オークションやインスタの見栄えをアップする撮影ボックスを衝動買い!

アスキー 2017年04月19日(水)12時00分配信
T教授
写真撮影の縁の下の力持ち、「撮影ボックス」と「簡易スタジオ」を買ってみた

 ちょっと前まで、きれいにモノの写真を撮る必要性と価値のあった人は、EC系ウェブページの運営者や頻繁にオークションにさまざまな商品を出品している個人などが多かった。

 今は両者の数も爆発的に拡大し、同時にインスタグラムを代表とするビジュアルを中心としたSNSの拡大も著しい。

 プロが運営する商用ECサイトでは当たり前だった撮影手段やノウハウを、今ではごく普通の個人が使うことも当たり前の時代になった。

 オークションでの“売り”がやっと500回を超えた筆者も、やっと重い腰を上げて最近安くなってきた小物写真撮影用の通称「撮影ボックス」を2種類ほど買ってみた。

 今まで、デジカメ撮影のための背景や下に敷くスクリーンやマットは何度か買ったことがある。

 しかし、上方向からの撮影に関しては何とか使えても、いつも背景スクリーンを上手く固定できる手段がなかなかなく、正面からの撮影には、背景に余分なモノが写り込まないように撮影角度を変えたり、背景に何か大きなモノを立てかけたりと、なかなかその設定が大変だった。

 また、テラス近くのリビングルームの食卓の上で自然光での撮影をやろうとしても、地球の自転の影響で撮影時間が限られることが多い。

 対応策として、天井照明を利用してやろうとすれば、今度はカメラを持った自分の手やカメラ自身、自分の上半身が影になったりする。文明の利器であるフラッシュを使用すれば、それはそれで超不自然なイメージになるのがオチだった。

 そんな時に、これらの面倒くさい課題を一気に解決してくれそうなアイテムのメールニュースがやってきた。

約1500円と格安な上海問屋の
「20灯LEDライト<1926>付 折り畳みコンパクト撮影ボックス」

 筆者が購入したのは、ドスパラの通販サイトである上海問屋の「20灯LEDライト<1926>付 折り畳みコンパクト撮影ボックス」(以降、撮影ボックス)という、いつものように長~い名前の商品だ。

 今回、最初に紹介するこの商品の特徴は、何と言っても税込み1499円というそのコストパフォーマンスだ。

T教授
撮影ボックスの同梱物。あくまでシンプルでミニマムのアタッチメント

 早速送られてきた撮影ボックスは、組み立て式の本体ボックス、バックスクリーン(黒と白の2色)、天井面手前にある20個のLEDライト<1926>を点灯させるためのバッテリー供給用のmicroUSBケーブル、そして取説だ。

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たった200gなので、カバンに入れてどこにでも持って行って直に撮影できる

 本体はポリ塩化ビニール製の下敷きのような素材を折り曲げて作られている。復元性が強く、何度も折り曲げたり伸ばしたりしても相当の回数にも耐えられそうだ。

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最初に織り込まれた三角形の両耳を引っ張り出す。少し指先に力が必要だ
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広げて全部展開すると取説を見なくても組み立ての手順は分かってくる
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3ヵ所の三角形の頂点をくっつけるのはマグネット
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組み上げた後の姿。慣れてくれば軽く1分以内で簡単に組み上げられる
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内側に任意のバックスクリーンを内部のフックに引っ掛けて、撮影可能になる

 組み立ては、3つ折りになった撮影ボックスを開き、各面の三角形をした側板に付属するマグネット同士をくっつけて、前面が開放されたボックスに組み上がるとひとまずは完成だ。

 そして内部に背景と底面のスクリーンとなるバックスリーンを入れ、背面上部のフックに取り付ける。

モバイルバッテリーを使えば好きな場所に設置できる

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20個のLEDライト<1926>は天井面の手前に接着されている。microUSB入力端子は端
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近くにACコンセントがなければUSBモバイルバッテリーによる給電が便利だ

 被写体に合わせて、黒か白のバックスクリーンを選択する。同梱の給電用USBケーブルを天井面内側のLEDライト<1926>列の終端にあるmicroUSBポートに差し込み、USB・ACバッテリーかモバイルバッテリーにケーブル接続すれば20個のLEDライト<1926>は即座に点灯する。

 筆者は撮影場所のすぐ近くに壁面ACコンセントがなく、延長ケーブルを使うのが面倒だったので、ごく普通のUSBモバイルバッテリーを使用したが、好きな場所に撮影ボックスごと持って移動できるので極めて便利だった。

T教授
撮影ボックスに被写体を入れて撮影してみた
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普通に天井の裸電球の下、ダイニングテーブル上で撮影するとこんな感じ
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撮影ボックスで撮影。その差は明らか。この撮影条件が場所を選ばず、お天道さまに無関係で24時間保証されることは大きなメリットだ

 実際の撮影においては、腕時計や宝石、それらに限りなく近い小さなモノには最適だ。大き過ぎないフィギュアの撮影にも向いているだろう。欲を言えば、天井に付いた20個のLEDライト<1926>が手前側にあるので、被写体の底面から背面にかけて多少の影が出ることだ。

T教授
気持ちよく撮影が可能だが……光が回り込まない被写体の真下ややや後ろは影になってしまう

 また、平坦な反射面を持つ腕時計のクリスタル系風防やステンレス面に天井のLEDライト<1926>そのものが映り込むことがあり、被写体を置く位置やカメラの撮影角度を工夫することで回避しないといけないことがあり、それはそれでなかなか不便なことだった。

