通に充電可能だが、推奨外の大容量iPad系では当然ながら効率が悪い。

 実際に筆者が試してみたところ、iPhone 7 Plusでは、20%の残量が100%になるまで充電してもバレーチャージャーにはまだ25%ほどの残量電池があった。

 一方、推奨外のiPad Proでは25%の残量から65%のバッテリー残量になるまでに全部を使い切ってしまった。

バックル付きベルトの場合はちょっとカッコ悪い

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一般的なアップルウォッチのフラットベルトならマグネット吸着も確実で理想的なスタイルで充電可能だ

 バレーチャージャーにはスマートチップが内蔵されており、マグネット吸着式充電モジュールの上に置いたアップルウォッチを自動的に検出して、最短時間の充電を行なうことができる仕組みになっている。

T教授
こんな感じのバックル型やミラネーゼタイプのベルトならちょっと格好悪い充電スタイルとなる
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バックル型ベルトがバレーチャージャーをベルトの厚み分持ち上げてしまう

 市場に最も多い一般的なフラットベルト式のアップルウォッチの場合なら、マグネット吸着式充電モジュールへの取り付けは置くだけで簡単でまったく問題ないが、金属製のバックル型ベルトや革製のバックル付きベルトなどの場合は、バレーチャージャーが円形になった腕時計ベルトの中を通す位置関係になるので、マグネット吸着時に多少の手間が要る。

スマホの充電はケーブルを別途用意する必要がある

T教授
アップルウォッチとiPhoneを同時に充電するときは、絶対に忘れずにiPhone充電用ケーブルを別に持っていかなければならない

 一泊旅行や都内の移動にバレーチャージャーを数回使ってみたが、バレーチャージャーの一番の問題点は、スマホに対して充電するためのケーブルがメーカーサイドで用意されていないことだ。

 もちろん、スマートな解決策かどうかは別にして、スマホ付属の純正ケーブルを一緒に持ち歩けば解決することだが……。

 アップルウォッチを使っているユーザーの中には、Androidスマホを使っている変わり者ユーザーも少しはいるかもしれないが、普通に考えると、忘れてもよいほど極めて少数だろう。

 ワイヤレスでアップルウォッチに充電できる先進のバレーチャージャーなら、ユーザーの大半が使っていると思われるiPhone用のLightningケーブルはバレーチャージャー本体にインテグレートすべきだろう。

T教授
筆者の愛用する超スグレモノである「myCharge」モバイルバッテリーは、必要なものはケチらずにすべて備えている

 筆者が普段から愛用している「MyCharge」モバイルバッテリーは、ACプラグも給電用のmicroUSBケーブルとLightningケーブルの両方を最初から本体に内蔵している。

T教授
コストも重要な要素だが、ターゲットセグメントが明確に決っているバレーチャージャーは、必要なモノはまず備えるという商品企画スタンスが必要だ。筆者はいつ失くしてもいいようにダイソーの100円片面チャージケーブルを使っている

 ACプラグはサイズの問題も考えられるのでいいとして、最低、Lightningショートケーブルはバレーチャージャー本体の中に内蔵して、アップルウォッチもiPhoneも、すべての充電はスマートに解決してほしいものだ。

 いずれ世界中のスマホの充電ポートがUSB Type-Cになれば、間違いなくそのような製品は登場してくるだろう。

 そういう意味でバレーチャージャーは究極のアップルウォッチユーザーに向けた最終製品の一歩手前にあるマイルストーン的な位置づけ商品から脱却できていない。ベルキンなら先取の気迫で実現するべきだった。

アスキー
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    最終更新: 12月21日(水)12時00分

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