イベント告知:大西みつぐさん監督の完全自主映画「小名木川物語」が完成 深川を舞台に地元から発信 撮影はニコンD750

デジカメ Watch 01月11日(水)15時21分配信

下町のスナップ作品でおなじみの写真家・大西みつぐさんが、デジタル一眼レフカメラを使った自主制作映画を監督しました。ロケ地の東京・深川で、2月25日に上映されます。

映画のタイトルは「小名木川物語」。小名木川は東京・江東区を東西に流れる川の名前です。映画は小名木川が流れる深川を舞台とした劇映画で、キーワードは「川」と「水」。そして個人と集団の「喪失と再生」がテーマ。

深川は江戸情緒を残す土地として知られていますが、近年ではその一部である清澄白河エリアがトレンドスポットとして注目され、移り住んだクリエイターたちを含めた新たな活気が生まれています。そんな状況を背景に、「地元の人々やアーティストと連携し、コミュニティから発信する映画をつくることはできないか」との思いから、完全自主制作による映画作りが始まりました。主要キャスト以外は実際の住民が本人役で登場するという、地元発らしい作品になっています。

使用したデジタル一眼レフカメラは、1台のニコン<7731>D750。特別な映画用機材は使用していないとのこと。主演は徳久ウィリアム、伊宝田隆子。音楽は岡野勇仁(敬称略)。

私は隅田川と荒川を結ぶ小名木川にほど近い、当時労働者の人々が暮らす深川の端っこの町で生まれ、18歳までそこで過ごした。戦後を生き抜いてきた父と母からは東京大空襲の体験を聞かされたし、高度経済成長期にあっても貧しい町の現実を目の当たりに見てきた。だからだろうか、それでも庶民は生きねばならないという覚悟にしだいに共鳴していったように思う。その真ん中に、まさにシンボルのようにずっとまっすぐに流れている小名木川があった。子どもの頃、橋の上から川を長いこと見ていると妙に心が落ち着いたものだ。町の中を貫く川にしたたかな逞しさを感じたのかもしれない。かつての深川の町を行き過ぎていった人々の面影は、陳腐な表現だが、私にとっては常に走馬灯のイメージとしてある。人も風景も揺れて漂い、消えて現れる。時間と空間を「写真」としてスライスしてきた私がはじめて「映画」という濃厚な時間の流れに身をまかす。この映画に込める私の想いは、あの震災以後、今日的な状況の中で、ともすれば縮こまってしまう私たちに、町を愛し、人を愛するという普通のことが、日本をもっと高い次元で支えていくのではないだろうかということだ。そこから再生する以外に道はないと思っている。制作開始からだいぶ長い時間をかけてしまったが、片隅にある普通の町の風景と愛おしい人々を丹念に描いてきたつもりだ。ここから私たちの明日を照射してみたい。(大西みつぐ)

上映会資料より

自主上映会概要

映画タイトル

小名木川物語

監督

大西みつぐ

上映時間

90分

日時

2017年2月25日(土)18時45分開場、19時開演

プログラム

第1部 映画上映(90分)
第2部 舞台挨拶 出演者によるミニライブ(21時15分終演予定)

入場料

前売り1,000円
当日1,500円

場所

深川江戸資料館2階小劇場(東京都江東区白河1-3-28)

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    最終更新: 01月11日(水)15時21分

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