引き締まった黒で立体感が増す! HDR対応ディスプレーで「バイオハザード7」を体験

アスキー 2017年05月19日(金)09時00分配信
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「S2718D」

 デルからコンシューマ向け液晶ディスプレー「Sシリーズ」新製品として、27型の「S2718D」が登場した。次世代高画質技術HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しており、一般的な液晶ディスプレーよりも幅広い明度差を表現することが可能だ。

 また、極薄で洗練されたデザインの本体や、sRGBカバー率99%という色域の広さ、直販サイトで8万1864円というリーズナブルな価格も大きな魅力になっている。前回は使い勝手について紹介した。今回は、S2718Dの目玉となるHDRについて紹介する。

HDRで「バイオハザード7」を体験!

 S2718DとHDR対応グラフィックボードを搭載したパソコンがあれば、「バイオハザード7」などのHDR対応ゲームをフルに楽しむことが可能だ。また、YouTubeのHDR対応動画なども視聴できる。

 今回は、S2718DALIENWARE AREA-51の組み合わせで試してみた。ALIENWARE AREA-51はGeForce GTX 1080搭載モデルも選択できるパワフルなゲーミングパソコンで、HDRだけでなくVRにも対応している。

 実際にHDR機能を有効にするには、いくつか事前に設定しておく必要がある。今回のALIENWARE AREA-51の場合は、まずHDMIケーブルでS2718Dをつないだあと、本製品のコントロールボタンを押してOSDを呼び出し、「色」の「プリセットモード」で「ゲームHDR」を選択。

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OSDで「ゲームHDR」を選択する

 続いて、PCで「NVIDIAコントロールパネル」を開き、「解像度の変更」で「解像度」を「4k×2k、3840×2160」に、「デスクトップの色の深度」を「最高(32ビット)」に、「出力の色の深度」を「10bpc」または「12bpc」に、「出力のカラーフォーマット」を「YCbCr422」または「YCbCr420」に設定。これで、HDR対応ゲームを楽しむための準備が整う(PC環境によっては手順が異なる場合がある)。

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NVIDIAコントロールパネルの設定画面

 ちなみに本製品の最大表示解像度は2560×1440ドットだが、OSDで「HDRムービー」か「HDRゲーム」を選択した場合に限り入力解像度で4Kがサポートされる(もちろん、ドット・バイ・ドットで4K表示されるわけではなく、スケーリング処理で擬似的に表示される)。

 あとはアプリ側でHDRを有効にすればいい。「バイオハザード7」の場合は、「OPTIONS」→「DISPLAY」で「HDRモード」をオンにすればOK。使用環境によっては「最大輝度調整(HDR)」と「明るさ調整(HDR)」も調節しておこう。

 HDRモードをオンにすると、即座に設定内容が画面に反映される。写真では分かりづらいのだが、標準のダイナミックレンジ(SDR)に比べてシャドウの黒が引き締まり、全体に奥行きや立体感が増して見えるようになる。

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「バイオハザード7」の「HDRモード」をオンにすると、画面にも即座に反映され、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗く見えるようになる

 写真ではHDRモードの暗部が真っ黒に潰れて見えていると思うが、肉眼で見たときは影になった部分の木の幹のテクスチャや地面の石、草葉のディテールなどがしっかり見えていた。SDRでは影の部分が明るくオドロオドロしい雰囲気が若干減じているが、HDRでは何が出てくるかわからない得体の知れない不気味さがよく表現されている。それでいて、ディテールの見やすさは損なわれていないのがポイント。

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左がSDR、右がHDR。HDRモードの方が暗部の黒が引き締まって見える。写真だと暗部が潰れて真っ黒になってしまっているが、肉眼では影の部分の地面の様子や樹木のテクスチャなどもしっかり確認できる

 臨場感や怖さはHDRモードの方が圧倒的に上だったので、よりリアルにPCゲームを楽しみたい人にとって、S2718Dは現時点で最高の選択肢の一つだと言っても過言ではないだろう。

 YouTubeのHDR対応動画も視聴してみたが、同様にシャドウの黒が引き締まり、奥行きや立体感が向上して見えた。映像の中の人物や動物、果物なども、よりリアルで生々しく表現されていた。全体にHDRの方がくっきり見えるため、表示解像度自体は同じなのに、解像感が高く感じられるのが印象的だった。

 現状ではHDR対応コンテンツがまだまだ少ないのと、HDR有効化のための設定が若干面倒という課題はあるものの、このS2718Dを導入することでHDRが一気に身近になるのは間違いない。「バイオハザード7」などのHDR対応ゲームを目一杯楽しみたいという人には、とくに注目してみてほしい製品だ。

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アスキー
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    最終更新: 2017年05月19日(金)09時00分

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