高解像度と自然な音空間が良い! 4ドライバーイヤフォン「DK-3001」

アスキー 01月03日(火)12時00分配信
高解像度と自然な音空間が良い! 4ドライバーイヤフォン「DK-3001」
e☆イヤホンで価格は5万3820円。DUNUブランドとしては驚くお値段です

 DUNU-TOPSOUNDが新製品「DK-3001」を発売しました。従来のDUNUブランドは「DN」から始まる製品名が付いていましたが、これは「DK」。これまでとは違う新シリーズの第一弾とのことで、ダイナミック型1発+バランスド・アーマチュア型3発という、ゴージャスなマルチドライバー構成のハイブリッド型です。

 ハードウェア的なハイライトは、MMCX端子対応になったこと。従来のDUNU製品はリケーブル可能な製品であっても、他メーカーのMMCXと互換性がなかったため、純正ケーブル以外の交換ができず、はっきり言ってメリットが感じられませんでした。しかし、今回から一般的なMMCX仕様のケーブルなどと交換できるわけです。

高解像度と自然な音空間が良い! 4ドライバーイヤフォン「DK-3001」
ケーブルは着脱可能。汎用のMMCXケーブルと互換性があります

 そうした構成からいって、ターゲットはハイエンド志向のマニア向けで、実売価格も5万円台半ば。DUNUと言えば、コストパフォーマンスの高さが魅力でしたが、これからハイエンド市場もにらんでいくということでしょうか。いずれにしても新シリーズということで、かなり気合の入った仕上がりになっています。

4ドライバーながら着脱性を損なわないハウジング

 バランスド・アーマーチュア型ドライバーは、いずれもノールズ製。メーカー提供の展開図では、バランスド・アーマチュア型のドライバーは2つに見えますが、片方は2つのドライバーを1つにまとめたデュアルタイプで、13mmのダイナミック型と合わせて計4ドライバーという構成です。

高解像度と自然な音空間が良い! 4ドライバーイヤフォン「DK-3001」
DK-3001はダイナミック型とバランスド・アーマチュア型の計4ドライバーのハイブリッド型
高解像度と自然な音空間が良い! 4ドライバーイヤフォン「DK-3001」
バランスド・アーマーチュア型ドライバーは、デュアルタイプ1つとシングルタイプ1つの計3基

 ケーブルは2本付属し、標準装着の3.5mmのステレオミニプラグのほかに、いわゆるバランス接続のための2.5mmプラグ付きケーブルも同梱。バランス接続というのは、グラウンド線を左右チャンネルで独立させ共有しないことで、チャンネル間の干渉を防ごうというもの。2.5mmのバランス接続端子を持つオーディオプレイヤーやポータブルアンプで利用できますが、一般的なプレイヤーではその恩恵に授かれません。

高解像度と自然な音空間が良い! 4ドライバーイヤフォン「DK-3001」
同梱されるバランス接続用2.5mmプラグ付きケーブル
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上がバランス接続用の4極接点の2.5mmプラグ。下が通常の3.5mmステレオミニプラグ
高解像度と自然な音空間が良い! 4ドライバーイヤフォン「DK-3001」
ハウジング側と接続するMMCX端子

 いずれのケーブルも、耳に当たる部分に形状記憶性のある素材が入っていて、イヤーハンガーを兼ねています。また、MMCX端子のプラグは接続してもハウジング側に固定されない構造で、自由にクルクルと回転するデザイン。そうしたことから、耳掛け式の中でも着脱は容易です。

 ハウジングの外装はステンレスで若干重量はあるものの、13mm口径のダイナミックとバランスド・アーマチュアが3つも収まっているようには思えないコンパクトさで、装着性を犠牲にしていないのが素晴らしいところ。複雑なドライバー構成のイヤフォンとは思えないくらい、無理なく耳に収まります。

高解像度と自然な音空間が良い! 4ドライバーイヤフォン「DK-3001」
装着スタイルは耳掛け式で、耳に当たる部分のケーブルは自由にカーブを整形できます
高解像度と自然な音空間が良い! 4ドライバーイヤフォン「DK-3001」
ケーブル以外の付属品は、イヤーチップがコンプライ、スピンフィット、そしてDUNUオリジナルのシリコンチップの3種。そしてイヤーハンガー、ステレオミニ>標準ステレオの変換プラグ、ケーブルクリップ、ハードケースが付属

歪率の低さを活かした新しいスタンダード

 ダイナミック型を使っているため、ハウジングの内側、外側にはチューニングホールが空いていますが、音漏れのレベルは気にするほどではありません。コンパクトで着脱が容易、かつ頑丈なハウジングと合わせ、こんな価格帯の製品でありながら、日常的な用途に向く設計です。

高解像度と自然な音空間が良い! 4ドライバーイヤフォン「DK-3001」
高解像度と自然な音空間が良い! 4ドライバーイヤフォン「DK-3001」

 音質に関しては、マルチウェイ構成の利点である歪率の低さが、最大限生かされていることに尽きます。単に再生レンジを拡大するだけでなく、解像度を上げる方向のチューニング。当然ながら帯域特性は限りなくフラットに近くまとまっています。これは2万円クラスのハイブリッド型からステップアップしようというユーザーなら、明確なメリットとして違いを感じられるはず。

 たとえばわずかな残響成分の広がりと、その手前に定位する楽音のエッジの立ち方にはうなるものがあります。十分な解像度がなければ、残響成分と楽音がはっきり分離せず、空間の存在を明瞭に認識できません。また、カナル型の構造で外界と遮断しているにも関わらず、良質な録音の音源を再生している限り、外界と耳の間になにか遮蔽物が挟まっているような感じがない。これは装着感の良さもありますが、解像度の高さからくる、より自然な音空間から得られる感覚でもあります。

 ポテンシャルの高いイヤフォンなので、スマートフォンや一般のポータブルプレイヤーでも十分に性能を発揮できるはずですが、駆動力の高いアンプであればさらに高精細な再生音が楽しめるはず。DUNUブランドの製品としては、物量を投入した順当な設計であるところにおもしろみを感じませんが、もし5万円の予算があるのなら、新しいスタンダードとして試してみて損のない製品と言えます。

 
アスキー
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    最終更新: 01月03日(火)12時00分

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