新コントローラー「Joy-Con」をアピールした任天堂らしいNintendo Switch発表会!「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は同時発売!

GAME Watch 01月13日(金)19時57分配信
1月13日 発表

【Nintendo Switch】

3月3日 発表

価格:29,980円(税別)

君島達己取締役社長がまずは気になる発売日などを発表

 任天堂<7974>は、現在開発中の新ハード「Nintendo Switch」をワールドワイドに向けて発表する発表会「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」を開催し、発売日や価格などを発表すると共に、対応ソフトなどの情報を明らかにした。

 昨今ではワールドワイドでゲームビジネスを展開する中で、コンシューマーゲーム機の主戦場となるのは市場規模的に米国や欧州が中心となっており、Microsoftはもちろん、ソニー<6758>・インタラクティブエンタテインメントも米国に世界中のプレスを集め発表会を開催することが当たり前になってきている。そういった意味では世界中のプレスを集め、日本発のコンシューマーハードとして発表を行なう久しぶりの機会となった。

 発表会の冒頭、君島達己取締役社長は出し惜しみすることなくワールドワイドで3月3日に発売することを発表した。また、価格については29,980円(税別)と発表されると会場の一部からは拍手が巻き起こった。ちなみに商品構成は、本体、Nintendo Switchドック、Joy-Con、ACアダプタ、Joy-Conグリップ、Joy-Conに取り付けるストラップ、HDMIケーブルと、フル装備となっている。

 スマートデバイスとの連動などのサービスについては後述するが、発表会ではまずは新コントローラーとなる「Joy-Con」について詳しく説明された。これは任天堂<7974>がこれまでゲームとの接点として、「コントローラー」を重要視してきた姿勢の表われだろう。Wiiの本体仕様も発表される以前に、東京ゲームショウの基調講演で「Wiiリモコン」を発表し、度肝を抜いたプレゼンテーションを思い起こさせた。

 なお、予約は1月21日より順次開始となる。

いきなり冒頭発売日と価格が発表され会場から驚きの声が上がった。3月が間近に迫っているため隠す必要も無いといったところだが、3月後半ではなく3月3日というのには驚かされた

新コントローラー「Joy-Con」をアピール

 Joy-Conは、ただ単にNintendo Switchに接続して使用したり、分離しても動作するというだけではなかった。Joy-Conはコントローラーの形状をしているが、加速度センサー/ジャイロセンサーを搭載しているため、本体から取り外すとWiiリモコンのように使用することができる。プレゼンテーションではWiiリモコンのプレゼンの時を思い起こすように、卓球をするシーンもあった。

 そして左右のJoy-Conにはそれぞれ様々な機能が搭載されている。右手に持つJoy-ConにはNFCリーダー/ライターが搭載されており、amiiboなどの情報を読み取り書き込むことができる。またモーションIRカメラを搭載しており、ものの形状や動き、距離感を読み取ることができる機能を持つことが明らかになった。

 左手に持つJoy-Conには四角いボタンが用意されている。これはキャプチャーボタンで、ゲーム画面をキャプチャーすることができる。今後のアップデートでは動画の録画にも対応し、SNSなどで拡散することができる。

 Joy-Conには本体との接続レール部分に小さいながらもそれぞれLRボタンが用意されており、ボタン数を稼いでいる。Joy-Conだけでは小さいボタンなのだが、このレール部分に同梱のストラップをセットすると、ストラップ部分に大きなボタンが用意されており、よりゲームをプレイしやすくなっている。

 もう1つ、Joy-Conには秘密があった。それはより繊細な動きを表現できるというHD振動を搭載しているという点。プレゼンテーションではコントローラーをコップに見立てたててセットし、コップにの氷を入れた振動を伝え、最後に水を注ぐのもわかると表現。表現手段の1つにまで向上しているという。

 Joy-Conは前述の通り加速度センサー/ジャイロセンサーを搭載しているので、左右の手で握りしめるように持つと、両手にWiiリモコンを持っているのと同じことになり、たとえばボクシングのような動作や、ロボットの操縦といった動作も可能となる。発表会ではこの機能を使った新作ゲーム「ARMS」が発表された。

Joy-Con(L)
Joy-Con(R)
ネオンレッド/ネオンブルーの色違いのJoy-Conも用意される
Joy-Con充電グリップ。プレイ中に充電することもできる
Nintendo Switch Proコントローラー
かなり小さな印象の、Joy-Conハンドル。2個セットでの販売となる
右側のJoy-ConにはNFCリーダー/ライターが搭載されており、amiiboなどの情報を読み書きできる
左側のJoy-ConにはHD振動が搭載されており、振動で様々な表現が可能となるという
右側のJoy-ConにはモーションIRカメラが搭載されており、ものの形状や動き、距離感を読み取ることができる

オンラインサービスなどは?

