2017年CESでイノベーションが業界を超越し、新興市場を刺激

ビジネスワイヤ 01月11日(水)21時15分配信

(ビジネスワイヤ) -- すべての主要な業界の最新の技術革新が今週、2017年CESの中央舞台に登場します。自動車、スポーツ&フィットネス、ソフトウエア、ヘルスケア、エンターテインメントなどの分野から、世界市場を牽引する製品が発表されます。コンシューマー技術協会(CTA)が所有・運営する世界最大の技術革新イベントの2017年CESは、ネバダ州ラスベガスで1月8日まで開催されます。

基調講演と主要な講演者

金曜午前の基調講演で、クアルコムのスティーブ・モレンコフ最高経営責任者(CEO)は、前例のない規模、スピード、複雑さを備える新しい種類のネットワークである5Gの未来について紹介しました。モレンコフ氏は、次のように述べています。「5Gは転換点となり、LTEを基盤としつつ最終的にIoTを実現するでしょう。」この基調講演で、クアルコムはより長時間のバッテリー寿命、内蔵型セキュリティー、アイベース認証、セキュアなオーディオ、オンデバイス機械学習、没入型体験を実現できる初の10ナノメートルのモバイルプロセッサーであるスナップドラゴン835を発表しました。

アンダーアーマー創業者のケビン・プランク最高経営責任者(CEO)は、金曜午後に基調講演を行ってブランディングの重要性を強調しつつ、「すべてのブランドの鍵は個性と視点を持つことだ」と語りました。アンダーアーマーは、技術を前面と中心に置きながら技術革新を行い、健康・フィットネス技術に10億ドルを投資しています。プランク氏は、ワークアウトに基づいてパフォーマンスのフィードバックを送る同社のレコード・エクイップド・シューズの3つの新モデルを発表しました。オリンピック選手として最も多くのメダルを獲得しているマイケル・フェルプス選手は、プランク氏のステージに登場してこの靴のデモを行い、世界初のコネクテッド・フィットネス・システムであるUAレコードを利用したUAヘルスボックスについて語りました。この基調講演の終わりには、ペイトリオッツのクォーターバックのトム・ブレイディ選手が登場し、レスト・ウィン・リピートという名の新しい睡眠用アパレルのラインが発表されました。このアパレルは、就寝中に赤外線技術で体を回復するよう設計されています。

金曜夜には、トップの業界幹部とインフルエンサーが毎年恒例のリーダーズ・イン・テクノロジー・ディナーで世界の政府関係者と交流しました。フォードのマーク・フィールズ<2767>社長兼最高経営責任者(CEO)は、モビリティーの未来が接続性によっていかに変わるかについての同社のビジョンを共有しました。フィールズ<2767>氏は、次のように述べています。「移動方法が完全に変化した時に何が起こるか想像してください。都市は変わります。働き方、遊び方、社交の仕方も変わります。そのすべてが接続性によって可能になります。」フィールズ<2767>氏は、フォード・シンクを拡大してクラウドベースのサービスを提供できるようにし、間もなくすべてのフォードの車がフォードパス・アプリで遠隔操作できるようになると発表しました。また、フォードが最近、業界主導による車載アプリ規格の確立に向けて、トヨタと連携してスマートデバイスリンク・コンソーシアムを設立したことについても触れました。

カンファレンス

2017年CESの2日目と3日目には、技術トレンドと政策問題に焦点を当てたスーパーセッションとカンファレンストラックに加えて、Cスペース・ストーリーテラーやスポーツ・ビジネス・イノベーション<3970>・トラックも実施されました。

金曜のスーパーセッション共有経済を推進して生活を変えるでは、グラブ(Grab)、シンガポール首相府、リフト(Lyft)からパネリストが登壇しました。パネリストらは、交通を民主化して移動を負担でなく楽しいものとする共有経済の可能性について話し合いました。リフトの公共政策担当ディレクターのアナベル・チャン氏は、同社の顧客層について次のように語りました。「ほとんどの人は、乗り換え地点から4分の1マイル以内に住んでいません。当社の利用者の多くはリフトを使って乗り換え地点まで行き、そこから目的地まで公共交通機関を利用しています。」

USAトゥデイ技術記者のマイク・スナイダー氏が司会を務めたスーパーセッション自動運転車:新たな交通規則では、自動車メーカー、ハードウエア開発企業、ソフトウエア開発企業の協働的アプローチがいかに自動運転技術の革新を急速に推進するかについて、ブラックベリー、インテル、モバイルアイの上級幹部が議論しました。パネリストらは、2020年までに自動運転車の道路走行を実現するという目標を達成するために、業界はIoTと人工知能のコンバージェンスを完全に解決する必要があるという点で一致しました。

