1500円の激安手書き「LCD電子メモ」を衝動買いしてThinkPad風カスタマイズ

アスキー 2018年02月14日(水)12時00分配信
T教授
秋葉原裏通りで衝動買いしたLCD電子メモの見かけを少し改造して、早速、愛用のデジタルポケットメモとして使ってみた

 時代はスマホ主導の世界に移行し、タブレット系のPCやガジェットが流行している。今後とも、手書き文字をデジタルワールドに取り込むガジェットは増えることがあっても減ることのないアイテムだ。

 手書きガジェットが大好きな筆者は、アナログのノートはもちろんのこと、1998年にIBMとボールペンの老舗であるCrossが共同発表した「CrossPad」以来、基本的に「手書き」と冠の付くデジタル系ガジェットは、その100%を計画衝動買いしている。

 デジタル技術の関わりの大きさによって、手書き系デバイスは、単に紙に従来の筆記具で描いたものをスマホカメラで撮影するだけのものから、iPad ProやSurfaceのように端から端までデジタルでまとめ上げようと考えるモノまでそのバリエーションはさまざまだ。

 そんな中で、デジタル化はおおむね他人任せで、自らは普通の紙に筆記する代わりに何度でも使えるLCD系の手書きボードを提供することだけに特化した商品も多い。

 昨今では自他ともに認める「Boogie Board」(ブギーボード)がこの手の手書きでナイスでは王様だ。

手帳サイズの手書き電子ボード「LCD電子メモ」

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「LCD電子メモ」という固い名前だが、できることはほとんどBoogie Boardと同じ。ブラックモデルとグリーンモデルがあるが、ブラックモデルを衝動買い

 今回紹介する「LCD電子メモ」(LCD Writing Tablet)は秋葉原の裏通りの「あきばお~」の店頭で1500円(税別)で見つけて衝動買いした。

 本体カラーはシックなブラックとビビッドなグリーンがあるようだが、筆者の衝動買いは当然ブラック。グリーンカラーなら衝動買いは思いとどまったかもしれない。

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同梱物は、本体であるLCD電子メモと日本語取説、付属のスリムなペンの3個。5インチLCDボードと記載されているが実測は4.5インチサイズだ

 パッケージの中には、本体であるLCD電子メモと日本語の取説、本体左側面には筆記のためのスリムなペンが付属する。

 使い方は従来のBoogie Boardとまったく同じ。付属のペンで描き、中央上部にある消去ボタンを押すことで、すべての筆記跡は一瞬の内に消えてなくなる仕組みだ。

 部分消去ではなく全部か消去される仕組みは、一部の例外商品を除きBoogoe Boardと同様だ。

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ごく一般的な手帳サイズなのでポケットに入れるのも、持ち歩くのも極めて簡単だ

 LCD電子メモの実際の外郭サイズは実測で幅78×高さ140mm、そして極めて薄い。片手で持てる一般的な手帳サイズだ。

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Boogie Boardの仲間は、今では、標準的な9インチサイズを中心に、小さな4.5インチサイズから大きな22インチクラスまでバリエーションがある
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本家Boogie Boardの最小モデルJOT4.5(左)とLCD電子メモの4.5インチ(右)。JOT4.5はバッテリー交換はできないが5万回消去ができるとのこと。筆者もいまだ確かめた人を知らない

 LCD電子メモの遠戚にあたる本家Boogie Boardも後続の各社もここ数年、この手のLCDタブレットにはさまざまなサイズを発売しているが、今回ご紹介するLCD電子メモは一番小さな4.5インチサイズだ。

 パッケージには5インチと記述されているが、実測はBoogie Boardの最小モデルである「JOT 4.5」と同じ4.5インチ。使用者から見てLCD電子メモの左側面にスライド式でホールドされているスリムな専用筆記ペンは、本体と一緒に持ち歩くには極めて便利である。

ソリッドな書き味 細かい絵や文字を書くのに向いている

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極めてスリムな筆記ペンは収納が便利で好ましいが、引っかかりがなく、細すぎて指先で摘まんで字を書くときにも滑りそうになるのがちょっと悲しい

 携帯性に反して、実際の筆記では多少細すぎて握った指から滑ってしまう感じもある。

 しかし、ペン自体は極めてよく考えられた形状とバランスをしており、ほぼ同じ内容を9インチサイズのBoogie Boardと4.5インチサイズのLCD電子メモに描いてみたが、より細かな文字や絵をLCD電子メモに描くのもほとんど不自由はなかった。

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標準的な9インチBoogie Board(左)はにじむような独特の筆記感が快適だ。一方、LCD電子メモはソリッドな細い描き味が最高だ

 Boogie BoardとLCD電子メモとの筆記上の特徴的な違いは、前者がどちらかと言えば、ペン先をLCD面に落として静止していると、にじむような感じで筆跡が多少ボールドに変化して、筆記操作に慣れてくれば、毛筆のようなイメージでも描ける。

 一方、細い付属のペンで描くLCD電子メモの方はあくまでボールペンのようなソリッドな筆跡だ。単に細かな文字を細かく描きたいのなら安価なLCD電子メモの選択は間違っていない。

