混迷を極めたGTタイ・ブリーラム戦でミクAMGは2位獲得!

アスキー 2017年10月13日(金)19時00分配信

ウェットタイヤがハマり予選は4番手

 SUPER GT唯一の海外戦である、タイ・ブリーラム。この街のサッカースタジアムに隣接されてチャーン国際サーキットで10月7~8日に開催された。

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 土曜日の予選は朝から土砂降りのスコール。今年でタイ戦は3年目だが、ここまでのスコールは初めて。しかし、すぐ止んでは降り止んでは降りを繰り返すので、練習走行では最初はウェット、途中からドライとコンディションが目まぐるしく変化していく。路面が乾き始めたのを狙ってスリックタイヤで走った谷口選手は「1'33.054」を記録して2番手タイムで練習走行は終了。

 午後からの予選1回目は片岡選手が担当。スコールで再び路面が濡れたのでウェットタイヤでスタートする。2周目に「1'42.521」を記録し、5周目には「1'40.825」と記録を更新するも、ライバル勢の速さもあって徐々に順位が下がっていく。それでは10番手に踏み留まり、1回目を通過した。

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 予選2回目は谷口選手がアタック。路面は濡れていたがすぐ乾くだろうとスリックで勝負に出たものの、まったく乾く気配がなくこの作戦は失敗に終わる。すぐにウェットタイヤにチェンジ<3962>して、再アタックすると「1'39.641」を出す。ライバルたちの記録更新もあり、順位は5位まで下がったものの、ラストのアタックで「1'39.531」を刻み、なんと50kgのウェイトハンデを背負いながら4位で予選を終了した。

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大混乱のスタートを制して2位表彰台!

 決勝日も朝から雨が降ったり止んだりだったが、昼過ぎにはすっかり晴れて路面も完全に乾いていた。だが、レーススタート直前、グリッドウォーク中に激しいスコールがサーキットを襲った。すぐに止んだのだが、サーキットの一部の川ができるほどの雨量で、各チームはスリックで行くかウェットで行くか、選択を迫られていた。

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 スリックを履いていたミクAMGは、スタートギリギリのタイミングでウェットに交換。スタートドライバーの片岡選手に前半の戦いは託された。決勝はスコールのため、セーフティーカーの先導走行でスタート。3周目にセーフティーカーが外れ、本格的にレースが開幕。だが、この3周目にタイヤチョイスの明暗が分れた。スリックで勝負に出たチームは思うように速度が出せずに、置いていかれてしまう。さらに、ミクAMGの最大のライバルとみられていた25号車(VivaC 86 MC)はペースが上げられずにラップダウン(周回遅れ)されてしまったほどだった。

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 片岡選手はセーフティーカー明けの3周目に前を走る55号車(ARTA BMW M6 GT3)をパス、すぐに3位に上昇する。それからは2位を走る51号車(JMS<7702> P.MU LMcorsa RC F GT3)に追いつき、オーバーテイクチャンスを伺う。51号車は早い段階でタイヤが厳しくなってきたようで、10周目に後退し、ミクAMGは2番手に上がった。

 レースが10周も過ぎたあたりから路面は急速に乾き始め、それまで我慢していたスリックスタート組が息を吹き返して、ウェット組とペースが逆転する。もちろん、ミクAMGもペースダウンは否めなかったが、片岡選手がなんとか20周まで粘ってピットイン。ドライバーは谷口選手へ、タイヤはスリックへとチェンジ<3962>して、再びコースに戻った。

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 なお、同時にピットインした65号車(LEON CVSTOS AMG)はピット作業時のトラブルで時間がかかってしまい、さらにこのトラブルが原因でドライブスルーペナルティーを課せられ、勝負権を失ってしまった。

 アウトラップで14位まで落ちたものの、25周目に10位、30周目に8位と徐々に順位を上げていく。33周目にはそれまでトップを走っていた21号車(Hitotsuyama Audi R8 LMS)をパスして6番手まで上がった。全車ピットインが終わった42周目には2位まで上がってきており、残すは前を走る51号車のみとなった。しかし、その差は10秒。谷口選手もベストラップを出して51号車を追い詰めていくが、最終的には5秒差まで縮まったものの追いつくことができず、2位でゴールとなった。

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 これによりシリーズランキングは65ポイントとなり、再びトップに返り咲いた。2位以下とは9ポイントの差がついており、追われる側として最終戦もてぎに挑む。だがランキング2位の51号車は優勝回数2回、ミクAMGは1回。同点の場合は優勝回数が多いほうがチャンピオンなので、最後まで油断はできない。もてぎで2位以上になれば自力でチャンピオンだが、それ以外だとほかのライバルの動向次第となる。

 現時点でチャンピオンの権利を残しているのはミクAMG以外だと、51号車、65号車、55号車の3台。シンプルにこの3台の前でゴールできればチャンピオンなので、最終戦もてぎではなんとしてでもライバルたちの前に出たいところだ。

関係者インタビュー

安藝貴範 代表

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 雨だと厳しいという予想だったので、スタート前のスコールはどうなるのかと思いましたが、なんとかドライバーが頑張ってくれてポジションを上げてくれました。レインタイヤが最後はスリックタイヤになってましたから。片岡選手はよく耐えてくれました。後半も谷口選手が数台パスしてくれて、最後は追い詰める直前までいきましたから。優勝していればチャンピオンシップもラクだったんでしょうけど、それでも有利な状態で最終戦に臨めるのは準備にも気合いが入るし、なにより気分がいいですね!


片山右京 監督

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 まずは波乱のタイが無事に終わってよかったです。天気も味方してくれてなかったし、流れが良かったわけでもないけど、ドライバーがとにかく頑張ってくれて、谷口選手のウェットタイヤでの予選4位もスゴかったし、難しいスタートになった決勝でも片岡選手がポジションを上げてくれて。ピットインのタイミング次第では51号車の前に行けたかもしれないけど、こちらも燃費の問題とかあったしね。ただ、GT500や周回遅れのクルマと絡んでしまって大幅にタイムを落としてしまったのはもったいなかった。それでも9ポイントのマージンを持ってランキングトップに立ったのは大きいですね。もちろん、油断はできないですけど。


谷口信輝 選手

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 今回はYOKOHAMAさんが用意してくれたタイヤがバッチリ決まって、ウェットもドライもいいタイムで走れました。決勝はあとちょっとで優勝だったから欲が出ちゃうけど、2位でも最高に嬉しいです! ライバルである25号車(VivaC 86 MC)と65号車がノーポイントだったのも大きい……と思ったら51号車が最大のライバルになったり、最後まで読めないシーズンです。まだまだ油断はできないけど、最終戦もてぎに貯金がある状態で行けるのは良かったですね。


片岡龍也 選手

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 レース直前のスコールにはちょっと驚きましたけど、結果としてはYOKOHAMAさんのウェットタイヤも谷口選手のスティントのスリックタイヤも、今回はタイヤのパフォーマンスが今日のコンディションにはマッチしていて、非常に良いレースができました。4位から出発して2位、そしてポイントランキングも1位を取り戻して最終戦に挑めるなんて、最高の週末です。

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今回初めてタイに来た
レーシングミクサポーターズ 2017のつっつ

 タイ戦も今年で3年目。これまではグリッドガールは女装のオッサンだったが、今年はついにレーシングミクサポーターズからつっつこと荒井つかさちゃんが参加! グリッドやピットウォークでは多くの人を集めていた。

荒井つかさちゃん

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    最終更新: 2017年10月13日(金)19時00分

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