2017年はソニー、パナソニック、LGの有機ELテレビが目玉! CES会場ブースでビジュアル機器をチェック

アスキー 01月12日(木)12時00分配信
CES2017
ソニー<6758>の「BRAVIA OLED A1Eシリーズ」(写真は65型)

 2017年の「CES 2017」は、オーディオ&ビジュアルの視点で見ると特にビジュアルに見どころの多い出展となった。

 最大のテーマは「OLED」(有機EL)。現在、民生用大型OLEDパネルの唯一のサプライヤーは韓国LGディスプレイで、同社のパネルを使ったLGのテレビは日本でも発売済み。

 そして、前回少し触れたが「CES 2017」ではソニー<6758>パナソニック<6752>の2社がOLEDテレビを出展していたのだ。

日本のメーカーの有機ELテレビ

CES2017
パナソニック<6752>の4K OLEDテレビの「EZ1000」

 ソニー<6758>が出展していたのが「BRAVIA OLED A1Eシリーズ」の77/65型の2モデル。パナソニック<6752>は4K OLEDテレビの「EZ1000」の65型1モデル。

 両社ともにOLEDパネルのサプライヤーは明言を避けているが、LGディスプレイ製パネルの供給を受けていると思われる。輝度は非公式ながら800nit(輝度の単位)を越えており、パネル性能向上も向上もめざましい。

 会場ではすでにどちらも実機の画質を視聴できたが、日本メーカーの高画質エンジンが入っていることもあり、従来のOLEDと比べても画質向上は顕著。

 OLEDはパネルの持つ圧倒的な漆黒の表現力の一方で、低階調のつぶれや高輝度部のノイズが指摘される事が多かったが、ソニー<6758>パナソニック<6752>とも解決している。

CES2017
ソニー<6758>の「X1 Extreme」による高画質化

 ソニー<6758>のBRAVIA OLED A1Eシリーズは、2016年発売のフラッグシップ4K液晶テレビ「Z9D」のパネルに搭載した画像処理エンジン「X1 Extreme」によるHDRの魅力を引き出す画質チューンがなされれている。

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パナソニック<6752>はマスモニ画質を目指す

 一方、パナソニック<6752>のEZ1000は新開発の「STUDIO COLOUR HCX2 PROCESSOR」により徹底的にマスターモニターに近い画質に追い込み、ポストプロダクション用に3Dルックアップテーブルを2基搭載するというセミプロ仕様という作りがマニアック。

 いずれも日本発売の情報はなかったが、グローバルモデルだけに日本での発売も期待大だ。

CES全体としては韓国メーカーが注目を集める

CES2017
LGの「LG OLET W」

 日本メーカーという色眼鏡を外して考えると、CES 2017で最も注目を集めていたテレビは韓国LGの「LG OLED TV W」だった。

 プレスカンファレンスでも発表された有機ELパネルの2.57mmという、過去最大級の“薄さ”は圧巻。

CES2017
壁に貼れるほどの薄型が特徴

 「ペーパーディスプレイ」といううたい文句をまさに実現する、壁にマグネットを使って貼り付ける設置方法を2017年に実際に発売するモデルで実現してしまうのだ。

 外付けチューナーを兼ねたサウンドバーは「Dolby Atmos」にも対応。薄型テレビの未来像として最も注目を集めていた。

液晶テレビにも注目の新技術が続々登場!

CES2017
ソニー<6758>の「X93E」シリーズ

 有機ELと比べると大きくトーンダウンするが、液晶テレビもいくつか紹介しておこう。

 まず、日本で発売確実なモデルがソニー<6758>の「X93E」シリーズ。エッジLEDライトでエリア駆動が可能な「Slim Backlight Drive +」(“+”が付いたのが新しい)を搭載し、OLEDと同じ「X1 Extreme」のエンジンを搭載するミドルハイの位置づけの機種だ。

CES2017
LGによる「Nano Cell Display」の展示

 他メーカーでは、LGが液晶の新技術として「Nano Cell Display」を発表。LEDバックライトに塗布する新技術で広色域と広視野角を両立する。

CES2017
サムスンは「QLED」をアピール

 ライバルの韓国サムスンは「QLED」という新ブランドを打ち出し、「Quantum Dot」(量子ドット)シートを採用した自社製品の画質アピールに熱心だった。

 目下、サムスンが日韓メーカーで唯一、OLEDテレビを展開していない(他社製パネルでさえも)ということで液晶に全力投球したいという思惑の表われだろう。

2017年はUltraHD Blu-rayプレーヤーが本格普及!?

 CES 2017のビジュアル関係で、実は出物が多かったのが「UltraHD Blu-ray」プレーヤーだ。

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パナソニック<6752>の「DMP<3652>-UB400」

 日本メーカーでは、まずパナソニック<6752>が「DMP<3652>-UB400」「DMP<3652>-UB300」シリーズを発表し、エントリー層のラインナップをより手厚くしている。

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ソニー<6758>の「UBP-X800」

 パナソニック<6752>に続く日本メーカーとして、ソニー<6758>も「UBP-X800」を発表し、こちらも早いうちに日本でも登場する見込み。

CES2017
LGも「UP970」をプレスカンファレンスで発表

 LGは「Dolby Vision」に対応したUltraHD Blu-rayプレーヤー「UP970」を発表、2017年中の発売を予定している。

 日本メーカーが次々と「OLED」を投入したことをはじめ、例年まれに見る“ビジュアルの当たり年”だったCES 2017。日本市場への投入が待ち遠しい発表ばかりだった。

アスキー
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    最終更新: 01月12日(木)12時00分

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