自宅のドアを簡単にスマートロック化できる「Qrio Smart Lock」が良さげ

アスキー 2017年08月11日(金)17時00分配信

 最近、少しずつ普及がすすんでいるスマートロック。大手の不動産でも新築のマンション、アパートなどでスマホと連携した電子錠を採用するなど、いま注目されているIoTデバイスのひとつです。

 ちなみに、みなさんはスマートロックと聞いてどんなことを想像するのでしょうか?「工事が必要なんじゃない?」「スマホの電池が切れたらどうするの?」など、スマートロックについて知ってはいるものの、イマイチ購入する決め手が見つからない人もいるかと思います。

Qrio
「Qrio Smart Lock」

 そこで今回紹介するのが、どんなドアでも簡単に取り付けられるQrioのスマートロック「Qrio Smart Lock」。クラウドファンディング「Makuake」で即買いし、今日まで一度も壊れることなく自宅のドアで稼働しているスグレモノです。

Qrio Smart Lockについて

 ソニー<6758>が設立した新会社「キュリオ」(Qrio)が開発したスマートロック。ドアのサムターン(つまみ)部分に貼りつけるだけの装置で、開発当時、サムターンを使ったスマートロックとしては世界最小をうたっていました。スマホ(iPhone/Android)から操作でき、家族や友人にLINE<3938>、Facebookなどのメッセージ機能を使って自宅の鍵を共有できるのが特徴です。

コンパクトでお洒落なデザイン

 カラーはシルバーのみで、どんなドアのデザインにも合うように設計されています。これは世界最小を目指し、さまざまな角度からスマートロックの在り方を検証した結果だそうで、個人的にもシンプルで高級感のある印象を受けました。

Qrio
Qrio Smart Lockの正面

 余計なボタンなどがなく、正面には鍵を手動でも操作できるつまみがあるだけ。本体サイズは幅57×奥行き84.5×長さ115.5mm、重さ383g(CR123Aリチウム電池2本含む)。

Qrio
背面

 一見、ネジ穴らしき箇所が見受けられますが、Qrio Smart Lockはドライバーなどの工具をいっさい必要とせず、誰でも簡単に取り付け可能です。装着には付属の粘着シートを使用し、日常の使用に耐える強さを持ちながら、取り外す際は跡をつけずにきれいに剥がせるようになっています。一般的な賃貸住宅などのドアにも装着できるうえ、取り付け用の粘着シートは別途購入できるので、引っ越し先でも使い続けられます。

Qrio
側面
Qrio
本体の上部には「Qrio」と刻印されている

「これだけ?」と感じるくらい取り付けが簡単

 先にも説明したように、取り付け方法は付属の粘着シートを使ってドアに固定するだけという、“超”がつくほどの簡単仕様です。そのうち剥がれてしまうのではないかと不安でしたが、実際にQrio Smart Lockを1年以上使っていて怪しいと感じたことは一度もありません。しかもほとんどのドアに合うように設計されているので、よほどのことがない限り装着できないといったトラブルもないでしょう。

Qrio
実際にドアに装着した様子
Qrio
剥がれ落ちることなく、しっかり装着している

「オート」機能で鍵操作が楽チン

 スマートロックを使う最大の理由は、何と言っても鍵を自動で解錠/施錠できる点。これまで当たり前のようにバッグから鍵を出して鍵穴に差し込んでいましたが、スマートロックに換えたことでこの一連の動作が不要になりました。一度体験してみると自動の快適さに感動しますよ。

 オートロック機能は専用アプリから設定でき、オンにすると解錠後に一定時間が経過すると自動で施錠されます(時間は変更可能)。荷物を持っていて施錠が難しい状況でもオートロックなら勝手に鍵がかかるため、施錠したあとに「鍵をバッグにしまう」といった煩わしさはなく、例えば朝のゴミ出しで両手いっぱいにゴミ袋を抱えているときに威力を発揮します(笑)。

