今、電子カルテを導入するメリットは何か?

アスキー 12月27日(火)07時00分配信

第1回テーマ:電子カルテ x 医療者のメリット

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 医療関係者であれば、当たり前のように使っている「紙のカルテ」。紙であるが故の不便さは、実は患者側にも見えない影響がある。院内で直接カルテが回ってこなければ情報共有できず診察自体がスムーズにいかなかったり、大量の紙の資料の保管には気を遣ううえ、確認するにはわざわざ倉庫へ行かなければならないケースもあるという。また事務的な作業などもスムーズにいかず、受け付けで患者を待たせてしまうといった効率の悪さも、身に覚えがある医療者もいるかと思われる。

 これら諸問題を解決するために注目されているのが「電子カルテ」だ。デジタルデータ化された診療記録には、一体どんなメリットがあるのだろうか。

 第一に医療機関内の情報共有が容易になる点が挙げられる。Googleのように検索するだけで、見たいカルテをすぐ表示することが可能だ。別の誰かから受け取りにいったり、遠くの倉庫へ取りに行くなどの面倒を省くことができる。

 物理的な管理も不要となるため、収納スペースの確保や、万が一の紛失も防ぐことができる。手書きではありがちな「読めない」といったトラブルがなくなるのも魅力的な特徴だ。

 また患者ごとの処方箋入力も楽になるほか、事務作業、予約・受け付け業務もスムーズになるため、患者の待ち時間の短縮にもつながる。

 現在は大病院をのぞいて、一般的にはまだまだ紙が主流だという。電子カルテを導入してしまえば、紙ベースでは絶対実現し得ない、大幅な効率化が望めるのだ。

 以上が基本的な部分だが、ここからは病院経営の経営アドバイザーとしても著名なハイズ株式会社の裵(はい)代表による専門家の声も交えてより深く解説を行なう。最新トレンドをぜひチェックしてほしい。

ICT化のキモは保存されたデータをどう活用するか

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ハイズ株式会社 裵社長

 診療所での導入率がようやく30%を超えた電子カルテ。無料のものから何百万円もするものまで、多種多様な製品がありますが、そもそも医療機関はなぜ電子カルテシステムを導入するのでしょうか?導入することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

 一般的には、

などのメリットがあるとされています。

 しかし、ビジネスシーンでのICT活用の常識に照らし合わせてみれば、ここで挙げたメリットは、ICT化の真のメリットとは言えません。ICT化のキモはアナログをデジタルにすることにとどまらず、保存されたデータをどう活用するかにあります。つまり、

といった活用が求められます。そして、これを実現できる電子カルテこそ、これからの診療所経営に求められる電子カルテと言えます。

アスキー
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    最終更新: 12月27日(火)07時00分

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