イヤホンを簡単Lightning化、ケーブルみたいなDAC内蔵アンプ「Capri」

アスキー 2017年10月13日(金)14時57分配信

 e☆イヤホンは10月13日、ケーブル交換に対応したイヤフォンをLightning接続できる新製品「Capri」を10月15日に販売開始する。価格は8900円。

Capri

 シンガポールに拠点を置くAAW(Advanced Acoustic Werkes)はカスタムIEMも手掛けるブランド。CAPRIは、iPhoneやiPadのLightningコネクターに接続するタイプの非常にコンパクトなポタアンだ。ハイレゾ再生対応、バランス駆動に対応しているが、回路は長さ6㎝、幅1㎝ほどのリモコン部に収納されており、アンプの追加というよりはケーブル交換に近い感覚で使える。

 ケーブル線材には純度99.9997%のOCC銅を使用。また電磁波との干渉を防ぐため、制御カプセルなどでプロテクトしているという。

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 iPhone 7以降ヘッドフォン端子が省略されたこともあり、Bluetooth対応イヤフォンが人気だが、Bluetoothは伝送時に圧縮がかかる。それを嫌う人には、Lightning接続のイヤフォンを選ぶという選択肢がある。その際は「できれば、自分の聴きなれたものがいい」と考える人には向いている製品と言えそうだ。

 試用機はイヤフォン側の端子がMMCXだったが、IEMで主流の2pinコネクターを採用するものもある。スペック的には、24bit/96kHzに対応し、再生周波数帯域は5~45kHzとハイレゾ対応(ハイレゾロゴは取得していない)。メーカー公称値で、歪率は0.01%未満、S/N比は106dBA、出力インピーダンス1Ω未満、16Ωで128mWの出力になっている。

Capri
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 リモコン部分は一般的な3ボタンタイプ。上下は音調調節用。中央ボタンはマルチファンクションになっており、音楽再生時にワンプッシュで再生/一時停止、着信時には応答/終話となる。なお、ダブルプッシュすると次曲へ、トリプルプッシュでは前曲へ。長押しならSiriの起動となる。

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 KINERA Bd500Eと組み合わせ、iPhone 6s Plusで聴いてみた(再生ソフトはKORGの「iAudioGate」)。96kHz/24bitの音源をいくつか試してみた。DSD(DoP)やこれよりも情報量が多い音源でもアプリ側で切り替えるようで、特に問題なく再生できた。

 標準ケーブルとiPhone内蔵アンプの再生と比べると、確かに低音の切れや重量感が違う。音が深く沈み込み、全体の重心も下がって、安定感が増す印象だ。元気にリズム<7769>を刻むロック・ポップスの音源がパワフルに鳴り、ライブ音源との相性もいい。高域は少し丸まるため、クラシックなどの器楽曲では、弦の音が少しウォームに聴こえる。解像感は欲張っていない感じだが、中低域の見通し感はなかなかのものだ。

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 ちょっと気になったのは、ケーブル接続時、再生開始時、アプリの切り替え時などに入る小さなノイズだ。特にSiriを起動するとキーンという大きめのノイズが入ってしまうことがあった。

 リモコン部は樹脂そのものという感じだが、ケーブルは布製シースでくるまれており、端子部もポリッシュ風に加工されている。質感としては悪くないと思う。なお、端子近くのケーブルは耳に巻いて装着するイヤフォンとの接続(ループタイプ)を想定しており、ヘッドフォンとの接続は難しそうだ。

 マイクに関しては、リモコン部分に1つ穴があいた簡素なもの。使用時には周囲の音やケーブルのタッチノイズを拾ってしまったりするようだ。常用するというより、緊急用の短い会話に使う機能と考えておいたほうがいいかもしれない。

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    最終更新: 2017年10月13日(金)14時57分

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