NTTデータ、仮想デスクトップサービス「BizXaaS Office」でHCIを利用したハイブリッド型を提供

クラウド Watch 2017年10月12日(木)06時00分配信

 株式会社NTTデータ<9613>は11日、仮想デスクトップサービス「BizXaaS Office」を強化すると発表した。ハイブリッド型提供モデルを開始するほか、セキュリティオプションを新たに3サービス追加。“ワークスタイル変革ソリューション”としてサービスの強化・拡大を図るとしている。

 BizXaaS Officeは、2011年から提供開始した仮想デスクトップサービス。従来はクラウド型とオンプレミス型のいずれかを選択する必要があったが、セキュリティ性の確保と運用保守の負担といった面で、両方式ともに一長一短があり、導入に至らないケースが多くあるという。

 そこで今回は、日商エレクトロニクス株式会社やニュータニックス・ジャパン合同会社、シスコシステムズ合同会社との連携により、クラウド型とオンプレミス型双方のメリットを組み合わせた、ハイブリッド型の仮想デスクトップサービスを新たに開発した。

 具体的には、ユーザー企業指定のデータセンターにハイパーコンバージドインフラ(HCI)を活用した仮想デスクトップ環境を構築し、SD-WAN回線を採用したインターネットVPN経由で、NTTデータ<9613>のデータセンターから監視・運用を実施する。

 迅速な導入を可能とするHCIのメリットを生かし、オンプレミス型と比べて短期間での構築、拡張に対応。また、ユーザー企業の専用環境が構築可能なため、仮想デスクトップ以外のワークロードも同じHCI基盤を活用でき、トータルコストの削減につなげられるとした。

 また、ネットワークとして採用しているSD-WANは、安価かつ高信頼なだけでなく、リモートからネットワークを設定可能になるので、簡易に構築できる特徴を持つ。NTTデータ<9613>では将来的に、ユーザー企業の拠点から仮想デスクトップ環境へのアクセス回線もSD-WAN回線に変更することで、回線コストを下げ、さらにアクセス速度を向上させることが可能かどうかも検討するとしている。

NTTデータ、仮想デスクトップサービス「BizXaaS Office」でHCIを利用したハイブリッド型を提供

 あわせて今回、仮想デスクトップ上で動作するOSとして、Windows 10環境を新たに用意した。Windows 10にはいくつかのアップデート提供モデルが存在するが、このサービスでは、OS固定化モデル「LTSB(Long Term Servicing Branch)」、あるいは常に最新のOSが利用可能な最新化モデル「CBB(Current Branch for Business)」のいずれかを選択できるとのこと。

 セキュリティオプションとしては、まず、「モバイルアプリ管理サービス」を利用可能にした。これは、仮想デスクトップ環境へ接続するシンクライアント端末などを用いずに、スマートフォンなどのモバイル端末から、直接社内メールや社内資料、一部の社内システムを閲覧できるようにするサービス。モバイル端末側にはデータを残さない仕組みを採用しており、情報漏えいリスクもないという。

 2つ目の「メール誤送信防止サービス」は、仮想デスクトップ導入企業のメールクライアントと連携し、宛先・本文確認機能やメール送信承認機能など、メール誤送信の防止を行う。

NTTデータ、仮想デスクトップサービス「BizXaaS Office」でHCIを利用したハイブリッド型を提供 モバイルアプリ管理サービス
モバイルアプリ管理サービス
NTTデータ、仮想デスクトップサービス「BizXaaS Office」でHCIを利用したハイブリッド型を提供 メール誤送信防止サービス
メール誤送信防止サービス

 3つ目の「ファイルサーバー暗号化サービス」では、ファイルサーバー機能において、ファイル保存時に自動的に暗号化を行い、暗号化したままでファイルを閲覧する仕組みを導入できる。社内利用の範囲においてファイルの暗号化状態が常に保たれているので、予期せぬファイルの社外流出時にも情報漏えいを防止できる点がメリットとした。この機能は、ファイルサーバー機能のオプションサービスとなる。

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    最終更新: 2017年10月12日(木)06時00分

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