 君島氏は、Nintendo Switchのオンラインサービスについても明らかにした。Nintendo SwitchはIEEE 802.11 a/b/g/n/ac準拠の無線LANを搭載(ドックは有線も可)。Nintendo Switch向けのオンラインサービスを利用すればネット対戦や協力プレイも可能。スマートフォン向け専用アプリと連動し、フレンドと待ち合わせしたりボイスチャットしながらプレイすることができる。ちなみにローカル通信は8台まで繋がるマルチプレイが可能だ。

 ちなみにこのオンラインサービスは2017年秋に正式サービス開始となる予定で、それまでは無料。以降は有料でのサービスとなる。

 スマートフォンを利用したサービスとしては、「NintendoみまもりSwitch」も予定される。スマートフォンと連動しており、子供のゲームプレイ状況を知ることができるというもの。どんなゲームをどれくらい遊んでいるか知ることができるほか、ペアレンタルロックをかけることもできる。

 このほかに君島氏はリージョンロックについても発言。「これまでは各地域でそれぞれリージョンロックをかけていたが、見直すことにした」と語り、ワールドワイドで動作することを明言した。

IEEE 802.11 a/b/g/n/ac準拠の無線LANを搭載
ローカル通信は8台まで可能

本体はスマートな印象

 6.2インチの大きな静電容量方式タッチスクリーンを搭載した本体は薄く、非常にスマートな印象。ドックにセットしてもそれほど大きくは感じない。ドックとテレビとの接続はHDMIで行ない、ケーブルもパッケージに同梱される。ゲームの供給はカートリッジで行なわれ、本体上部のスロットに挿入する。ヘッドフォン・マイク端子は共有で、こちらも本体上部に用意されている。

 本体下部にはUSB Type-C端子が用意されており、充電しながらのプレイも可能。プレイ時間はゲームによって変わってくるが、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」では3時間ほどのプレイが可。充電時間は約3時間となっている。

 本体には32GBのメモリが搭載されているが、microSD、microSDHC/microSDXCのメモリカードに対応したスロットが用意されており、増設することが可能となっている。

 任天堂<7974>は3つのプレイスタイルを想定しており、テレビとドックを接続し、ドックに本体をセットして使用する「TVモード」、テーブルの上に本体を立てかけてプレイする「テーブルモード」、Joy-Conを本体にセットして外などに持ち出してプレイする「携帯モード」の3つのスタイルだ。

テレビとドックを接続し、ドックに本体をセットして使用するTVモード
テーブルの上に本体を立てかけてプレイするテーブルモード
Joy-Conを本体にセットして外などに持ち出してプレイする携帯モード
本体のバッテリーの持ち時間は、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」では3時間ほど
本体下部にはUSB Type-C端子があるので、充電しながらのプレイも可能だ
本体上部にはゲームカードのスロットや、ヘッドフォン・マイク端子、電源スイッチ。ボリュームなどが用意されている
ドックの左側にはUSB2.0対応のUSB端子が2つ用意されている

Joy-Conを使用した気になるタイトルは?

 そして気になるタイトルについてもいくつか発表となった。

 Joy-Conを使用したタイトルとして、発表されたのが「1-2-Switch」と「ARMS」の2タイトル。

 「1-2-Switch」はJoy-Conの新機能を使った対戦パーティゲーム。それこそテレビとつなぐ必要が無く、Joy-Conだけで楽しむことができてしまう。「ガンマン」では早撃ち勝負、「真剣白刃取り」では相手の動きをよく見て刀を受け、早く乳搾りを行なう「ミルク」や、卓球勝負をおこなう「ピンポン」などが収録されている。たとえば「ガンマン」ではカウントダウンとファイヤというかけ声が聞こえたらより早く打った方が価値となる。ディスプレイに表示されるのは勝負の結果。ほぼディスプレイがなくてもプレイできる、これまでにはないゲーム性となっている。

「1-2-Switch」はJoy-Conの機能を活かしたタイトル。発売は本体と同時発売だ

 「ARMS」は、よりやりこみ度合いの強いゲームとなっている。伸びる腕で相手を攻撃するのだが、左右の腕の攻撃は、それぞれ左右に持ったJoy-Conをボクシングするように体を動かして前に出していくことで攻撃を繰り出していく。

 Joy-Conを傾けたらパンチの弾道が変わったり、ジャンプ、ダッシュボタンと組み合わせることでフェイントをかけたりしながら戦っていくことになる。

腕をビヨーンと伸ばして敵を攻撃する。それぞれのキャラクターの特徴なども気になるところ
操作は単純ながら、フェイントなどかけながらの戦いは戦略性にあふれている
発売は残念ながらこの春。できれば同時発売にして欲しかった
もちろん、オンライン対戦も可能