IBMが後援した金曜のスーパーセッション映画「ヒドゥン・フィギュアーズ」がもたらす力では、数学・科学分野で活躍する女性や少数派という映画ではこれまで描かれなかった物語を取り上げることに焦点を当てました。ジャーナリストのソールダッド・オブライエン氏が司会を務め、パネリストとして女優のオクタビア・スペンサー氏、IBM、ニューヨーク市教育局、20世紀フォックス、ガールズ・フー・コードの代表者らが登壇しました。IBMは、過去1世紀にわたり実施してきた多様性と包摂への有機的取り組みを強調しました。

タイム・インクのアラン・マレー氏が司会を務めたスーパーセッション世界的なイノベーション<3970>経済の機会では、急速に変化する世界で、消費者向け技術企業が世界ブランドを構築して技術革新を促進する力をいかに活用しているかについて、フレックス、フォード、インテルの最高経営責任者(CEO)と議論しました。パネリストのフォード・モーター・カンパニーのマーク・フィールズ<2767>社長兼最高経営責任者(CEO)、インテル・コーポレーションのブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO)、フレックスのマイケル・マクナマラ最高経営責任者(CEO)が、過去50年間にグローバル化とデジタル化がいかに技術革新で2つの大きなトレンドとなったかと、今後はどうなるかについて議論しました。

Cスペース・ストーリーテラー

ターナーセッションでは、ターナー初のブランドスタジオであるコレイジャス(Courageous)の副社長兼グループクリエイティブディレクターのオットー・ベル氏が、画像と動画がすべてを物語る「ポストテキスト時代」の始まりを発表しました。コレイジャスは、視聴者に訴えかけるために360度カメラからVRまでの技術を活用する新しい方法を開発しています。

フェイスブックセッションでは、フェイスブックのアンドリュー・(ボズ)ボズワース広告・ビジネスプラットフォーム担当副社長が、ソニー<6758>のジョシュ・グリーンスタイン世界マーケティング・販売担当プレジデントと着座して炉辺談話を行いました。ボズワース氏とグリーンスタイン氏は、モバイルとソーシャルメディアのプラットフォームがいかにソニー<6758>のマーケティング・キャンペーンをターゲットである視聴者に届くようにしているかについて議論しました。ボズワース氏は、フェイスブックがターゲットである視聴者向けのマーケティングのカスタマイズとディストリビューションのために無数のプラットフォームを提供していることに言及しました。

BBCアース・プロダクションズのエグゼクティブ・プロデューサーのシャーロット・ジョーンズ氏は、金曜に実施されたBBCのストーリーテラー・セッションで、VRとARを通じたストーリーテリングの機会について詳しく説明しました。BBCアース・プロダクションズは、オキュラスVRと協力して双方向の映画とゲームを制作しています。消費者は、オキュラス・リフトとサムスン・ギアVRを使用してそれらを体験できます。

ツイッターのレスリー・バーランド最高マーケティング責任者(CMO)は、金曜午後に同社のストーリーテラー・セッションを開始するにあたり、ツイートを使って2016年を振り返りました。ツイッターは、単なるソーシャルメディア・プラットフォームを上回る地位を築いています。ストーリーテリングのルールを変更することで、ツイッターはユーザーを通じてニュースやリアルタイムの瞬間を捉えることができます。

スポーツ・ビジネス・イノベーション<3970>

技術は、スポーツを含むすべての産業に広がっています。ターナー・スポーツ主催のスポーツ・ビジネス・イノベーション<3970>・トラックでは、NHLコミッショナーのゲーリー・ベットマン氏、メジャーリーグサッカーのコミッショナーのドン・ガーバー氏、米国オリンピック委員会のスコット・ブラックマン最高経営責任者(CEO)、全米自動車競争協会(Nascar)のブライアン・フランス会長兼最高経営責任者(CEO)、クリーブランド・キャバリアーズの筆頭オーナーのダン・ギルバート氏、フォーミュラEのアレハンドロ・アガグ最高経営責任者(CEO)を招いて一連のセッションを実施し、会場を満杯にしました。

プロのスポーツリーグやパートナーを代表するこれらの有名人が、スポーツ技術の未来について詳しく語りました。このシリーズで焦点を当てたテーマは、ファン経験の拡張方法、アリーナ技術の未来と仮想現実や拡張現実がいかに経験の一部となり得るか、コンテンツ消費と視聴パターンの世代間ギャップ、データ分析がいかに人員管理と選手のパフォーマンスに影響するかなどです。

