2016年の国内情報セキュリティ製品市場規模は2807億円、SaaS型の市場が拡大~IDC Japan調査

クラウド Watch 01月05日(木)14時47分配信

 IDC Japan株式会社は5日、ソフトウェアとアプライアンス製品を含めた国内情報セキュリティ製品市場の2016年~2020年の予測を発表した。

 2016年の国内情報セキュリティ製品市場規模は2807億円(前年比4.0%増)で、その内訳は、セキュリティソフトウェアが2339億円(同4.2%増)、セキュリティアプライアンス製品が468億円(同3.2%増)と推定。また、セキュリティソフトウェアのうち、SaaS型セキュリティソフトウェアが前年比20.2%増の173億円に拡大する見通しだとしている。

国内情報セキュリティ製品市場 製品別売上額予測、2013年~2020年(出典:IDC Japan)

 国内セキュリティソフトウェア市場については、2016年はクラウドやモビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術を活用した第3のプラットフォームへの移行と、標的型サイバー攻撃の対策需要により、アイデンティティ/アクセス管理市場と企業向けエンドポイントセキュリティ市場、ウェブセキュリティ市場、ネットワークセキュリティ、セキュリティ/脆弱性管理でニーズが高まったと分析している。

 2017年以降は、2019年に開催されるラグビーワールドカップや2020年に開催される東京オリンピック/パラリンピックでの重要な社会インフラへのサイバー攻撃の対策需要と、マイナンバー法や改正個人情報保護法の法規制による個人情報への保護対策強化により、市場に対する需要が拡大。国内セキュリティソフトウェア市場の2015年~2020年における年平均成長率は4.4%で、市場規模は2020年には2792億円に拡大すると予測している。

 また、国内SaaS型セキュリティソフトウェア市場については、社内/社外に関わらずさまざまなエンドポイントデバイスから情報資産を活用する機会が多くなることや、Office 365やAzure Active Directoryとのクラウドベースでの連携ソリューションのニーズも高まっていることから、クラウド型のセキュリティゲートウェイによるセキュリティ対策への需要が高まると分析。国内SaaS型セキュリティソフトウェア市場の2015年~2020年の年平均成長率は15.8%、2020年の市場規模は299億円に拡大すると予測している。

 2016年の国内セキュリティアプライアンス市場は、標的型サイバー攻撃対策の需要により、多層防御を備えたUTM市場が拡大。2017年以降は、セキュリティソフトウェア市場と同様、重要社会インフラへのサイバー攻撃の対策需要と、マイナンバー法や改正個人情報保護法の法規制による個人情報への保護対策強化により需要が拡大し、2015年~2020年の年平均成長率は4.6%、2020年の市場規模は567億円に達すると予測している。

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    最終更新: 01月05日(木)14時47分

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