Nintendo Switchは3月3日発売、29,980円。据置きと携帯を“スイッチ”

AV Watch 01月13日(金)13時11分配信

 任天堂<7974>は、次世代ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」を3月3日に発売する。価格は29,980円。据え置き型ゲーム機としてテレビに接続して遊ぶだけでなく、携帯ゲーム機としても使えるのが特徴。ゲームソフトはリージョンフリー。対応ゲームの注目作「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は本体と同時発売、「Splatoon 2」は今年の夏、「スーパーマリオ オデッセイ」は冬に発売予定。50社が80タイトル以上を開発中。

Nintendo Switchの発売日と価格が発表された

 据置きスタイルでプレイする場合は、Nintendo Switch本体をNintendo Switchドックに接続。ドックにはHDMI出力がついており、テレビに接続してゲームが楽しめる。「TVモード」と呼ばれるプレイスタイルで、操作はコントローラの「Joy-Con(ジョイコン)」を利用する。テレビへの映像出力は1,920×1,080ドットで、60fps。音声はHDMIケーブルを介してリニアPCM 5.1ch出力が可能。

3つのスタイルで遊べる
ドックに本体を設置する「TVモード」
本体を横からみたところ

 携帯ゲーム機として遊ぶ場合は、本体をドックから外す。本体には6.2型、1,280×720ドットの液晶ディスプレイを搭載。静電容量方式のタッチパネル仕様。Joy-Conも、中央のグリップと、左右のコントローラーの3つのパーツに分離でき、本体の側面に分離した左右のコントローラーをそれぞれ取り付けると、「携帯モード」に変身する。

Joy-Conの間に挟む形となるグリップ部分。Joy-Conを充電する役目もある

 この状態での外形寸法は239×13.9×102mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約398g。Joy-Conを外した状態での重さは約297g。

携帯モード

 複数人でプレイする事も可能。本体とコントローラー部を切り離した状態で、テーブルなどに本体を設置。背面にはスタンドも内蔵。コントローラーの左右には、どちらにもレバーとボタンを備えているため、それぞれのコントローラーを1人が持ち、2人で本体のディスプレイを見ながらゲームを楽しむといった使い方もできる。「テーブルモード」と呼ばれている。

 Nintendo Switchを持ち寄り、最大8台まで連携したマルチプレイが可能。通信機能を使い、インターネットを通じて、オンラインで世界中のユーザーとゲームをする事もできる。

 なお、オンラインマルチプレイをするためには、有料のオンラインサービスに加入する必要がある。ただし、2017年秋の正式スタートまでは無料で利用可能。秋にはこれに加え、友だちと簡単にオンラインプレイの待ち合わせをしたり、ボイスチャットが楽しめるスマートフォン向け「オンラインロビー&ボイスチャット」アプリを提供。一部の機能に限定したバージョンは夏に先行配信予定で、こちらは無料で体験できるという。

 また、発売当時にはなかったオンラインプレイにも対応した、ファミコンやスーパーファミコンなどのソフトを、月替わりで1カ月制限なくプレイ可能。サービス利用者限定で、Nintendo Switchソフトの特別価格販売なども予定されている。

テーブルモード
Nintendo Switch プレイスタイル紹介映像

 内蔵のストレージメモリは32GB。ステレオスピーカーや、ステレオミニのヘッドフォンマイク端子も装備。上部に専用のゲームカードスロット、背面にmicroSD/SDHC/SDXCカードスロットも装備する。

上部に専用のゲームカードスロットを装備

 本体底部にはUSB Type Cの端子を装備し、充電などを行なう。電池容量は4,310mAh。ゲームによっても異なるがバッテリの持続時間は2.5~6.5時間。「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の場合は約3時間。バッテリの取り外しはできない。充電所要時間は本体をスリープにした場合で約3時間。

 IEEE 802.11 a/b/g/n/acの無線LAN機能、Bluetooth 4.1に対応。TVモード利用時は、市販の有線LANアダプタを使い、有線LANでの接続も可能。

Joy-Con

 Joy-Conでは、加速度センサーやジャイロセンサーで、モーションコントロールを使った操作が可能。距離を測ったり物の形や動きを読み取る「モーションIRカメラ」も搭載。繊細な振動で臨場感を演出する「HD振動」にも対応している。

 モーションIRカメラでは形状や距離の認識ができるため、例えば向かいにいる人がグー、チョキ、パーのどれを出しているのか、そこまでの距離はどのくらいなのかも把握可能。振動を使ってユーザーに情報を伝える「HD振動」機能では、例えばコップを持っている感覚、コップの中に氷を1つ、2つ、3つ入れて振った時の、細かな感覚の違いなども表現できるという。

