3万円台でデュアルレンズだ! かなり遊べる「Blade V8」をレビュー

アスキー 2017年07月17日(月)15時00分配信

 ラインナップが豊富になってきたミドル~ミドルハイ、いわゆる低価格帯のスマホ。もはや安いだけでなく、特徴がわかりやすく、スペックも上がってきており、コスパが良いと今一番アツいカテゴリーといえる。

 今回レビューするZTE「Blade V8」はデュアルカメラに加えて、インカメラは1300万画素と、最近のセルフィー需要も満たしている部分が特徴。もちろん、割り切らなくてはいけない部分もあるのだが、このスペックで価格は約3万5000円とかなり使える1台だ。

V8
ZTE Blade V8

5.2型でちょっとスリムなボディー

 Blade V8は5.2型(1080×1920ドット、IPS液晶)を搭載し、サイズは約71.5×148.4×7.9mm、重量約141gとなっている。外観から目立つ点はほとんどなく、後述するデュアルカメラ以外は最近の見た目が分かりやすいスマホ群からすると地味だが、指紋センサーやDSDS対応など、トレンドとなる機能はしっかり押さえている。

V8
本体正面はごくごくスタンダードなビジュアル。インカメラは1300万画素、指紋センサーを搭載している点はいまどきのスペックだ
V8
本体背面にはデュアルカメラがある
V8
上部にはヘッドフォン端子とサブマイク
V8
本体底部にはスピーカーとマイク、microUSBがある
V8
本体左側面にはSIMカードスロット。DSDS対応
V8
本体右側面は例に漏れることなく、電源/スリープボタンとボリュームボタンがある

 スペックを見てみると、対応バンド数は多くなく、VoLTEはauのみとなっている。DSDSは通話用ではなくデータ通信前提で使うといいだろう。SoCはSnapdragon 435(オクタコア、1.4GHz)、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GB、microSDXC(最大128GB)、バッテリー容量2730mAh、ワイヤレスについてはIEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.1となっている。バリバリと使うには厳しそうだが、実際に使用してみるとAndroid 7.0を搭載することもあってか、意外にも基本的な操作は軽快である。このあたりは店頭でのハンズオンですぐに体感できるだろう。


オーディオ面に注力!
このクラスでDolby Audio搭載!

 Blade V8はAndroid 7.0を搭載し、システムソフトウェアにMiFavor 4.2を採用している。MiFavorは他のZTE端末にも採用されているシステムソフトウェアで、大半の設定項目は共通。設定面で見ると目立つ点はない。ZTE独自機能としては、片手操作用のランチャーMi-POP、ジェスチャー機能になる。手のサイズに依存するが、なるべく片手操作で済ませたいのであれば、デフォルトではオフになっているMi-POP機能をチェックしてみてほしい。

 また、Dolby Audioを搭載しているのもポイント。本体自体はモノラルであるため、ヘッドフォン使用時、とくに動画視聴時に恩恵を得られるだろう。実際に映画を視聴してみてみたが、この価格帯のスマホとしては上々すぎるものだった。ヘッドフォン中心でスピーカーの音は気にしないのであれば、スマホチョイスの決め手のひとつになるだろう。

V8
ホーム画面。独自アプリはごく少数だが、後述するリフォーカスや3D撮影データはギャラリーからのみ調整可能となっている
V8
バッテリークーリング機能は、バッテリー温度の上昇を知らせるもの
V8
V8
Mi-POPはデフォルトではオフ。片手で一部操作を実行できる機能だ
V8
ナビゲーションキーの入れ替えにも対応
V8
ジェスチャー機能はスクリーンショットの通り。好みに応じて決めることを重点するためか、デフォルトでは大半がオフだ
V8
独自機能として用意されている「個人領域」。ロック解除とは異なるパスコードでないとアクセスできないため、見られたくないデータを保存しておくのに最適。また指紋認証にも対応する