イノベーション<3970>・ポリシー・トラック

金曜のパネルトロールと技術:特許問題の解決法では、CTAのマイケル・パトリック・ヘイズが司会を務め、ダレル・アイサ下院議員の立法担当官のタイラー・グリム氏、アテナヘルスのコリン・アナワティ氏、Tech:NYCのジュリー・サミュエルズ氏、インターデジタルのロブ・スタイン氏が登壇しました。パネリストらは、パテントトロールが企業にもたらす害と損害や、議会が特許改革に向けた合理的な解決策をいかに見つけ得るかについて議論しました。米特許商標局のミシェル・リー長官が、この問題の解決に向けた同庁の最近の活動、改革、プロジェクトについて発表し、パネルを開会しました。ダレル・アイサ米下院議員(共和党・カリフォルニア州選出)がサプライズ登場して閉会のコメントを発表し、パテントトロールがいかに小企業に害を与えるかを説明しました。

土曜のパネル新大統領、新しい議会?次はどうなるには、ボブ・ラッタ下院議員(共和党・オハイオ州)、エリック・スウォルウェル下院議員(民主党・カリフォルニア州)、ダレル・アイサ下院議員(共和党・カリフォルニア州)、ウィル<3241>・ハード下院議員(共和党・テキサス州)が登壇し、CTAのティファニー・M・ムーア議会問題担当副社長が司会を務めました。このセッションでは、高度技術移民改革、強力な暗号化の承認、新興の共有経済ビジネスモデルへの柔軟性、商業・公共利用に使用可能な帯域の拡大など、技術革新の推進と技術リーダーシップの支援に必要な多くの政策について超党派の合意が示されました。CESへの参加が35回目となるアイサ下院議員は、高度技術移民改革が自身の優先課題の1つになると強調しつつ、「拡大を望む企業が人材を含め必要な資源を確保できるようにする必要がある」と語りました。

金曜には、What Hi-Fi主催のスターズ・オブCES賞も実施され、今年の見本市で発表されたトップ10のオーディオ製品とビデオ製品を表彰しました。受賞者の全リストは、WhatHiFi.comでご覧いただけます。

リビング・イン・デジタル・タイムズが主催して土曜に実施した人気のラスト・ガジェット・スタンディングでは、2017年CESで発表されたトップの製品を紹介しました。Yahoo! Techのデビッド・ポーグ氏がホストを務めるこの技術革新の紹介イベントでは、最先端のウエアラブル、スマートホーム技術、コネクテッド・ネットワークなどが取り上げられました。充電やバッテリー交換が不要で、体が生成する電力量を表示し、燃やしたカロリーを正確に測定するマトリックス・パワーウォッチが栄冠を獲得しました。

CESの基調講演、スーパーセッション、カンファレンスセッション、展示スペースの動画は、CES.tech/videoでご覧いただけます。

2017年CESは、1月8日(日)まで開催されます。最新のニュース速報や製品発表はCES.techでご覧ください。

編集者への注記:この世界的技術イベントの正式名称は「CES®」です。このイベントについて言及する際には、「Consumer Electronics Show(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」または「International CES(インターナショナルCES)」という表記を使用しないでください。

CESの高精細ビデオのBロールをCESbroll.comで容易にダウンロードできます。

CESについて:

CESは、消費者向け技術のビジネスで力強い成長を見せている企業のための集まりです。50年にわたって、次世代の革新が市場に紹介される国際舞台となり、イノベーターや画期的な技術がその力量を試すことができる場としての役割を果たしてきました。CESはこの種のものとして最大の実践的なイベントで、業界のあらゆる側面を取り上げています。コンシューマー技術協会(CTA)が所有・運営するこのイベントには、世界中のビジネスリーダーや先駆的企業が参加しています。CESのビデオハイライトをご覧ください。CESをオンラインのCES.techおよびソーシャルメディアでフォローしてください。

今後のイベント

  • ウィンター・ブレイク
    3月 9〜12日、コロラド州スノーマス
  • デジタル・ペイトリオッツ・ディナー
    4月4日、ワシントンDC、ナショナル・ポートレート・ギャラリー
  • CESオン・ザ・ヒル
    4月5日、 ワシントンDC
  • 2017CESアジア
    6月7〜9日、中国・上海
  • CEOサミット
    6月 21〜24日、イタリア・アマルフィ海岸
  • イノベート!&セレブレート
    10月9〜11日、カリフォルニア州サンフランシスコ
  • 2018年CES
    1月9~12日、ネバダ州ラスベガス

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    最終更新: 01月11日(水)21時15分

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