NEC、SDN技術を用いて関西テレビ放送の局内情報系ネットワーク基盤を刷新

クラウド Watch 2017年11月13日(月)13時09分配信

 日本電気株式会社(以下、NEC<6701>)は13日、SDNを活用し、関西テレビ放送の局内ネットワーク基盤を刷新したと発表した。

 従来、関西テレビ放送の局内ネットワークには、通信規格がIPで統一されている「情報系」(社内LAN、インターネットなど)と、さまざまな通信規格が混在する「放送系」が存在し、それぞれが独立して構築されていた。しかし近年では、放送系機器のIP化が進んでおり、「情報系」のネットワーク端末から「放送系」のネットワーク機器にアクセスしたい、といったニーズも生まれつつあったという。

 さらには、それぞれのネットワーク構成が複雑化し、ネットワーク管理の属人化リスクが高まっていることや、障害発生時の対応に時間を要していること、特番などへの対応で設定を変更する際は都度業者へ委託する必要があることなど、時間、費用面、運用面で課題を抱えていた。

 今回NEC<6701>では、「情報系」の更新にあたって、将来的な「情報系」と「放送系」統合を見据え、新たな局内ネットワークを構築した。具体的には、局内のネットワークインフラの更新タイミングに伴い、SDNコントローラ×2台、SDNスイッチ×50台、エッジスイッチ×40台などを導入。「情報系」ネットワークをSDNで構築し、2月より稼働を開始している。

 この新「情報系」では、今後「放送系」との統合が実現する場合も、仮想ネットワーク(VTN)技術を用いることで、セキュリティを担保しつつ、論的に2つのネットワークを分離できるようになっている。なお、将来的な「情報系」と「放送系」の統合を視野に、各フロアにもSDNスイッチが配備されているとのこと。

 また設定変更は、SDNコントローラからソフトを用いて一元的に実施する仕組みのため、急な特番編成などによって、新しいネットワークの追加作業が発生しても、これまでのように、運用委託業者に依頼することなく、局員自身が容易に作業を行えるようになった。

 加えて、ネットワークの物理構成と論理構成(VTN)、トラフィックの流れや障害個所といった通信状態も日本語のGUI画面で把握できることから、障害発生時には迅速な対応を行えるとしている。

ネットワーク構成のイメージ
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    最終更新: 2017年11月13日(月)13時09分

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