PCをまたいでマウスを操作できる「MX Master 2S」を活用するワザ

アスキー 2017年06月17日(土)10時00分配信

 6月15日、ロジクールからハイエンドマウス「MX MASTER 2S」が発売された。前モデルの「MX MASTER」は最高の使い勝手で人気を集めた。リリースが出てから興味津々だったので、早速レビューしてみることに。マウス自体の完成度はもちろんだが、「1つのマウスで3台のコンピュータを行き来できる新機能」も徹底チェック。同時に発売されたコンパクトな「MX ANYWHERE 2S」も紹介する。

マウス
1つのマウスで3台のPCをシームレスに操作できる

複数台のPCで作業するなら超絶便利な「FLOW」機能

 何はともあれ、複数台のPC間でマウスを操作できるという「FLOW」を試してみる。これは、「MX MASTER」にも搭載されている「Easy-Switch」機能を利用した新機能だ。

 「MX MASTER 2S」も同梱されている「UNIFYINGレシーバー」やPCのBluetooth機能でワイヤレス接続する。複数台のPCで使う際、毎回ペアリング操作を行なってもいいのだが、3つまでデバイスを記憶し、背面のボタンを押すことで手軽にペアリングを切り替えることができる。最初にペアリングしてしまえば、それ以降はボタンを押すだけでいいのが便利。

 この機能をさらにブラッシュアップし、ディスプレーの端にマウスポインターを動かすことで、シームレスに別のPCにペアリングを切り替えられるようにしたのが「FLOW」だ。

 利用する条件は、PC同士が同じネットワークに繋がっていること。後は「Logicool Optionsソフトウェア<3733>」(こちら)の設定画面で、「FLOW」タブ機能を有効にすればいい。

 まずは、「FLOWを有効化」をクリック。すると、ネットワークを探し、他にFLOWが有効になっているPCがないか検出する。「成功」と表示されたら、完了だ。FLOWを有効にしている数だけディスプレーのアイコンが表示される。

 マルチディスプレーの設定と同じ感じで、画面の端にマウスを動かすと隣のPCに移動するようになる。PC同士のつながりはドラッグ&ドロップで動かせる。左右だけでなく、上下にくっつけることも可能だ。

 おそるおそるマウスポインターを画面端まで動かすと、すーっと消えて隣り合っているPCの画面のマウスポインターが動き始めた。想像より切替がスムーズでいい感じだ。うたい文句どおり、コピー&ペーストも自由にできる。WindowsとMacが混在してもOKというのはうれしいところ。

 筆者のメインPCは6画面のマルチディスプレーなのだが、しっかりと対応していた。他のPCに接する部分のどこからでも移動が可能だった。例えば、上下は2段なのだが、上のディスプレーから左に移動すると、隣のPCでは右上からマウスポインターが現れるなど、細かいところもしっかり動作している。

 ちなみに「FLOW」を有効にした状態で、同じように複数PCにペアリングした前モデルの「MX MASTER」で試してみたが、PCをまたぐことはできなかった。

マウス
まずは、「MX MASTER 2S」とPCをペアリングする
マウス
「Logicool Optionsソフトウェア<3733>」の「Flow」画面を開く
マウス
「FLOWを有効化」をクリックするとネットワークの検索が始まる
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2台を有効化したところ
+
マウス
3台で有効にした画面。PCの位置はドラッグ&ドロップで移動できる
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上下に並べることも可能
マウス
マウス
マウス
マルチディスプレー環境が混じっていても、ディスプレーが限定されるようなことはなく、指定した端から自由に行き来できる
マウス
PCをまたいでデータのコピー&ペーストもできる

やっぱり使いやすい最高峰の高級マウス「MX MASTER 2S」

 本連載でも「第190回 最高峰のマウス「MX Master」で安定の操作性を手に入れる」(関連記事)で紹介したように、「MX Master」の使いやすさはハンパではない。手の小さい女性だとちょっと大きく感じることもあるようだが、筆者の手にはぴったり。超ヘビーに何年使っても安定して動作し続けるのも頼もしいところ。

