エアコン操作という当たり前なくしたNature Remoが超便利

アスキー 2018年02月14日(水)12時15分配信
エアコン操作という当たり前をなくしたNature Remoが超便利

 都内に雪が降った1月なかばから気温がぐっと下がり、築数十年の木造ワンルームは気を抜くと凍死の危険性があると感じてきた。寒くてたまらない。家にいるときは寝ていてもエアコン点けっぱなしという日が続いている。暖かい部屋は別の意味でたまらない。

 しかし困るのは帰宅時だ。冷たい風に当たりながら、なんとか帰ってきても家の中は誤差の範囲で気温が高い程度。急いでエアコンを点けても暖かくなるまで時間がかかる。タイマー設定で帰宅時間帯にエアコンを点けておく、という手も考えられるがいつも同じ時間に帰れるとは限らない。

 そこで「Nature Remo」を導入したところ、見事に悩みが解決された。1週間ほど使ってみた印象をお伝えしたい。

セットアップ、スマートスピーカーと連携は簡単

 Nature Remoはスマホとエアコンを連携させるガジェットだ。スマホアプリ(iOS/Android)を使ってエアコンの電源オンオフ、温度設定、暖房冷房などの運転モード、風量などを変えられる。Nature Remoとスマホの接続はWi-Fiで、エアコンとは赤外線で通信する。テレビや照明といったほかの家電でも、赤外線リモコンを使うモノであれば対応する。価格は1万4040円。

 本体サイズは幅74×奥行き74×高さ20mmと手のひらに収まるサイズ。重さは約65g。外装はプラスチックで、真っ白な見た目はシンプルな印象を与える。電源はACアダプターだ。

エアコン操作という当たり前をなくしたNature Remoが超便利
正面
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背面。真ん中下のくぼみにmicroUSBポートがある

 セットアップに難しいところはなく、アプリの手順に従ってユーザー登録、Nature Remoと家のWi-Fiを接続したらすぐに使える。エアコンとの連携も簡単で、アプリから家電の追加ボタンをタップし、Nature Remoに向かって赤外線リモコンの電源か停止ボタンを押すと、エアコンが認識される。セットアップ後はスマホがWi-Fiに接続されていなくても操作に支障はない。複数台のスマホとの連携にも対応しているので、家族での利用もできる。

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家のWi-Fiと接続する際に本体真ん中のロゴ部分をタッチ
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接続できたら名前を付ける
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Wi-Fi接続後、すぐに家電を追加するよう促される。アプリに従えば連携は簡単
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家電を連携させるときはリモコンを本体に向けて操作
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認識された家電が連携できているかどうかその場でテストできる
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家電にも名前を付ける

 テストできてはいないが、テレビや照明もほぼ同じ。テレビの場合はチャンネルや音量など、複数のボタンを登録する作業が発生する。が、公式サイトのサポートに手順が載っているので、見ながら設定すればつまずくことはなさそう。

GPSを使ったエアコンの自動オンオフが便利

 エアコンは家の外からでも操作できる。会社から帰宅する前にアプリでエアコンの電源をオンにしておけば、寒い部屋で絶望することはない。逆にエアコンを点けっぱなしで外出してしまった場合も、アプリからオフにできる。

エアコン操作という当たり前をなくしたNature Remoが超便利
家電の操作画面。設定温度の白い部分を上下にスライドさせれば温度が変わる。右側のアイコンタップで電源などを操作

 室温の把握やエアコンの温度、風量も外から設定できるので、部屋を暖めておくためにいつもより少し温度を高めにして帰宅時に備える、といったことも可能。

 だが、忘れることもある。家にいれば寒いからリモコンをモゾモゾと探してエアコンを点けるが、会社や外に出ているときに家の温度のことなど考えたことがない。エアコンの点けっぱなしだって、アプリを積極的に見ないとわからないではないか。これではリモコンがスマホに変わっただけになってしまう。

 もちろんそんなわけはない。これの便利なところはスマホのGPSを利用した電源のオンオフ機能だ。

 スマホを持った状態で家から離れるとエアコンが自動でオフになり、家に近づくとオンになるよう設定できる。距離も「家から300m離れたらエアコンをオフ」「家の半径700mに入ったらエアコンをオン」と自由に決められる。マップを見ながら設定できるのも良い。最寄り駅がだいたい何m先かわからなくても距離を指定できるからだ。

