ソニーが部屋に仮想本屋を作る!?  次世代の生活を豊かにするデバイス「Life Space UX」を体験

アスキー 2017年01月10日(火)12時00分配信
CES2017
「新4Kプロジェクター -It's all here」のデモ

 米国ラスベガスで開催された家電見本市「CES 2017」。今年以降に登場するであろうさまざまな製品をお披露目する意味合いのイベントだが、やはり面白いものがたくさんあった。

 そこで、AV機器的に「2017年、これは要注目!」と思われるものを詳しく紹介していく。まずはソニー<6758>の「Life Space UX」だ。

家の中に本屋やビデオ屋が出現!

CES2017
「CES 2017」に出展された「Life Space UX」

 「Life Space UX」は、ソニー<6758>が毎年CESで発表している、空間そのものを生かして新たな体験を創出するコンセプトおよび製品である。

ces2016
ソニー
2016年に製品化されたLife Space UX製品。超短焦点プロジェクターやスピーカー内蔵のLED照明など、生活空間に溶け込む製品となる
ソニー
CES2017
同じく2016年に発売された「グラスサウンドスピーカー」(左)。元となった製品は高さが2mぐらいあったが、グラスサウンドスピーカーの高さは303mmほど

 「CES 2017」では、本、映画、音楽といったコンテンツとの新たな出会いを提案するコンセプトモデル「新4Kプロジェクター -It's all here」を出展していた。

 「CES 2017」で展示していたのはその世界観を具体化した部屋そのものといった雰囲気で、超短焦点で壁に合わせて設置できる4K SXRDプロジェクターから壁に向けて映画や本、音楽といったタイトルがズラリと並び、その中から好みを選んでジェスチャー操作で選び出すというデモンストレーションが実施された。

CES2017
「Life Space UX」の製品群を担当するソニー<6758>TS事業準備室室長の斉藤博氏

 実際に部屋に入ってみて感じたのは、映画、本、音楽とさまざまなメディアと触れるライブラリー的な存在ではあるが、PCやスマホのような画面を操作して選ぶのではなく、壁に投射された100インチの映像が目の前に存在して、そこから選び取れる事が体験としての違い。

 Life Space UXの製品群を担当するソニー<6758>TS事業準備室室長の斉藤博氏が「例えば本屋をぶらぶらしていてコンテンツに出会うようなイメージ」と説明している通り、新4Kプロジェクター -It's all hereは新しいコンテンツの出会いの体験を変えるものだ。

CES2017
壁に映し出されたコンテンツを選び出す体験を提供
CES2017
映画、本、音楽、写真をそのまま楽しむ

 より詳しく製品を見ていくと、新4Kプロジェクター -It's all hereのハードウェアと呼べる製品はキャビネットに収められたプロジェクターで、同じCES 2017で発表された「VPL-VZ1000ES」(2万4999ドル、293万円ほど)と同じ光学エンジンを搭載し、4K SXRDデバイスを採用。

CES2017
キャビネットに収められた本体
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壁につけた状態で80インチ、25cmで120インチを再現できる超短焦点4Kプロジェクター

 ライブラリーを表示するGUIのソフトウェアプラットフォームについては公表されていないが、映画や音楽、雑誌といったさまざまなコンテンツのジャンルを画面全体にランダムに表示して、気になるものを選び取るという操作感が1つのポイントとなる。

定額コンテンツとの組み合わせが現実的!?

 新4Kプロジェクター -It's all here操作については、CESの 2017で行なわれていたデモンストレーションではジャスチャー、あるいはボイスコマンドといった形で操作が行なわれていたが、具体的な製品という形では未定。

 ただし、スクリーンいっぱいにコンテンツを表示して選び取るGUIは、デモだけではなく社内的には実際に動くレベルでの開発は進められている。

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本屋のようなライブラリーのコンテンツのありかはネットワーク、ローカルなどが考えられる

 再生元となるコンテンツはネットワーク、ローカルの購入という仕組みも明言はされていないが、ユーザーが存在する場所を意識しないように選び取れる仕組みを考えているとのこと。

 現実的な答えとしては、定額見放題の映像配信や雑誌読み放題、音楽聴き放題といったサービスとの組み合わせが考えられそうだ。

まだまだコンセプチュラルな製品ではあるが
1~2年以内には製品化されるかも!?

CES2017
実際の製品がどのような形で登場するか楽しみだ

 取材をして直接詳細を尋ねても未定の箇所が多いことからもわかるとおり、まずこの新4Kプロジェクター -It's all hereのそのものは相当にコンセプチュラルな出展であったことは間違いない。

 しかし、過去にCES 2014で披露された「Life Space UX」の製品群は、手の届く価格であるかどうかは別にせよ、1~2年以内には実際に購入できるソニー<6758>の製品として登場してきた。

 新4Kプロジェクター -It's all hereの示す体験がどんな形で我々の前に姿を現すのか、今後の展開にも注目だ。

 次回は有機ELテレビについて紹介したい。

アスキー
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    最終更新: 2017年01月10日(火)12時00分

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