AIで防犯対策--仏Netatmoが実現した学習する監視カメラ

CNET Japan 2016年11月17日(木)23時06分配信

 スマート家電の開発、販売を手がける仏Netatmo(ネタトモ)は、屋外用防犯カメラ「Presence(プレゼンス)」を発表した。AIを搭載し、人、車、動物を判別して検知できる。発売は12月1日。カメラ量販店や東急<9005>ハンズ、Amazonなどで販売する。税込価格は3万9700円。

 Netatmoは、2012年からスマート家電を発売している仏国のメーカー。室内の環境や屋外の気象情報をスマートフォンアプリから取得できるウェザーステーション「Weather」や、自宅の部屋の冷暖房を生活リズムに合わせて設定できる「Energy Smart Thermostat」など、ネットワークと連携した家電を手がけている。

 「私たちはスマートホーム関連の製品に特化し、企画、設計、アプリなど、そのすべてを社内で開発している。他社との大きな差別化要因はAIを搭載していること。これにより、ユーザーにとって本当に使える製品になっている」と、NetatmoのCOOであるMatthew Broadway(マシュー・ブロードウェイ)氏は、同社の強みを話す。

 Presenceは、400万画素のCMOSセンサとLED、microSDカードスロット、Wi-Fiなどを一体化した防犯カメラ。専用アプリをダウンロードしたスマートフォンやタブレットとWi-Fi接続することで、自宅周辺の様子をリアルタイムで確認できる。

 カメラに映ったものはAIによる「Smart-Sight」機能で、人、車、動物などを判別。これにより、日常とは異なるものを捉えたときだけスマートフォンなどに通知ができる。

 赤外線暗視機能も備え、夜間の監視と録画にも対応。「スマート投光照明」を起動すれば、夜中でも鮮明なカラー動画記録ができるほか、侵入者を検知することで点灯したり、暗くなると自動的に灯りをつけたりすることが可能だ。

 microSDカードをセットすることで録画ができ、個人のFTPサーバやDropboxへの自動送信にも対応。容量がいっぱいになると、古いデータから消去され、新しいデータに上書きされる。

 「防犯カメラの設置を拒む理由の1つとして、撮影後のデータセキュリティが心配という声がある。Presenceの記録メディアにmicroSDカードを採用したのは、ユーザーの手元にデータを置くことでそうした不安を解消するため。あえてクラウドは採用しなかった」とブロードウェイ氏は理由を話す。AIの搭載についても「知らない人は記録が、家族や隣人は記録しないなど、プライバシーを尊重できるから」としており、プライバシーを意識した設計に重きを置く。

 防犯カメラの設置では、屋外への電源の取り回しがハードルになるケースも多いが、Presenceでは現行の屋外灯に置き換えることでその問題をクリア。設置は完了まで15分以内を目指した簡単取り付けを採用する。

 100度の広視野角撮影ができ、1080pフルHD画質での記録が可能。microSDや個人のFTPサーバにデータを保存するため、ランニングコストもかからない。ブロードウェイ氏は「AIの良いところは常に改良ができるところ。Presenceはインターネットと接続することで、改良や機能追加に対応していく。機能が古くなるという心配がない」とPresenceならではの利点を話した。

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    最終更新: 2016年11月17日(木)23時06分

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