2017年はDroboのあるPC生活を!

アスキー 12月28日(水)11時00分配信
2017年はDroboのあるPC生活を!

 前回の記事では、発売されたばかりの新エントリーモデルDrobo 5Cを紹介した。Drobo 5Cは代理店であるプリンストンでの直販価格が5万9800円(税込、以下同)、記事執筆時のアマゾン価格が約5万4000円と、Droboのラインナップ中ではグッとお得感のある価格設定ながら、上位機種同様の「手間をかけずにデータを保護」ができる。

 2回目となる今回は年末に公開ということもあるので、来年2017年のあるべきPCライフにDrobo 5Cがぴったりとマッチすることを紹介していこうと思う。「冬ボーナスも出たし、外付けのストレージが欲しいんだけど、何を買えばいいんだろう?」とお考えの皆様は、ぜひご一読を!

薄いPCはカッコイイんだけどストレージが

 ASCII.jpをご覧になっている方々には言わずもがなであるが、昨今のPC業界ではノートPCが主流であり、しかもスタイリッシュな薄型のモデルに人気がある。例えば、主にWeb系のエンジニアを対象にしたイベントに行ってみると、参加者はほぼほぼMacBook(Air/Pro)持ちだったりする。

 Windowsを搭載したノートPCでも、薄型のモデルが増えてきている。薄型のノートはスタイリッシュで持っていて嬉しくなるし、比較的軽いので持ち運びしやすいというメリットもある。だが、HDDを搭載できるスペースはないので、たいていはNVMe接続などのSSDが搭載されており、容量はあまり多くない。大容量データの保存先として欲しくなるのが、外付けストレージとなる。

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Web系エンジニアに大人気のMacBook Pro。薄くてスタイリッシュだが、ストレージ容量が、、、

 WindowsにしろMacにしろ、今時の基準で外付けストレージを選ぶとしたら、とりあえずインターフェイスはUSB 3.0(Macの場合はThunderboltもありえる)だろう。そのように限定したとしても、まだまだ非常に多くの選択肢がある。

 安いものなら、1万円前後で2.5または3.5インチのHDDを1台搭載した製品があるし、より高価な製品だと複数のHDDを搭載できるものも選べる。1台のHDDを搭載した製品は相対的に安価で手軽に使えるが、一方で内蔵しているHDDが故障した場合は記録しているデータは失われるため、別途何らかの手段でデータのバックアップをとる必要がある。

 また2台のHDDを搭載している機器ならば、両方のHDDに同じデータを二重化して記録することで、HDDのいずれかが故障してもデータは保持されるようにできる。このようにストレージ機器は価格のレンジが広く、それに対応するように機能・性能のレンジも広くなっている。

 そんな中でDrobo 5Cは「ケースのみ」で5万円以上の値札がついており、実際に使用するためには、最小構成でもさらに3.5インチのHDDが2台必要となる。「ちょっと高いんじゃね?」と思うかもしれない。だがDrobo 5Cによって実現できることと、それがユーザーにとってとても有用であることを考えたら、むしろお買い得と言っても良い。この記事は、そう思ってもらうためのものだ。

 そこで2017年のPCライフで、薄型のイカしたノートPCと組み合わせる外付けストレージに求められるスペックを考えてみよう。それが以下の3点だ。

  1. 誰でも簡単に使える
  2. データをきちんと保護してくれる
  3. 長く使える

誰でも簡単に使える

データ爆増時代の個人用ストレージはDrobo一択ですよ!
ディスクアレイで使われるRAIDの仕組み。一般的に使われる、RAID 0、RAID 1、RAID 5を解説

 ストレージにデータ保護機能を持たせるためには、よくRAID(Redundant Arrays of Independent Disks)という技術が用いられる。RAIDは前世紀から使われている歴史のある技術で、2台のHDDに同じデータを複製して記録(RAID 1、ミラーリング)したり、3台以上のHDDにデータを分散記録し、HDD 1台が故障してもデータが保全できるように記録(RAID 5)したり、用途に合わせてさまざまな種類(レベル)がある。

 ただRAID技術は古くから使われている分、現状のハードウェアやソフトウェアにマッチしていない部分も出てきている。その最たるものが、いったん構築したRAIDアレイ(複数のHDDを1つのストレージに見えるようにまとめたもの)をデータを保持したまま再構築できない点だろう。

 例えば「データが増えてきたので、今使っているRAIDアレイにHDDを1台追加する」といったことができないのだ。どうしてもそうしたければ、いったんデータをどこかに退避させておいて、アレイを再構築しなければならない。退避先を用意するのも大変だし、何TBもの大容量データの退避には相当な時間がかかってしまう。

 それ以外にも、RAIDで使用するHDDの容量を揃えておかないと、保存スペースとして使えないムダな領域ができてしまう問題点もある。何より、ユーザーはデータを安全に保存したいだけなのに、そのためにストレージ技術に関する専門知識が必要になるというのが、がっかりなポイントだ。