 被写体表面へのLEDライト<1926>の映り込みは、天井LEDライト<1926>の列を全て薄手のトレーシングペーパーで覆ってしまうことでも対応できそうだ。

 最初に買った撮影ボックスは自重200gと超軽量で、携帯サイズも幅22×奥行き3×高さ23.5cmくらい。持ち歩きにも小さくて便利なのだが、とにかく組み上げた時のサイズもおよそ幅22×奥行24×高さ26cmと極めてコンパクトなサイズなのだ。

 腕時計とか宝石、筆記具、小さなフィギュア、最大でも小振りなデジタルカメラくらいの撮影が上限サイズだ。

真上からの撮影も便利な「簡易スタジオ」

 もう少し大きなサイズの撮影ボックスがほしいと思い、その日の内にネットを探していたら、知人からアマゾンで販売しているもう2周りほど大きな「簡易スタジオ」という表現の撮影ボックスを紹介された。

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大型の「簡易スタジオ」のキャリングケース。撮影ボックスの袋より豪華だ
T教授
内部には簡易スタジオ本体、バックスクリーン4色、USB給電ケーブルが収納可能

 ほぼ撮影ボックスの3倍ほどの価格の簡易スタジオの組立時のサイズは、幅43×奥行き45×高さ44cmと、撮影ボックスとの体積比では約6倍の大きさだ。しかも簡易袋的な収納ケースではなく、持ち手の付いたジッパーケースが付属する。

 付属品は途中にオン/オフスイッチの付属した給電用microUSBケーブルとバックスクリーンが4色(白・赤・緑・黒)だ。

T教授
撮影ボックスとおおよその構造は同じだが、大きな簡易スタジオでは、マグネットではなく、より強度のある金属スナップフックを使用している。パチンと固定するのに少し力が要る
T教授
白いバックスクリーンをセットして、USBモバイルバッテリーでLEDライト<1926>を点灯
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ケーブル途中にLEDライト<1926>のスイッチがある。USBモバイルバッテリーから給電が行なわれている場合にのみオン/オフできる

 サイズが大きい分、重量も重く、前述の撮影ボックスが拡張展開時の固定に簡易なマグネットを使用していたのに対し、簡易スタジオでは、強力な金属製のスナップボタンによる固定方式を採用している。

 マグネットのような簡便さはなく、3枚のPVC板を固定するにも多少の力とコツが必要だが、このサイズと重量ではマグネットによる固定は無理だろう。

T教授
真上から写真を撮影したい時にはなかなか便利な天井の丸窓
T教授
真上から一眼でもスマホでも自由自在に被写体を狙える。不要な時はベルクロで閉じる
T教授
こういう配置を真上から撮影することは意外と不都合な条件があって面倒だ

 大きな簡易スタジオの素晴らしいのは、サイズの余裕だけではない。一番便利なのは、天板中央に開けられた丸い穴だ。

 不要時はベルクロでフタを閉めておき、真上から被写体を撮影したい時は丸板を取り除いて最高の位置から撮影することが可能だ。

 このお陰で、必要だけど不要な影を被写体に落とす天井光の引き起こす数々の呪縛から逃れることができた。

T教授
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T教授
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腕時計のような反射面が多く、複合素材の商品を撮影するには極めて便利。いずれの写真もスマホ(HUAWEI mate9)で撮影したが、今までにない快感性だ

 そんなことも含めて、撮影ボックスよりはこちらの簡易スタジオの方が、撮影者のカメラ位置の柔軟性は確実に一段上だ。

LEDライト<1926>はもう1列欲しいところだが……

 サイズには不満がない簡易スタジオだが、同じようにただ一直線に並んだだけのLEDライト<1926>は、被写体への映り込みという問題が起こる。また、あくまで天井内側の最前列から照らすだけのイージーな仕組みなので、どうしても被写体の影が同じように背面にできてしまう。

 実践的な解決策は、やはりトレーシングペーパーによるLEDライト<1926>のカバーと、できれば、簡易スタジオ内の一番奥の天井にもう1列のLEDライト<1926>を追加設置するのがベストのような気がしてきた。

 余裕サイズの簡易スタジオでも、追加したもう1列のLEDライト<1926>を取り付けたまま一緒に折りたたんで収納できるとは思えないので、実際には毎回取り外すという面倒なことになるが、ベストな撮影結果を目指すなら止むを得ない選択だろう。

 注文中のセカンドLEDライト<1926>が届くまで、筆者は撮影位置による解決をもうしばらくは模索してみたいと考えている。

小物コレクターは持っておくべき!

T教授
場所が許せば、簡易スタジオをおすすめしたい。容積が大きな分、第2LEDライト<1926>列は必要かと思うが……

 今回紹介した「撮影ボックス」と「簡易スタジオ」は、価格的に1500~4500円近辺の投資で、いずれも見栄えのいい写真が簡便に撮影できる投資対効果の高い商品だ。

 単純な筆者は、このツールを使って魅力的な写真撮影ができれば、オークション10回の“売り”で軽く元が取れそうな気がしてきた。

 たとえそれが不可能でも、腕時計やジュエリー、フィギュアなどを含む小物コレクターにとっては必須のアイテムだろう。

アスキー
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    最終更新: 2017年04月19日(水)12時00分

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