GSMA:スマートフォンが中南米のモバイルエコシステムの成長を牽引

ビジネスワイヤ 2017年09月15日(金)19時40分配信

(ビジネスワイヤ) -- スマートフォンは今や中南米のモバイル接続の10件中6件を占め、同地域におけるソーシャルメディアの利用や他のモバイルサービスの急増を促進しています。今週のモバイル・ワールド・コングレス・アメリカズで発表したGSMAの「モバイル・トレンド・レポート」の新しいデータによれば、今四半期の中南米でのモバイル接続件数は6億9000万件であり、そのうちスマートフォンによる接続が60パーセントを占めています。また新報告書では、同地域で4Gへの移行が加速しており、4Gが今や全接続件数の約4分の1を占めていることも浮き彫りにしています。

GSMAの中南米担当ヘッドを務めるセバスチャン・カベロは、次のように語っています。「2012年という最近まで、スマートフォンによる接続は全接続件数の10件中1件にも達しませんでした。つまりここ数年で非常に急速に成長したということであり、それが中南米のモバイル加入者の高速4Gネットワークへの移行を促進しています。こうした成長はスマートフォン価格の下落や、モバイル通信事業者によるスマートフォン補助金や融資サービスが利用しやすくなったことで促進されています。スマートフォンは中南米が世界最大級のソーシャルメディア利用者となる上で重要な役割を果たしてきており、ソーシャルメディアは圧倒的大部分がモバイルネットワーク経由で利用されています。」

「また中南米のモバイルエコシステムは急成長するeコマース環境をサポートしており、サンパウロ、ブエノスアイレス、メキシコシティーなどの主要地域拠点を足場に活発に活動する技術系新興企業のエコシステムもサポートしています。」

2017年第3四半期の接続件数に基づく中南米市場の上位20カ国

        モバイル接続件数(百万、M2Mを除く)   スマートフォンによる接続の割合   4Gによる接続の割合
1   ブラジル   234.6   73%   35%
2   メキシコ   108.6   63%   25%
3   アルゼンチン   63.3   55%   26%
4   コロンビア   53.4   49%   19%
5   ペルー   38.8   35%   21%
6   ベネズエラ   31.9   66%   12%
7   チリ   26.6   53%   29%
8   グアテマラ   18.9   59%   5%
9   エクアドル   4分の1.9   55%   22%
10   ボリビア   10.7   33%   21%
11   エルサルバドル   9.6   39%   4%
12   ニカラグア   9.1   40%   4%
13   ドミニカ共和国   8.9   62%   11%
4分の1   ホンジュラス   8.5   54%   4%
15   コスタリカ   8.3   51%   6%
16   パラグアイ   7.8   47%   17%
17   ハイチ   6.5   33%   --
18   パナマ   5.8   70%   6%
19   ウルグアイ   5.5   35%   35%
20   キューバ   4.6   40%   --
    中南米全体   690   60%   24%

出展:GSMAインテリジェンス

ブラジル、メキシコ、アルゼンチンは地域の4Gネットワークへの移行を先導

4Gは中南米地域のモバイル接続件数の約4分の1を占めており、昨年からほぼ倍増していますが、これはブラジル、メキシコ、アルゼンチンなどの大市場での4G採用が活発であるためです。ブラジルでは、全接続件数の35パーセントが4Gネットワークであり、これは中南米地域で最も高い4G採用率の1つとなっています。

モバイル通信事業者にとって、4Gの採用増加やモバイルデータの利用増は、ARPUレベルの過去数年間の低下から転じて、ARPUレベルの増加に貢献しています。GSMAインテリジェンスの計算によれば、中南米でのモバイルサービスの売上高は今四半期に昨年比で4パーセント増加します。

新興企業エコシステムを促進

中南米地域でのモバイル経済の拡大は活発な新興企業エコシステムの促進にも貢献しています。中南米では最近、ベンチャーキャピタルやプライベートエクイティによる新興企業への資金提供が急増しています。CBインサイツによれば、全分野の資金提供額は合計で2017年上期に記録的な55億ドルに達しています。

最新のテクノラティナス報告書1によれば、中南米の技術系新興企業エコシステムの企業価値は377億ドルとされています。この報告書では、企業価値2500億ドル超の「テクノラティナス」が123社あり、その中には企業価値10億ドル超のユニコーン企業9社が含まれると指摘しています。この報告書で取り上げられた新興企業の大部分(69パーセント)は設立から10年未満です。またこの年次報告書では、テクノラティナスにとって大きな成長機会を与える分野として、フィンテック、農業技術と食品技術、AIと自動化、合成生物学、再生可能エネルギー、仮想現実と拡張現実、モノのインターネット、という7つの新分野に光を当てています。

2回目となるGSMAの年次報告書「グローバル・モバイル・トレンド」は、https://www.gsma.com/globalmobiletrends/からダウンロードすることができます。

- 以上 -

GSMAについて

GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、モバイル事業約800社を結集しています。そのうち300社以上は携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。GSMAはモバイル・ワールド・コングレス、モバイル・ワールド・コングレス上海、GSMAモバイル・ワールド・コングレス・アメリカズ、モバイル360シリーズのカンファレンスなど、業界を主導するイベントの開催も行っています。

詳細情報については、GSMAのウェブサイトwww.gsma.comをご覧ください。GSMAをツイッターでフォローしてください:@GSMA

1 http://tecnolatinas.com/wp-content/uploads/2017/01/TECNOLATINAS_EN_PDF_170116.pdf

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

ビジネスワイヤ
もっと見る もっと見る

【あわせて読む】

    最終更新: 2017年09月15日(金)19時40分

    【関連ニュース】

    【コメント】

    • ※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。