悪役ひなたや桃子の「流星群」披露も--「アイドルマスター ミリオンライブ!」TA02イベント

CNET Japan 12月10日(土)07時30分配信

 CNET Japanの編集記者が、日々の取材や暮らしの中で気になったサービスやウェブで話題のトピックなど、気になっていることを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。今回は、主にゲームを中心としたエンターテイメント領域を取材している佐藤が担当。11月26日に開催されたソーシャルゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ!」のCDシリーズ「THE IDOLM@STER THE@TER ACTIVITIES 02」(TA02)発売記念イベントの模様をお届けする。

 ミリオンライブ!では、ゲームの展開と平行して関連CDも継続的にリリース。この「THE@TER ACTIVITIES」シリーズは、アイドルたちがテーマにそった映画に出演する劇中劇と言えるボイスドラマをメインに収録している。出演アイドルは、ゲーム内の“プロデューサーさん”(プレーヤー)の投票によって決めるという連動企画にもなっていた。

 TA02は「背中で語る任侠モノ」がテーマで、風来坊役にジュリア、お嬢役に周防桃子、子分役に大神環、悪徳組長役に木下ひなた、用心棒役に福田のり子が選出。ボイスドラマでは「果てしなく仁義ない戦い 魅梨音闘争篇」と題し、亡くなった魅梨音組組長の跡を継いだ桃子と、木下組を率いるひなたが対峙(たいじ)する関係を中心として、桃子を慕って寄り添う環や、ジュリアとのり子との戦いなどといった姿が描かれていた。

 イベントにはジュリア役の愛美さん、周防桃子役の渡部恵子さん、大神環役の稲川英里さん、木下ひなた役の田村奈央さん、福田のり子役の浜崎奈々さんの5人が顔をそろえ、3rdライブツアー時の衣装で登場。トークにミニドラマ、ミニライブなどを行った。なお本稿は、2回開催されたうちの2回目の模様となっている。

 冒頭はボイスドラマ収録や楽曲レコーディングのエピソードを語る「撮影裏話トーク」のコーナー。立ち位置がくしくも愛美さん、渡部さん、稲川さんの魅梨音組と、田村さん、浜崎さんの木下組に分かれていたことから、お互いに「オートメーションりんご工場にしてやんよ」やら「オートメーションピーチ工場にしてやんよ」と言い合う対決姿勢も一瞬見られたが、その後は和気あいあいと進行。のり子が魅梨音組組長をあやめてしまうシーンもあることから浜崎さんが渡部さんに謝ったり、稲川さんが「そのままで」と指示を受けて演じた環が、劇中でも“安定の環”として変わらない存在であったことに、シリアスなシーンでもみんなが癒されていたことなどが語られていた。

 そして話題となったのは、ひなたが悪徳組長役を演じたことについて。ほかの4人はアイドルの性格に近い配役となっていたが、ひなたは本来おっとりほんわかした雰囲気と真面目さが持ち味の“田舎っ娘”であり、ゲーム中でも怖がらせるのが苦手というシーンが描かれているぐらいに、悪役は真逆の役どころ。それでもボイスドラマではかわいらしさと落ち着いた口調を使い分け、悪徳組長らしい怖さを存分に発揮していた。

 そんな悪役のひなたについて、当の田村さんは率直に「あの子、どうしてしまったんだろうって思った(笑)」。悪役は楽しかったと振り返る田村さんだったが、少々やりすぎてしまったのか「もう少しひなたらしく」という指示を受けたとも振り返る。そして組長ひなたの怖さが存分に発揮された「じきに、後悔することになるからねぇ」という劇中セリフを、組長モードで田村さんが実演。背筋がぞくぞくする感覚はCDで聴いた以上のものがあり、場内も思わぬ“ご褒美”に歓声があがっていた。と同時に、ひなた好きのプロデューサーさんであれば、名役者っぷりとひなたの新たな一面が出すことができて、本当に選出されてよかったと心から思えるような場面でもあった。

