作るのが楽しくなる! スマホ用ラベルプリンター「P-TOUCH CUBE」を衝動買い

アスキー 12月28日(水)12時00分配信
T教授
「これからのラベルはスマホでつくる」をキーワードにしたラベルプリンター

 キングジム<7962>の「テプラ」も、ブラザー<6448>の「P-TOUCH」も、カシオの「ネームランド」も、基本的に“ラベルプリンター”という種類の商品は、誰にも頼らずに自前ですべてをやってしまえる“スタンドアローン”なハードウェアとして世の中に登場してきた。

 具体的には、最初のラベルプリンターは文字を入力するためのキーボードや、テープ上に文字をレイアウト処理するROM版アプリ、電子回路、液晶スクリーンなど、ラベルを印字するために必要なモノはすべて搭載したパソコン+ミニプリンターのようなイメージの完結型デバイスだった。

 最初のラベルプリンターが登場してからすでに30年近い年月が経過したと思うが、今も昔も震源地はブラザー<6448>だった。1980年代後半には「P-Touch PC」と呼ばれるパソコンのシリアルポートに接続してラミネートシールを印刷する商品を発売した。

 当時の日本では、まだまだパソコンの一般家庭における普及率は低く、当然のごとくP-Touch PCは一切国内販売はされず、筆者はシリコンバレーに出張に行くたびに、その時の最新のモデルを買って帰って来たのを記憶している。

 プリンターやスキャナーに代表される、当時“周辺機器”と呼ばれた多くの機器も、今ではその多くはパソコン中心設計から脱却して、クラウドやスマホ中心設計が一般的な時代となった。

 今回、筆者が衝動買したのは、そんなラベルプリンターの産みの親でもあるブラザー<6448>が発売した、スマホとBluetooth接続できる最新機種である「P-TOUCH CUBE」というハードウェアだ。

 P-TOUCH CUBEはBluetooth(Bluetooth 2.1+EDR Class2)対応のiPhoneやAndroidスマホに対応している。従来のパソコンの役目をスマホが担うことになった商品だ。今回、筆者はiPhone 7 Plusを使用して楽しんでみた。

スマホで制作が完結するラベルプリンター「P-TOUCH CUBE」

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ネットワークハブが届いたのかと思ってしまった工業パッケージにまず驚いた

 P-TOUCH CUBEは、女性をメインターゲットにして、家庭や職場におけるファンシーな使い方を啓蒙するハードウェアだが、なぜか不似合いで地味な段ボール箱のパッケージで販売されていた。

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本体とお試しテープカセット2本、取説、保証書などが入っている
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筆者は、本体とは別に12mm幅の蛍光黄とワインレッドリボンを購入した

 パッケージをを開くと、P-TOUCH CUBE本体と、サンプル用の短いテープが2本、取説、保証書、サプライ商品の注文シートなどが同梱されている。

 今回、筆者は同梱されているサンプルのラミネートテープ以外に12mm幅の蛍光イエローテープと、ギフトラッピング用のワインレッドリボンの2種類を別途購入した。

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ACアダプターは標準では付属せず、豪華に単4電池を6本使用する

 P-TOUCH CUBEには標準ではACアダプターは同梱されておらず、オプションとして用意されている。今回、筆者は単4アルカリ乾電池を6本使用することにした。

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電池室と反対側の側面カバーを開けるとカートリッジテープの収納庫がある
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テープカセットを挿入しフタをしっかりと閉める
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ハサミアイコンの部分は印刷出力の後で、テープを切るカッターのボタンだ

 まず、バッテリーを指示通りの向きに入れ、続いて使用するラミネートテープを装着する。後は、専用アプリをダウンロード導入し、Bluetooth接続を確立すれば、お好みのラベルを印刷する準備は完了だ。

 一般的なラベルプリンターと同様、P-TOUCH CUBE本体にも指先で押して印刷済みのラミネートテープを規定の長さでカットするカッター機能がついている。

専用アプリで簡単にラベル作成ができる

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アプリのダウンロードはこのQRコードを読み込むだけ。iOS版、Android版がある
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筆者は今回iOS版を使用したが、Android版もほぼ同じ

 iPhone 7 Plusには、P-TOUCH CUBE側面のACアダプター入力端子上にあるQRコードをスキャンして「P-Touch Design & Print」というアプリを導入する。

 アプリを起動すると、この手のコンシューマ商品にはよく見られるオンラインマニュアルとアプリがドッキングした構造になっている。

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アプリはスマホ上の雑誌感覚でできることを紹介してくれる
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整理収納ラベルのサンプルもたくさん収録されていてなかなか便利だ
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ギフトラッピングの項目では筆者の買ったリボンの使用例も豊富だ

