パナソニックのCES 2017はレコードとカメラが熱い!? プレカンレポート

アスキー 01月05日(木)13時00分配信
CES2017
松下幸之助の言葉とともに始まったパナソニック<6752>のプレスカンファレンス

 パナソニック<6752>は現地時間1月3日、米国ラスベガスで開催中の「CES 2017」にてプラスカンファレンスを開催。同社の展開するコンシューマ・プロダクトとビジネスソリューションを発表した。

 大々的に発表された新製品は「テクニクス」ブランドのオーディオ製品群、ミラーレス一眼カメラ「LUMIX GH5」、白物家電よりオーブンレンジ「NU-HX100S」だ。

アナログ・ターンテーブル「SL-1200GR」などのテクニクス製品
ミラーレス一眼カメラ「GH5」を発表

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今やパナソニック<6752>のコンシューマ製品の顔となったテクニクス

 コンシューマ・プロダクトで最も多くの製品数が登場したのが同社の展開する「テクニクス」ブランドのオーディオ。

 同社が2015年発売したアナログプレイヤー「SL-1200AE」「SL-1200G」に続くエントリーモデル「SL-1200GR」を2017年初夏に発売する。

 「SL-1200」シリーズのモデルとして同社のダイレクトドライブを継承しつつ、新たにコアレスのモーターを新規開発して搭載される。価格は未定だがスタンダードクラスの製品として「SL-1200G」よりも安価になることが予想される。

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アナログプレーヤーのスタンダードモデル「SL-1200GR」
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オーディオ用スピーカーシステムの「SB-G90」

 「テクニクス」のグランドクラスの製品にはオーディオ用スピーカーシステムの「SB-G90」が新たに登場。

 フロアスタンディングタイプの3Wayスピーカーで、テクニクスとして初めての単体スピーカーのラインナップとなる。

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ステレオアンプの新モデル「SU-G700」

 同社のリファレンスシリーズである「R1」シリーズの点音源による思想を継承。スピーカーキャビネットの内部にあるサブバッフルにユニットを固定することで振動を抑え高音質化する新開発の「バランスドライバーマウンティング」機構を採用する。

 ステレオアンプにも新モデル「SU-G700」が登場。フルデジタルアンプの「JENO Engine」を搭載したステレオ・インテグレートアンプで、スピーカー負荷適応処理「LAPC」にも対応。テクニクスのリファレンスシリーズのデザインコンセプトを継承する。

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ミラーレス一眼カメラの「GH5」を発表

 ミラーレスカメラ「LUMIX GH5」も発表された。5軸の光学手ブレ補正である「5-AXIS DUAL I.S.2」と世界初となる4K/60p/50p 4:2:0 8bit、4K/30p 4:2:2 10bitのビデオ撮影に対応。同社のカメラの搭載してきた4Kフォトの機能は「6K PHOTO」としてグレードアップして搭載される。

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4Kムービーの撮影フォーマットが強化される

 オーブンレンジの「NU-HX100」は2016年11月に北米で発表済みのモデルで、使いやすくハイクオリティな製品として紹介された。

カンファレンスはBtoB、バッテリー、スマートシティーへの
取り組みがメイン

 プレスカンファレンスでは、パナソニック<6752>の多数のビジネスソリューションとB to Bビジネスについての取り組みも解説。

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パナソニック<6752>の電気自動車向けバッテリー工場

 最初に紹介されたのが電池事業への取り組みだ。パナソニック<6752>がバッテリーを提供するテスラモーター向けのバッテリーモジュールを製造する「GIGAFACTORY」、自転車向けに従来の10倍持つ「BULLET SHAPED BICYCLE LAMP」も紹介。

 また、新技術として折り曲げ可能なリチウムイオン電池「BENDABLE LI-ION BATTERY」も披露。IoTデバイスなどでの採用を見込んでいる。

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自転車向けの10倍明るいライト
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折り曲がるリチウムイオン「BENDABLE LI-ION BATTERY」
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デンバーでのパナソニック<6752>の取り組み

 パナソニック<6752>がパートナーシップを組む公共向けソリューションを提供するコロラド州デンバーでの取り組みも紹介され、空港から公共の駅をつなぐ開発プロジェクトに向け、電力供給のソリューションや無人自動車の「EZ10」の走行する様子、スマートLEDの提供といった取り組みが語られた。

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パナソニック<6752>の提供するさまざまなビジネスソリューション
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facebookに提供された「freeze-ray」

 パナソニック<6752>のビジネスソリューションからは、2015年のCESで発表されたFacebookとの共同開発が行なわれた光ディスクを用いたデータ保存技術「freeze-ray」の成果も紹介された。

 パートナーの求めるセキュリティーとデータアーカイブの問題について、同社の持つ技術を通してローコストでオペレーション可能なパートナーの問題、セキュリティーと、データアーカイブのソリューションを提供したもので、将来的にはペタバイト化を目指すという。

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リオ五輪におけるプロジェクションマッピング

 スタジアム向けのソリューションでは、パナソニック<6752>が提供する高輝度プロジェクターを用いて、リオ五輪のプロジェクトマッピングを提供した事例を紹介。2020年の東京五輪への期待も語られた。

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ウォルト・ディズニーリゾートとの協業ではミッキーも登場

 さらにカンファレンスでは、パナソニック<6752>がウォルト・ディズニーリゾートにオフィシャルプロジェクションテクノロジーとしてパナソニック<6752>の高輝度プロジェクターが導入される事が紹介され、ステージ上にはゲストとしてミッキーマウスが登壇する一幕もあった。

クアルコムと協業による「ANDROD IVI」
「Chrysler Portal concept」も登場

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クアルコムと共同開発による「ANDROD IVI(in-vechicle infotainment)」

 パナソニック<6752>・オートモーティブは、クアルコムとの共同によるAndroidをベースとした次世代の「“SKIP GENERATION” ANDROD IVI(in-vechicle infotainment)」を発表。Android 7.0をベースとして自動車のドライバーに求められる機能や情報を提供するもので、クアルコムの「Snapdragon820Am」プロセッサーを利用する。

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Androidにより147のソリューションを提供

 カー向けのソリューションとしては「Chrysler Portal concept」と呼ばれる、ネットワークに接続して利用できるサービスも発表。

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クライスラーとの共同開発による「Chrysler Portal concept」
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カメラでドライバーをモニタリング
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オーディオも各席で最適化

 顔認証やボイスコントロールなどを用いたさまざまなアプリケーションやネットワークサービスを利用できるプラットフォームに位置づけられ、3Dグラフィックとパソナルゾーン機能を備えたハイマウントディスプレーで、運転者に交通状況の警報を伝えるような仕組みも備えている。

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公共交通ソリューションの「ROAD X」

 自動車関連ソリューションでは「ROAD X」のテクノロジーも発表された。これは道路の混雑状態などを調査し、最適な交通表示をするための公共向けのシステムを提供するものだ。

 全体としては、ビジネス向けソリューションとバッテリーや車載システムの色の濃かったパナソニック<6752>のプレスカンファレンス。CES 2017のブースでのさらなる出展に期待したい。

アスキー
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    最終更新: 01月05日(木)13時00分

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