 もうひとつ話題になっていたのは、ジュリアがアコースティックギターを取り出し、持ち歌である「流星群」を、桃子ともにそれぞれ披露するところ。ここで稲川さんの切なる要望により愛美さんがアカペラでワンフレーズを披露し、さらにその流れで渡部さんもアカペラで長めに披露。さらなるご褒美に、1曲熱唱しきったと思えるぐらいの大きな拍手が巻き起こり、3人も「かっこいい」「尊い」「(桃子の)踏み台になる」と、間近で聴けたことに感激しきっていた様子だった。

 ボイスドラマのスピンオフ小説を、即興のアドリブで作り上げるコーナーでは、くじ引きによって選ばれたアイドルをメインに、同じくくじ引きによって選ばれたキーワード3つを必ず入れる形で、5人がリレーして作品を紡いでいくという内容。3回行われたうちの1回目はのり子をテーマにしたものだったが、キャスト陣の間でキーワードのひとつにあった「ドコサヘキサエン酸」の理解に差があり、扱いに苦慮する“迷作”が生み出されていた。

 2回目はひなたをテーマにしたもので、キーワードは「拾ったサイフ」「パンケーキ」「サブリミナル効果」。1番手の愛美さんがひなたのモノマネをして始まったことから、どういうわけかキャスト陣がひなたのモノマネをしていく流れに。最終的には米国の広い草原をただただ歩いたひなたが、サブリミナル効果によってパンケーキが食べたくなり、サイフを拾って日本に戻るという、一見するとまとまったように見えるが、全般的に話が広がらないまま進行し、5番手の渡部さんがオチらしいオチをつけられなかったため、田村さんがひなたの声でぼそっと「悲しいべさ……」。

 微妙な雰囲気を払しょくしようと挑んだ3回目では、桃子がテーマに。出現した巨大ロボットと相対する桃子という、クライマックスに向けて盛り上がるような流れを渡部さんが演出したものの、オチを任された田村さんが一言「桃子はロボットに立ち向かった。勝った」。キャスト陣から「雑」というツッコミも入っていたが、なんとなく桃子が強くて良かったという流れで締めくくった。

 このあとはボイスドラマの後日談で、映画の舞台あいさつが行われる前の楽屋の様子を描いた朗読劇を披露。映画の役どころの延長で“極道ごっこ”をしてケーキを取り合う環とのり子に、その様子を見つつ組長モードでセリフを言うひなた。にぎやかな様子で浮かない態度をとっていた桃子が楽屋から出ていってしまい、ジュリアがフォローに入る。映画の共演でのり子とひなたがべったりというぐらいに仲良くしている姿に桃子が嫉妬していることを察したジュリアが、のり子と用心棒の立場を入れ替えるという内容となっていた。渡部さんが少し触れていたが、ゲーム中で桃子とのり子は「リコッタ」というユニットで一緒だった仲というのを背景に感じられるようなものだった。

 イベントのラストはミニライブ。TA02の新曲「侠気乱舞」は、かっこよさを前面に押し出した楽曲。後に愛美さんが「めちゃくちゃ練習した」と語るほどに、5人がフォーメーションを組みながら歌い上げる姿は圧巻の一言で、アイドルのかっこよさを存分に引き出し、歌声を響かせていた。特に田村さんの妖艶さも感じるような歌声はひなたの新たな一面を感じさせたうえ、大きなステップで躍動し「ピシッ」という音が聞こえてきそうな手の振りなど、目を引く存在感を出したという意味での組長らしさを感じたのも印象的だった。

 終わりのあいさつでは、このイベントが楽しかったことはもとより、担当しているアイドルに投票してくれたことやアイドルの新たな一面が出せたことへの感謝を語りつつ、もっと輝かせていきたいなどの意気込みの声も聞かれた。

 最後に披露したのは、THE@TER ACTIVITIESシリーズの共通曲となる「DIAMOND DAYS」。前回とメンバーが違うということもあるが、この5人によるイベントはなかなかない組み合わせだけに、きこえてくる歌声も新鮮なもの。あいさつのなかで渡部さんが「みなさんに会えるひとつひとつのイベントが私にとって大切で、ありがとうの気持ちを詰めて届けている」と語っていたが、振り付けも含めて一緒に盛り上がれるような曲となっているだけに、このときの光景はお互いが“ありがとう”を贈り合っているような暖かい空気に包まれているように感じた次第だ。

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    最終更新: 12月10日(土)07時30分

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