 ストーリー性があり、P-TOUCH CUBEでできること、そのやり方、テープの購入まで、ほぼすべてをカバーしており、まず操作に戸惑うことなく誰もがP-TOUCH CUBEを楽しむことができる。

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サンプルを気にせず、好きな形式で独自のテープを作ることもできる
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実際にラミネートテープに印刷してみた

 アプリのガイダンスに従って目的のラベルを作成する以外に、テープの選択、フォントやデコレーションの挿絵などすべてを自分で自由に選択して、オリジナリティーあふれるラベルを印字することももちろん可能だ。

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カセットテープ上の情報を元にP-TOUCH CUBEは現在装着されているテープカセットのテープ幅やカラー、種類などをアプリ上に反映してくれる
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ユーザーが設定したテープカセットの情報と実際に装着しているテープカセット情報が合致していない場合、警告が表示される

 さすがに老舗だけあってテープのバリエーションはなかなかの品揃えだ。アプリ上で「テープの自動検出」機能をオンにしておけば、大多数のテープカセットでは、カセット上の情報を装着時に確認。テープの種類、カラー、幅などの情報を自動検出してくれる。

 アプリは、その情報を元に、画面上のテープを実物そっくりの雰囲気で表示してくれるので、極めて自然な環境で操作が可能だ。

 状況的には少ないとは思うが、ユーザーがアプリ上で間違った色やテープ幅を選択していても、印刷前に実際のテープの情報とユーザーの設定が一致していないことを忠告してくれる。

SIMケース用のラベルなどを作ってみた!

 今回、筆者はP-TOUCH CUBEを使って半日ほどで10枚以上のラベルを打ち出してみたので、そのいくつかを紹介したい。最初はラベルプリンターでは王道のネームプレート作成だが、今回は筆者愛用のSIMケースの外側に出荷時に貼り付けられていたメーカーラベルを剥がして自分専用にしてみた。

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今回は、筆者のお気に入りで海外でよく使うSIMケースのカバー文字を作ってみた

 実際に貼り付ける場所の物理的サイズ(長さ)を最初にアプリで設定し、そこに入る文字として「SIM Safety Case」としてラベルを作ってみた。

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実際のラベルの長さを測定して、45mmに収まるような設定を行なった
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ラミネートテープは中央で裏紙が分離する仕様となっていて剥がしやすく、また正しい位置合わせをして貼りやすい

 出力されたラミネートテープは、貼り付けの際に剥がす背面のテープが中央で横分割されているので、片側ずつ容易に剥がして、位置合わせも完璧にできてしまう。

 昨今のラベルプリンターではクリスマスや誕生日などに使うラッピングの固定ラベルやリボンなども極めて簡単に作れるようになっている。

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自分専用のタイトルを貼り付けた「SIM Safety Case」

 今回、筆者が別途購入したワインレッドのリボンを利用することで、ワインレッドを背景にゴールドの文字でメッセージを際立たせたリボンも作ることができた。

 アプリの中にはクリスマスなど季節の挨拶的サンプルが豊富にあるので、その中から最も近いものを選んで、文字列やデコレーションアイコンを差し替えてもいいし、一からオリジナルで創ることも難しくはない。

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季節イベントのリボンのサンプルもなかなか豊富だ
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筆者が作るのならホワイトデーのお返し用リボンだったが……
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実際に印字の終わったリボンを適当にカットすれば自画自賛のプロの仕上がり

 今回、P-TOUCH CUBEは秋ごろ買っていたが、ハロウインもクリスマスもタイミングを逃してしまったので、来年2月のバレンタインをターゲットにバレンタインデーをイメージしたリボンを作ってみた。

年末年始に家族と楽しめる、遊べるラベルプリンター

 読者諸兄なら、もっとセンスのいいユニークなリボンを作ることもできるだろう。P-TOUCH CUBEはパソコン中心だった旧来のラベルプリンターをスマホ専用とした誰もが楽しく簡単に使える商品に仕上がっている。

 アプリの中でも、整理収納や書類整理、ネーミングラベル、ギフト・ラッピングなど、多くのサンプルが紹介されている。

 ライフスタイル雑誌を読む感覚で読み進めていけば、発想、制作のノウハウを教えてくれて、知らないうちに素敵なラベルができ上がる仕組みだ。

 P-TOUCH CUBEは、年末年始を一緒に過ごすファミリー皆が楽しめる実用的なホームエンターテイメントとなりそうだ。

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さまざまな楽しみ方ができるP-TOUCH CUBEは、年末年始の楽しいファミリーエンタテイメント向きのハードウェアだ
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    最終更新: 12月28日(水)12時00分

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