 

(次ページ、「DroboのBeyond RAIDなら」に続く)

DroboのBeyond RAIDなら

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Drobo 5Cにデータを記録していくと、このように点灯している青色のLEDが増えてくる

 これらRAID技術の課題は、Droboではどうなるのだろう。Drobo 5Cを始めとするDroboの各モデルは、Beyond RAIDと呼ばれるストレージ技術を採用している。「~を越えて」といったような意味の“Beyond”がついていることから分かるように、Beyond RAIDは従来型RAIDにおけるさまざまな課題を克服したストレージ技術だ。

 Beyond RAIDは、異なるメーカーのHDD、異なる容量のHDDを混在させても問題なくRAIDを構築でき、さらに最も大きな特長として後からHDDを自由に追加・変更できる点が素晴らしい。

 例えば、前述の通り従来型RAIDではできなかった「データを保持したまま、アレイにHDDを追加」が、Beyond RAIDを採用したDrobo 5Cでは普通に行える。しかも、空き容量がどれくらい残ってるかを常に気にしている必要もない。

 というのもDroboは、実効容量に対してどれくらいデータを記録しているかが、フロントパネルに並ぶ10個の青色LEDで直感的に分かるようになっているからだ。LED 1個が容量10%を表しているが、計算上は四捨五入しているので、容量の15%くらいを消費したタイミングで2個めが点灯する。そして9個めのLEDが点灯する(残りの空き容量がだいたい15%くらい)と、Droboは空いているドライブベイのそばにあるLEDを点灯して、「空き容量が少なくなってきたのでHDDの追加」を促してくれるのだ。

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青色LEDの9個めが点灯したら、HDD追加のタイミングである

 またDrobo 5Cは5つのHDDを搭載可能だが、それぞれのHDDの容量が異なっていても、ムダなく活用できるようになっている。実際のHDDの利用状況、すなわちHDDの元の容量を合計した値に対して、データ保護に使われている割合と実際のデータ記録に使われている割合は、Drobo Dashboardと呼ばれるアプリケーションによって、簡単に確認できる。

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ストレージの使用状況をDrobo Dashboard上で確認

 上のスクショの例では、Drobo 5Cに1TB HDDを5台搭載した状態で実際にデータの記録の使えるのは約3.4TBとなっているのが分かるだろう。

 すごく減っているように感じるかもしれないが、実はここにはちょっとしたトリックがある。「1TB」HDDは1,000,000,000,000バイト(1兆バイト)の容量があるのに対して、Windowsのエクスプローラー上での「1TB」は、1024×1024×1024×1024バイト(1,099,511,627,776バイト)を表しているのだ。だから1TB HDDを普通にWindowsパソコンにつないでエクスプローラー上で見ると、0.91TBになったりする。その分を差し引くと、だいたい5台のHDDのうち1台分がデータ保護のために使われていることが分かる。

 同様のズレはMac OS Xでもあったのだが、10.5から10.6に移行する際に解消された、と記憶している。

 それはともかく、ストレージに関する小難しい技術を一切知らなくても、確実に利用できるのがDroboであり、新エントリーモデルのDrobo 5Cというわけだ。


 

(次ページ、「データをきちんと保護してくれる」に続く)

データをきちんと保護してくれる

 RAIDアレイを用いたストレージは、HDDの故障からデータを保護してくれるが、その反面使い勝手の良くない点も見受けられる。データを保持したままのRAIDレベルの移行(RAID 1からRAID 5、RAID 5からRAID 6へなど)は、対応している製品もあるが、すべてのRAIDアレイで可能というわけではない。また、そのような作業を行う場合は、細心の注意を払う必要がある。

 一方Droboの場合は、HDDを2台搭載した状態ではRAID 1と同等の、3台以上搭載していればRAID 5と同等のデータ保護機能を備えている。また、HDDを2台搭載した状態からもう1台HDDを追加すると、自動的にRAID 5相当に移行してくれる。搭載しているHDDが故障した場合は、フロントパネルのLED表示やDrobo Dashboard上でHDDの交換を促されるので、故障したものと同じかそれ以上の容量のHDDに交換することで、引き続きデータは保護された状態になる。

 用途によっては、同時2台のHDD故障までデータを保護できるRAID 6相当のデータ保護が必要な場合もあるだろう。Drobo 5Cは、「デュアルディスク冗長化」という名のRAID 6相当のデータ保護も可能だ。しかも、その機能を有効にするための作業は、非常に簡単だ。

 Drobo 5Cに関する操作で本体からHDDを抜き挿しする以外のことは、Drobo Dashboard上から行う。左ペインから「Drobo設定」を選択すると、初期状態ではチェックされていない「デュアルディスク冗長化」の項目が見える。チェックを入れると、保護モード変更の確認用ダイアログが表示されるので、「OK<3808>」をクリックすればそれで必要な作業は終了だ。従来型RAIDでRAID 5からRAID 6への移行をするには、時間と手間のかかるデータ退避&アレイ再構築が必要。この点だけでも、Droboの簡単さが分かる。