豊富なカメラ機能で3D写真も撮影可能

 アウトカメラは1300万画素と200万画素のデュアルカメラ仕様になっており、メインで使用するのは1300万画素で、200万画素側は奥行きなどを認識する補助として使用される。顕著なのは「ボケ」「3D写真」のときで、「ボケ」では撮影あとにF値とフォーカスの変更ができ、「3D写真」は本体パッケージと一体化しているVRゴーグル、もしくはよくあるスマホを使用するVRゴーグルで立体的な写真を楽しめる。

 「3D写真」については面白いといえば面白いのだが、解像感がやや低いため、あまり活用するかといわれると難しい。どちらかといえば「ボケ」のほうが使い勝手がよく、こちらは頻繁に使用することになるだろう。

V8
純正のギャラリーアプリからフォーカスとF値を変更できる。デュアルカメラで得たデータをもとにソフト的に再現している
V8
前ボケはけっこう自然であるため、かなり遊べる。ただし、苦手なパターンもあるため、どの角度になると描写が不自然になるのか把握しよう
V8
撮影モードは豊富。マニュアルは細かく設定できるので、出番は多くなるだろう。オートのままでは苦手なシーンがあるからだ
V8
スリープ状態のときに、電源/スリープボタンとボリュームボタン(マイナス)を同時押しすると即座に撮影が実行され、なぜか撮影完了までのタイムが表示される

※以下の写真は実寸で掲載しております。通信量にご注意ください(2~4MB)。

V8
価格相当な感じの写り
V8
HDRをオンにしてみたもの。分かりやすいHDR感になる
V8
晴天下の描写は良好。リフォーカスとF値変更を活用したい
V8
夜間の撮影については、マニュアルモードで低速シャッターにでもしないとほとんど撮影できないレベルなので、手持ちでは考えないほうがいいだろう
V8
晴天とくもり、夕刻あたりまでと割り切っておくといいだろう。ただホワイトバランスについては、疑問が残りがちなので、マニュアルモードでホワイトバランスだけ手動のほうがいいかもしれない
V8
ご飯写真についてはホワイトバランス設定が合わないことが多く、美味しく撮るのであれば、マニュアルモードがオススメ。パネルの発色はいいため、美味しそうな色合いを選ぶだけでいい

 インカメラは1300万画素。3万円台のスマホとしては高性能な部類に入るが、アウトカメラと似たホワイトバランスの傾向で、少し環境光を意識する必要はあるが、美肌機能(10段階)とアウトカメラ下にプレビューが表示されるため、自撮りはしやすい。

 また、顔検出時点で歪み補正をするといった機能はなく、画素数も多いため、別アプリで処理するぶんには都合がいいだろう。なお、作例には自撮りになれていらっしゃる北見えりさん(@eri_kitami)。2017年7月10日~16日にかけて、大阪・廃墟カフェbar「Bigboss」にてラバー写真展を開催しているので、関西の人は足を運んでみてほしい。かっこいい系の写真が多く、筆者もしれっと写っている(スク水で)。

V8
美肌機能(+3)のデータ。屋外やしっかりした照明があれば十分に戦闘力の高い自撮りを撮ることが可能だ。暗所の場合は事前にどういった描写になるのか、チェックしておきたい

【まとめ】サブ機としてもいいし
割り切って使うのもいい

 SoCはミドルクラスものになるが、ウェブブラウズやSNS、メッセンジャーくらいと決めているのであれば、十分に使える性能だ。カメラ性能については、マニュアル中心なら満足いく写真を撮りやすい。手間がかかる部分はあるが、リフォーカス機能もあるため、クセを楽しみつつ遊べる端末だといえる。価格相当の部分を受け入れつつ、用途が決まっているのであれば、オススメしたい。

アスキー
もっと見る もっと見る

【あわせて読む】

    最終更新: 2017年07月17日(月)15時00分

    【関連ニュース】

    【コメント】

    • ※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

    【あなたにおススメ】