DJI、左右や後方の障害物も回避する「Phantom 4 Pro」発表

CNET Japan 11月16日(水)11時56分配信

 DJIは新型ドローン「Phantom 4 Pro」を発表し、障害物回避に優れたカメラドローンへの大きな1歩を踏み出した。

 「Phantom 4」などに採用されていた、これまでのカメラ搭載ドローンの障害物回避システムは、正面の衝突を避けるためのものでしかなかった。後退するか横によけるかして建物や木、自動車、人間に近づくと、衝突を避ける動きはユーザーの操縦に委ねられていた。

 Phantom 4 Proには、最大30m先の障害物を検知できる画像センサが前方および後方に搭載されている。下部には、不整地への着地や水上へ着水を避けるセンサが設けられた。両側面の赤外線センサシステムは、空間のどこを飛行しているかを認識し、最大7m離れたところにある障害物を検知するために使われる。このドローンで保護されていないのは、上部だけだ。

 搭載カメラのスペックは、画像センサが1インチサイズの2000万画素、ダイナミックレンジが11.6ストップ、絞り値がf2.8からf11で、機械シャッターを備える。機械シャッターは、画面の震えるジェロエフェクト、直線のゆがみ、プロペラのゆがみといった、動きによって発生する画像の乱れを取り除く。大型の画像センサは、画質の大幅向上に貢献するはずだ。そして、100Mbpsという非常に高いビットレートにより、最大で4K解像度、毎秒60フレームの撮影が実行できる。

 さらにPhantom 4 Proには、撮影中の映像確認用モバイルデバイスを不要にするオプションが用意される。DJIが、超高輝度ディスプレイ付きコントローラの付属する「Pro Plus」バージョンを提供するのだ。この新型リモコンは、操縦用の無線周波数を2.4GHzまたは5.8GHzのどちらかに切り替え可能で、GPS機能、SDメモリカード用スロット、ミニHDMIポートを備える。

 DJIは、障害物回避機能によって可能になった新飛行モードをいくつか追加した。1つのモードは、システムの精度を高め、ドアや窓といった狭い空間を通り抜けて飛行できるようにしたものだ。Phantom 4 Proの対象物を追跡するActiveTrackモードは、Spotlightモードの横や後ろへ飛ぶ機能により、対象物の側面をとらえられるようになった。画面をタップして指示した目的地まで自動飛行させるTapFlyモードは、後方の目的地も指定可能になる。そして、飛行経路を変更することなく、カメラの向きを横方向または縦方向に変えられる。

 Return-to-Homeモードも強化し、最大300m離れた地点からホーム地点まで、障害物を避けながら戻れるようにした。さらにDJIによると、GPS信号<6741>を見失ったPhantom 4 Proは1分以内に最終接続地点まで自動的に戻り、操縦者から次の命令が出るまでホバリングして待つという。

 DJI Phantom 4 Proは、米国では11月中に出荷が開始される。価格は、標準コントローラ付きモデルが1499ドル、高輝度ディスプレイコントローラ付きモデルが1799ドル。

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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    最終更新: 11月16日(水)11時56分

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