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Drobo 5Cでデュアルディスク冗長化を有効にする。
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保護モード変更の確認用ダイアログ

 その後保護モード変更の作業中は、Drobo 5CのフロントパネルではLEDが点滅した状態になる。作業中にもデータの読み書きは普通に行える。Drobo Dashboardでは約2時間と出ていたが、実際には1時間ちょっとで作業は終了した。

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モード変更作業は約2時間かかると表示されている
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デュアルディスク冗長化オフ(左)とオン(右)の場合のディスクの使用状況。データ保護に使われている容量がHDD 1台分から約2台分に増えているのが分かる

 Droboは、RAIDレベルなどを特に意識せずにデータ保護が行え、より高いレベルの保護モードへの切り替えもとても簡単に移行できることが分かるだろう。

Droboなら長く使える

 導入時の価格が多少高めであっても、長期間利用できれば結果として安くつく。一昔前に流行ったTCO(総保有コスト)的な観点からも、実はDroboはお勧めできるのだ。

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プリンストンによる日本語サポートページ

 Droboは海外メーカーの製品ということで、「本体が故障した場合が心配」という声を何度か聞いたことがある。実際にはプリンストンが国内でのDroboの代理店となっており、日本語のサポート情報も充実しており、アフターサポートも日本語で対応してもらえる。万が一の故障時の対応も万全だ。サポート体制の詳細については、以前の記事も参照して欲しい。

Droboのサポート体制のしっかり度をプリンストンで確認!

 さらに、他のストレージとDroboの大きな違いとして、Droboでは機種をまたいだHDDの移行ができる点も注目だ。すべてのDrobo同士での移行ができるわけではないが、Drobo 5Cの場合は、Drobo 5D/5Dtへの移行が可能だ。実のところ、データを保持したままHDDを移行するというのは、たとえ同じベンダーの製品間であってもできないのが一般的だ。これはストレージ機器に搭載されているコントローラーが異なれば、HDD上のデータの記録方法も異なるためで、場合によっては同じ型番の機器であっても、製造時期によって異なるコントローラーが搭載されていることさえありえる。

 そういうのがストレージ機器業界の常識であるから、Drobo社はDrobo間のHDD移行を「Drobo Migration」と名付けて、売りにしているほどだ。

Drobo Migration設定方法

 仮に今年の冬ボーナスでDrobo 5Cを購入し、数年間使ったあとで本体が故障したとしても、Drobo 5CからDrobo Migration可能なモデルがきっと存在するだろう。また数年というスパンでは、使っているPC本体も新調しているかもしれないが、Droboに記録したデータだけはずっと続いていく。このように、2017年のPCライフは、個人レベルでもデータセントリックになっていくのではないかと考えている。

 このように他に類を見ないDrobo Migrationだが、実際の手順はどのようになっているのだろうか。基本的には、以下のように非常にシンプルだ。

  1. 移行元/移行先Droboのファームウェアを最新版に
  2. 電源オフ
  3. 移行元からHDDを取り出して、移行先にセット
  4. ケーブルつないで電源オン

 試しに、上記の手順に従ってDrobo 5DtへのDrobo Migrationを行ってみたが、何の問題もなく拍子抜けするほどスムースに移行が完了した。移行先のDroboのファームウェアが古い場合には、警告が表示されることもあるが、その場合もファームウェアを最新版に更新するだけで済む。

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5台のHDDを搭載したDrobo 5C。ファームウェアは最新版
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Drobo 5C(左)の電源をオフして、HDDを取り出す。移行先はDrobo 5Dt(右)
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Drobo 5Dt(右)への物理的移行完了
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Drobo 5Dt(右)の電源オン
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移行完了!
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Drobo Migration移行元のDrobo 5C
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Drobo Migration移行先のDrobo 5Dt。Windows上からは、同じように見える


 

(次ページ、「結論:DroboはBSF」に続く)

結論:DroboはBSF

 冒頭で紹介した、今時のストレージに求められるポイントは以下の3点だった。

  1. 誰でも簡単に使える
  2. データをきちんと保護してくれる
  3. 長く使える

 そのいずれについても、Droboの新エントリーモデルDrobo 5Cがバッチリ当てはまることを分かっていただけたと思う。

 今年の「女子高生流行語大賞2016」で選ばれた言葉トップ10の中に、“BFF”というのがあった。これは“Best Friends Forever”の略だそうだが、その流れで行けば、末永くデータを保護し続けてくれるDrobo 5Cは“BSF”、Best Storage Foreverといった感じだ。外付けストレージを買おうと思っている方々は、BSFなDrobo 5Cを検討してみて欲しい。

(提供:プリンストン)

アスキー
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    最終更新: 12月28日(水)11時00分

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