エアコン操作という当たり前をなくしたNature Remoが超便利
自動でエアコンのオンオフができるよう設定するルール画面
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マップを見ながら指で青い円を広げたり小さくしたりして、エリアを決められる

 オンオフできたかどうかはスマホの通知でわかる。ほとんど失敗することはないが、たまに地下鉄のFree Wi-Fiに接続しようとしたタイミングでダメになる。失敗したらその場でアプリから操作すればいいので、いまのところ問題はない。

「Remoでエアコン消して」「はい、エアコンを停止します」

 もうひとつ便利なのはスマートスピーカーとの連携だ。これが素晴らしい。Amazon Echoで試したが、まず連携が簡単。Amazon AlexaアプリでNature Remoのスキルを有効にし、画面に従ってメールアドレスを入力、確認メールが届くのでURLを開いてリンクさせれば使える。操作も次のアクションだけ。

エアコン操作という当たり前をなくしたNature Remoが超便利

 「アレクサ、Remoでエアコン消して」「はい、エアコンを停止します」

 おおおおおおおおおお。リモコンだけでなくスマホもいらなくなってしまった。このやり取りも未来っぽい。

 Amazon Echoだと電源のオンオフ、温度設定の変更、運転モードの変更が可能。出かけるときは支度しながらエアコンを止められるし、帰ってきたら着替えながら操作できる。寒ければ「エアコンの温度を25度にして」と言うだけ。最高だ。

 これが仮にお父さんが「なんだかちょっと寒いな……おーい、エアコン点けてくれ」などとお母さんに言おうものなら、怒られた挙句リモコンを投げつけられてしまうだろう。Amazon Echoとの連携は家族を平和的に運営する方法でもある。

 テレビや照明とも連携し、テレビは電源オンオフ、チャンネル・音量の変更、照明は電源オンオフができる。これは寝るときに一斉にすべての電源オフも可能で、すこぶる快適なんじゃないだろうか。

価格とACアダプターがネック

 もちろん不満もある。ひとつは1万円台なかばという価格だ。できることは家電の操作なので、割高に感じる点は否めない。Amazon Echoが1万1980円で音楽が聴けて、音声注文ができて、さらにはアレクサと通じ合えるかどうかあやしくも楽しい会話ができることを考えるとなおさらだ。

 さらに言えば私の家のようにテレビがなく、赤外線で操作できる照明もないと、ひとつの家電を遠隔で操作するだけなのでもったいない。

 もうひとつはACアダプターの存在。これにより筐体を置く場所がコンセントによって縛られてしまう。ケーブルの取り回しも面倒だ。

 付属のガイドにはエアコン近くの壁に設置してくれとの記載がある。丁寧なことに設置用の両面テープも付いてくる。テープで壁に設置を考慮すると筐体を軽くしないといけないので、当然バッテリーを積めない。そもそもWi-Fiや赤外線との接続が必要なので、常に電源につながっている必要もあるのだろう。

エアコン操作という当たり前をなくしたNature Remoが超便利
付属品はUSBケーブル、ACアダプター、日本・アメリカ向けの電源プラグ、イギリス向けの電源プラグ、ヨーロッパ向けの電源プラグ、壁用の両面テープ
エアコン操作という当たり前なくしたNature Remoが超便利
メーカーのサイトでは壁に取り付けた使い方を推しているようだ

 しかし理想は赤外線通信ができる範囲で、適当な位置にポンと置けること。今後の改良で変わってくれるとうれしい。

 こうした要望はあるものの、導入したらエアコンを操作するという当たり前だったことが日常生活から消え、素晴らしいに尽きる。アプリの使い勝手やセットアップもできる限りわかりやすくしようという意図が見られ、製品の完成度は高い。

 エアコンの複雑な機能なんていらない、ただ最低限の希望した機能が使えて説明書を読まずとも操作できればいい。そう思っている人こそ使ってみてほしい。

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    最終更新: 2018年02月14日(水)12時15分

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