イカが進化した「Splatoon2」! そしてサードパーティもゲームを制作中

 すでに昨年公開されたビデオでも明らかになっていたので予想されていたが、期待度が高いのは「Splatoon2」だ。新ステージ、新ブキが導入され、スペシャルウェポンをすべて一新。体験会場でもいち早くプレイすることができたので、別項でお伝えする。公開されたムービーでは、新ブキの「スプラマニューバ」の存在が明らかになった。発売はこの夏を予定しており、発売後もアップデートでブキの追加などが行なわれ、イベントも継続して実施される。

「Splatoon2」はこの夏発売予定。……「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が終わる頃だろうか? オンライン対戦も可能
マリオの新作はこの冬発売予定

 新ハードということで、当然マリオの新作も用意されている。イメージとしては「スーパーマリオ64」に近いイメージのオープンワールドを舞台に冒険を繰り広げる「スーパーマリオ オデッセイ」が今冬発売予定となっている。

 これまでマリオの帽子はただの帽子だったが、今回は目がついており、特殊なアクションが可能なようだ。ビデオでは帽子を投げるとブーメランのように飛んでいき、一定時間滞空、その帽子を足場にしてより遠くまでジャンプするといったシーンが見られた。どこまでも続く広大な空間を舞台にこれらの新アクションでどういった冒険が繰り広げられるのか楽しみなところだ。

帽子の目が気になるところ。この帽子を使ったアクションが新しい
このほかにも「ゼノブレイド2」がついにお披露目となり、会場でも注目を集めていた

 そしてなんと言っても期待の作品は「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」だ。公開されたムービーでは、広大なオープンワールドの世界を舞台にドラマチックな冒険が展開する予感であふれている。また、様々なアクションも見ることが出来、そのゲーム性の深さも期待大だ。

 発表会ではNintendo Switchの発売日は冒頭に発表されたが、この「ゼルダの伝説」の発売日がなかなか発表されない。やはり目玉タイトルだけにやきもきさせられたが、ムービーのラストで、Nintendo Switchと同時発売となる3月3日発売が明らかになった。多くのファンがホッとしたのではなかろうか。

様々なアクションが見て取れる新作ムービー。この世界にずっといたいと思う雰囲気だ。そして「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の発売がついに決定。3月3日発売でホッとしたというのが正直なところ

 現在多数のメーカーが参加を表明しており、セガゲームスやスクウェア・エニックス、バンダイナムコゲームス、カプコン<9697>など大手もリリースを予定している。プレゼンテーションにはセガゲームスの名越稔洋氏が登壇し、「Nintendo Switchには興味を持っている」とし、ソフトの制作を表明した。

 またグラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏は「タイトルは発表できない」としながらも、名作「NO MORE HEROES」のトラヴィス・タッチダウンが活躍する新作を開発中だと発表した。また須田氏は、ゲームの制作しやすい点もあげ、インディメーカーとの融合に期待していると語った。

 任天堂<7974>は80タイトルのゲームが制作中であるとしており、続々とタイトルがリリースされるとしている。

 Nintendo Switchでは前述の通り、基本的にはカードでゲームが供給される。現在ROM容量は大きくなってはいるが、他のプラットフォームタイトルがBlu-rayで供給されていることを考えると、それらのタイトルをサードパーティがそのままマルチプラットフォーム展開するのは難しいだろう。EAのエグゼクティブバイスプレジデントのパトリック・ソダーランド氏が「FIFA」を発表したプレゼンで、「Nintendo Switchらしいタイトルを開発する」と発言したように、他のプラットフォームとは別ラインでの制作が考えられる。

 これは前向きに考えればオリジナルタイトルが期待できるという点でユーザーにとってはうれしいことだが、一方で容量の大きな最先端のグラフィックスで多くのゲームをプレイしたい人にとっては、あまり期待できないことになりかねない。

 スクウェア・エニックスの新プロジェクトやアトラスの「真・女神転生」など魅力的なタイトルも並んでいるだけに、その展開や発売スケジュールには注目したいところだ。

多数のメーカーが参加を表明。現在80タイトルが制作中だという
「真・女神転生」のシリーズ最新作が登場。懐かしい悪魔の姿も見ることができるようだが、果たしてどういった内容となるのか?
スクウェア・エニックスの期待の新プロジェクト「Project OCTOPATH TRAVELER」。「RPGは演じること」というのがポイントのようだ
グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏。「タイトルは発表できない」と言うことだが、トラヴィス・タッチダウンが活躍するとか
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    最終更新: 01月13日(金)19時57分

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