JVC「ウッドコーンスピーカー」が新たに挑む“人工熟成”による高音質化

CNET Japan 12月03日(土)10時00分配信

 JVCケンウッド<6632>は12月2日、JVCブランドから木の振動板を使った「ウッドコーンスピーカー」に、人工熟成響棒を採用した1ウェイスピーカ「SX-WD9VNT」(想定税別価格:6万9800円前後)と、2ウェイスピーカ「SX-WD7VNT」(同:5万9800円前後)を発表した。12月中旬に発売する。

 JVCケンウッド<6632>では、木の経年変化による熟成が高音質再生に寄与することに着目。2015年に開催した「オーディオ・ホームシアター展(音展)」で、スピーカをまるごと熟成処理したモデルを参考出品した。しかし熱加工が必要になる熟成処理はコストがかかるため、商品化を見合わせていたという。今回響棒1本を熟成処理することでコストを抑え、高音質化を実現した。

 SX-WD9VNT/WD7VNTでは、キャビネット内部に複数ある響棒の1本を人工熟成チェリー響棒に変更。最も効果が高かったウーファユニット下の響棒のみを変えることで、臨場感が増し、広がりのある高音質再生を実現する。

 SX-WD9VNTは「EX-HR7」、SX-WD7VNTは「EX-HR9」の技術を踏襲しており、縦方向と横方向でバランスを取りながら振動板の表面に装着する「異方性振動板」や、ユニット磁気回路後部に取り付けた大型八角形のウッドブロックなどの高音質技術を組み込む。

 SX-WD9VNTは、9cmのウッドコーンスピーカを1つ搭載した1ウェイバスレフ型スピーカ。メイプル材を使用した大型八角形のウッドブロックや、チェリーの無垢材を採用したキャビネットなど、こだわりの素材を用いた。ボイスコイルには、80マイクロメートルに削り出して加工した「ウッドボイスコイル」を採用。木のパーツによるさまざまな高音質化技術を搭載する。

 サイズは高さ161mm×幅120mm×奥行き264mmで、重量約2.2kg。再生周波数帯域は55Hz~30kHzになる。

 SX-WD7VNTは、11cmのウッドコーンウーファと、2cmのウッドコーントゥイータを組み合わせた2ウェイバスレフ型スピーカ。ウッドブロックはチェリー材を採用する。サイズは高さ262mm×幅149mm×奥行き249mmで、重量約4.2kg。

 両機種ともに、背面にあるスピーカターミナルの固定用ネジ(鉄/ニッケルメッキネジ)のうち、左上の1本のみをステンレスネジに変更。これにより、音の輪郭が鮮明になり、広い音響空間を実現するとのこと。

 スピーカ内部の吸音材はメイプル材を用いており、SX-WD7VNTとSX-WD9VNTでは、グラム数が異なるほか、重量は0.1g単位で調整している。

 ウッドコーンスピーカは2003年に発売を開始したロングセラーシリーズ。累計販売台数は20万台を数え、リピーターも多い。Bluetooth対応やデスクトップモデルなど、ユーザーニーズに応じてモデルをそろえているが、現在アンプやCDプレーヤーと組み合わせたシステムオーディオのみをラインアップしており、新モデルは「スピーカだけがほしい」という声に応えた。

 
CNET Japan
もっと見る もっと見る

【あわせて読む】

    最終更新: 12月03日(土)10時00分

    【関連ニュース】

    【コメント】

    • ※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

    【あなたにおススメ】