Joy-ConにはモーションIRカメラを搭載。形状や距離の認識ができる

 こうした技術を用いて、西部劇のガンマンのように2人のプレーヤーが早撃ちの勝負をしたり、ボクシングのように殴り合うようなゲームがプレイ可能。Joy-Conにはストラップも取り付けられ、卓球のラケットのように振り回すようなプレイも安心してできるという。

振動を使ってユーザーに情報を伝える「HD振動」
ストラップも用意する
ARMS Nintendo Switch プレゼンテーション 2017 出展映像

 また、Joy-Con(L)には、ゲーム画面を静止画撮影するためのボタンを装備。撮影したゲーム画面をSNSを通じてシェアできる。将来的には動画撮影にも対応予定。Joy-Con(R)のRスティックはNFCに対応しており、ゲームと連携するフィギュアの「amiibo」をタッチすれば、データを読み書きする事もできる。

Nintendo Switch。上が据え置き型、下が携帯型スタイル

 HOMEメニューから、ゲームや各種機能を起動。フレンドやアカウントの管理、設定変更もできる。機能として、ゲームに関する最新情報がわかる「ゲームニュース」、ソフトや追加コンテンツをダウンロードでき、紹介映像なども楽しめる「ニンテンドーeショップ」、撮影したゲーム画面などを閲覧し、SNSに投稿できる「アルバム」機能などを備えている。

内容物一覧

 パッケージには2種類あり、Joy-Conのカラーが左右でネオンレッド、ネオンブルーで異なるタイプと、どちらもグレーのタイプから選べる。同梱物は本体、Joy-Con、ドック、グリップ、ストラップ、ACアダプタ、HDMIケーブル。

グレーのJoy-Conを取り付けたところ

 任天堂<7974>は、昨年10月に「Nintendo Switch」という名称を発表。3月発売をアナウンスしていた。NVIDIAのTegraプロセッサを採用している。

長時間のプレイも快適にできるという、別売の「Proコントローラー」
Joy-Conを中央に取り付けて、ドライブゲームをプレイするためのJoy-Conハンドルも別売で用意

任天堂<7974>の娯楽のDNAをしっかり受け継ぎ、これら全てを詰め込んだ」

 君島達己社長は、「テレビに繋いでプレイするほか、そのまま持ち出し、ゲームをシェアして遊ぶこともできる、プレイスタイルを多様化させる新しいゲーム機」としてNintendo Switchについて紹介。

君島達己社長

 さらに、取締役 常務執行役員 企画制作本部長の高橋伸也氏は、「ファミリーコンピューターでは2つのコントローラー、ゲームボーイではビデオゲームを外に持ち出し、スーパーファミコンではコントローラーにXY、LRボタンを追加、NINTENDO64ではアナログ入力できる3Dスティクと振動パックを開発、ゲームキューブには取っ手を、ニンテンドーDSにはタッチスクリーン、Wiiではモーションコントローラー、Wii UではGamePadでテレビから離れたプレイを実現してきた」と、任天堂<7974>のゲーム機における変革の歴史を紹介。

 そして、「任天堂<7974>の娯楽のDNAをしっかり受け継ぎ、これら全てを詰め込んだ。もっと楽しくもっと笑顔に、任天堂<7974>は常に娯楽を追求している」と語り、Nintendo Switchの位置付けをアピールした。

発表会では対応ゲームも多数紹介された。詳細は僚誌GAME Watchを参照のこと
Nintendo Switchプレゼンテーション 2017 ソフトウェアダイジェスト映像

実際にプレイしてみる

 1月14日と15日には、東京ビッグサイト 東3ホールにおいて体験会も開催される。入場は無料。

体験会の会場

 プレス向けの13日の発表会はビッグサイトで行なわれ、発表会後は、この体験会の会場も公開された。

 場内にはゲームソフトごとにコーナーが設けられており、実際にNintendo Switchをプレイできる。今回は「Splatoon 2」を体験してみた。

 「TVモード」で、テレビにHDMI出力された映像はクオリティが高く、据置きゲーム機の映像だと言われても信じてしまいそう。前述の通り出力は1,920×1,080ドット/60fpsで、キャラクターの動きや、画面をパンした時なども表示は滑らかだ。「TVモード」ではProコントローラーを使用した。

 携帯モードで本体を手にする。形状としては、かつてのPSPを彷彿とさせるが、その感覚で手に持つと「うわ! 横に長い」と驚く。PS Vitaと比較しても“横長感”が強い。その一方で薄型であるため、“スマートフォンの上下にコントローラーを取り付けて、横に持っている”感覚に近い。

 コントローラーは変わってるが、ProコントローラーとJoy-Conのボタン割り当てはほとんど同じであるため、据置きゲーム機から携帯ゲーム機にスイッチした事による違和感は少なく、自然にプレイできた。

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    最終更新: 01月13日(金)13時11分

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