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常時、手帳などと一緒に持って、明快な目的を持って使うメモにすれば便利だ
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スマホとも一緒に持ち歩くアイテムとして、サイズ的な相性は抜群だ

 コンパクトな外観サイズから、LCD電子メモは既存のアナログ手帳やスマホと一緒に持ち歩いて、適時使い分けるという使い道もありそうだ。

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ひもやチェインを使ってフック穴を活用すれば、普段使いのバッグに取り付けられる

 極めて小さなLCD電子メモは本体左上にひもなどを通すフック穴が用意されている。ひもやチェインを取り付けてバッグなどのキーフックに繋いで常時持ち歩くのもいいだろう。

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LCD電子メモは、CR2032ボタン電池1個で駆動する

 LCD電子メモも昨今のBoogie Boardと同じくボタン電池で駆動される。LCD電子メモは、CR2032ボタン電池を1個使用する。

 付属の電池はお試し用のバッテリーである旨が記述されている。しかしバッテリー寿命とは別に、本家Boogie Boardのように、消去回数5万回という耐用表示はない。

手持ちのスマホで推奨アプリが動作せず……
別のアプリを代用すれば問題なし

 本家のBoogie Boardも互換系のLCDボードの多くも筆記データのデジタル化に関しては筆記面のスマホカメラによるスキャンが手軽で一般的だ。

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取説に紹介のあったアプリは筆者のスマホで動作しなかったので、筆者は「XPAD」というアプリをPlayストアで見つけて使用している

 取説記載の推奨アプリはQRコードから簡単にダウンロードできるが、対応しない機種もあるようだ。残念ながら筆者の「HUAWEI Mate 10 Pro」では動作せず、同様の効果の期待できるアプリをPlayストアで探してみた。

 幸い、「XPAD」というアプリとの相性がよく、筆者はこのアプリを使わせていただいている。自由に筆記したLCD電子メモの表面をXPADアプリを起動したスマホで撮影する。斜め補正や台形補正もある程度できるので、それほど神経質になって筆記面を撮影することもない。

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撮影したLCD電子メモの切り出し部分を4つの青い頂点で指定する
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指先で4つの青い頂点をドラッグして絵や文字を描いたLCD面を枠指定する
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4つの頂点を最終位置に設定してチェックマークをタップする。もちろん斜め補正や台形補正も可能だ
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筆記面をカットしただけでは、普通に黒地に淡いグレーで、メモとしての鮮明度は低い
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反転アイコンをタップすれば、白黒反転してメモとして見やすくなる
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保存すれば、先ほどのメモはサムネイル表示される。ギャラリーの写真の1つとして扱える
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XPADアプリでカラーによる加筆や色付けなどの簡単なレタッチも可能だ

 撮影が終わればデジタル化したい筆記面を表示し、4つの頂点を指先で移動。枠組みを決定する。撮影し切り取った画像を反転することで、推奨アプリと同様に白地に黒の表示による保存も可能だった。

 また保存画像にカラーインクを選択して加筆や着色することも極めて簡単だ。

外観をThinkPad風にアレンジしてみた

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あまったTrackPointの赤ポッチとハサミ、カッターで、地味な消去ボタンをThinkPad風に改造する

 今回、筆者はブラックカラーのLCD電子メモを購入できたので、筆者の大好きな“赤と黒”のThinkPadカラーに改造してみようと考えた。

 改造と言っても大袈裟なことではなく、LCD電子メモ上の何の変哲もないシンプルでフラットな消去ボタンにトラックポイントの“赤いポッチ”を貼り付けて“Mini ThinkPad 手書きメモ”を作ってみた。

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円筒形の長い裏側を限りなく短くカットする
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ほぼフラットまでカットしたソフトドームの天井のふくらみだけをアロンアルファでLCD電子メモの消去ボタン位置に貼り付けた

 大雑把な筆者なので、引き出しの中にあまっていたTrackPointの赤い“ソフトドーム”ポッチをハサミとカッターで薄く削いで、アロンアルファでくっ付けただけだ。

 しかし、全体が黒地のLCD電子メモに、赤くて薄いラバー製のポッチは極めてよく似あっている。

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ThinkPadでネットサーフィン中やパワポ作成中に気づいたことや思いついた発想をとっさにメモできるLCD電子メモはなかなか貴重な存在だ
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手書きメモのデジタルペーパーに手書きのLCD電子メモはミスマッチのようだが、考え方によっては、メモに残したくない論理や発想を一時的に記述するスペースも必要なことは、企画系の人なら思い当たるだろう

 さて、実測重量48gの超軽量なんちゃってBoogie Boardは、しばらくはデスクサイドでThinkPadと一緒に使ったり、時には、ソニー<6758>のデジタルペーパーのお供でアウトドアで活用したり、という使用法を想定している。

 ThinkPadにもデジタルペーパーのいずれにも不向きな、極めて短時間の一時的な筆記アイテムとして、まさに雑記帳のようなイメージで使ってみようと考えている。

 本家を超えそうな便利さの1500円(税別)のLCD電子メモ……今回は秋葉原裏通りで最高の価値ある買い物をしたかもしれない。

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今回の衝動買い

アイテム:
LCD電子メモ

価格:秋葉原あきばお~ 0号店にて1620円(税込)で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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    最終更新: 2018年02月14日(水)12時00分

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