 「MX MASTER 2S」も「MX MASTER」とほぼ同じ形状をしている。サイズはW85.7×D126×H48.4mmで、重量は145gとこちらも同じ。ただし、背面の「connect」ボタンがなくなっている。「MX MASTER 2S」では、「Easy-Switch」ボタンを長押しすることでペアリングできるようになっているのだ。

 その他、「Logicool」のロゴが「logi」になっている。ちなみに、同梱しているUnifyingレシーバーのサイズはW14.4×D18.4×H6.1mm、重量は2g。

 形状が同じなので、持った感じは変わらない。相変わらずいいフィット感だ。センサーは従来と同様「Darkfield Laser」だが、解像度が最大1600dpiから最大4000dpiに向上しており、さらにスムーズに操作できるようになった。バッテリー機能も向上しており、フル充電時で最大70日利用できる。3分間の充電で8時間利用することも可能だ。ちなみに、「MX MASTER」はフル充電で最大40日間、1分間の充電で2時間の利用だった。

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「MX MASTER 2S」のグラファイトモデル。他にグレイとミッドナイトティールがラインナップしている
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背面の「connect」ボタンがなくなった
マウス
「Easy-Switch」ボタンで3台のデバイスを切り替えられる
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側面にはサムホイールと2つのボタンを搭載
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前面に充電用のmicroUSB端子を備える
マウス
手のひらにすっぽりと収まる操作しやすいデザイン

 もちろん、「Logicool Optionsソフトウェア<3733>」でボタンのカスタマイズもできる。初期設定では、親指で下に押すボタンがジェスチャー、ホイールの手前にあるのがモードシフト、ホイールを押すと中央ボタン、サムホイールは水平スクロール、側面のボタンは進む・戻るに割り振られている。「ポイント&スクロール」の設定では、マウスポインターの速度やホイールの動作モードなどを設定できる。

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カスタマイズしたいボタンをクリックする
マウス
動作を選択する
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「ポイント&スクロール」の設定画面

コンパクトボディー、もしくは値段を重視するなら
「MX ANYWHERE 2S」

 「MX MASTER」の機能を引き継ぎつつ、コンパクト化したモバイルマウス「MX Anywhere 2」も人気だった。今回も、「MX MASTER 2S」と同時に「MX ANYWHERE 2S」が発売された。

 3台までのFLOWや70日間動作、最大4000dpiのセンサー解像度などは、「MX MASTER 2S」と同じように利用できる。ボタン数も同じ7つで、カスタマイズも可能。同梱するレシーバーは「Pico Unifyingレシーバー」となり、サイズはW14.3×D14.9×H6.5mm、1.63gとさらに小さくなっている。

 出先の喫茶店でノートPCを操作する際、「MX MASTER 2S」はちょっと大きすぎる、という人にオススメだ。

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「MX ANYWHERE 2S」。カラーはグラファイト<7847>、ミッドナイトティール、グレイの3色から選べる
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背面は電源スイッチだけとシンプル
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付属のレシーバーはコンパクトタイプ
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モバイルで便利な、女性の手にちょうどいいサイズ

 気になる価格だが、「MX MASTER 2S」の直販価格は1万2880円(税抜)、「MX ANYWHERE 2S」は1万130円(税抜)となっている。ちょっと「MX ANYWHERE 2S」は高いかな、とも感じるが性能を考えればどちらも十分にその価値はあると言える。特に格安マウスを使っている人なら「MX MASTER 2S」はオススメ。別次元の操作性に驚くはずだし、手放せなくなること請け合いだ。

 「MX MASTER」を使っている人は、「FLOW」が必要なら買い換えもあり。特にFLOWを使わないのであれば、センサー解像度やバッテリー動作期間の向上だけで買い換えられる金額ではないかもしれない。どちらにせよ、「MX MASTER」に引き続き、「MX MASTER 2S」も今後ハイエンドマウスとして君臨することだろう。


アスキー
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    最終更新: 2017年06月17日(土)10時00分

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