Qrio
アプリから「オートロック」「手ぶらで解錠」の設定ができる

 さらに、自宅に近づくと自動で解錠する「手ぶらで解錠」機能も便利です。手ぶらで解錠もアプリから設定可能で、一度自宅から離れるとアプリが外出モードに切り替わり、そのあと再び自宅に近づくとスマホがGPSを利用して正確な現在位置情報を取得、さらにQrio Smart Lockが取り付けられたドアに近づくとアプリが帰宅モードに切り替わります。するとQrio Smart Lock本体に対して解錠処理を継続的に実行し、解錠する仕組みです。

 施錠にくわえて解錠も自動でできるとなればすぐにでもオンにしたいところですが、実際に試してみたところ残念ながらうまく機能しませんでした。おそらく一番良い使用環境は、自宅に近づくとすぐにドアがあるような、エレベーターのない一軒家が理想的なイメージです。何度か使ってみた印象としては、エレベーターなどで通信が途中で遮断されるとアプリのモードが切り替わらないようで、ドアの前に行っても反応しませんでした。条件さえ整えば、ぜひ利用したい機能です。

 ちなみに、Qrio Smart LockはApple WatchやAndroid Wearといったスマートウォッチでも解錠/施錠が可能です。

Qrio
Apple Watchでも解錠/施錠できる

電池切れの心配がない

 Qrio Smart Lockには電池パックが本体の左右に2本ずつ、計4本の電池(CR123A)を入れるスペースがあり、それぞれおよそ300日間の稼働をうたっています(片側は予備)。電池の残量はアプリから確認でき、少なくなった際はアプリを起動したタイミングで知らせてくれるので買い忘れの心配がありません。また片側が予備であるため、一方の電池が切れるともう片側の電池に切り替わるようになっていることで、突然、家に入れないといったトラブルを避けられます。

 なお、これまでどおり鍵を使って解錠もできるため、万が一スマホのバッテリーが切れても安心です。

Qrio
Qrioアプリのメイン画面
Qrio
アプリから電池の残量を確認できる

外から遠隔操作も可能

 Qrio Smart Lockとは別に「Qrio Hub」を追加購入することで、Wi-Fi経由で遠隔地から鍵の操作が可能になります。またQrio Smart LockとHubはBLE(Bluetooth Low Energy)で通信し、鍵の操作をリアルタイムで通知することもできます。手動で操作された際に通知されるので防犯にも役立ちますよ。

 アプリを使って一時的にキー(ゲストキー)を発行して友人に共有もできますが、Hubがあればその場でスマホから遠隔操作で解錠できます。また、ゲストキーは受け取る側もアプリのダウンロードが必要となるため、Hubのほうが手軽でおすすめです。

Qrio Hub
遠隔操作できる「Qrio Hub」

スマートロック最大の難点

 最後に、今回Qrio Smart Lockを購入して気がついたことがひとつあります。それは、マンションなど建物の入り口にオートロック機能がある場合、帰宅時にこれまでの鍵を出す必要があるということ(笑)。この問題はどのスマートロック製品にも当てはまることで、実際にスマートロックを使い始めるまで気が付きませんでした……。ただ、外出する際は鍵を出す必要がないのでアプリのオートロック機能が役立ちます。

 ちなみにQrio Smart Lockを使い始めた当初は、スマホが圏外でもアプリを起動して解錠できましたが、その後にアプリがアップデートされてから、一度通信をしないとアプリが起動しなくなりました。これにより、エレベーターを出ですぐに自宅のドアがある場合だと、圏外から通信が復帰しアプリが起動するまで時間がかかります。おそらくQrio Hubとの関係だと思われますが、待ち時間が長いと鍵を出したほうが早いので、個人的には以前の仕様に戻して欲しいと強く願っています。

 Qrio Smart Lockは、公式ストアにて1万9440円で販売中です。

アスキー
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    最終更新: 2017年08月11日(金)17時00分

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