「Microsoft Edge」でFlashブロック機能を拡大へ--再生はユーザーが選択

CNET Japan 2016年12月15日(木)20時19分配信

 AdobeのFlashは、長い時間をかけて、ゆっくりと主流から遠ざかっている。「Microsoft Edge」の次期リリースで、Flashコンテンツをブロックする機能を拡大し、Flashコンテンツを実行するかどうかはユーザーが選択することになるという米国時間12月14日の発表も、その流れの中の一歩だと言える。

 この機能は、次の「Insider Preview」ビルドから導入され、2017年春頃にリリースされる「Windows 10 Creators Update」で一般提供される予定だ。

 Windows 10に組み込まれたブラウザで、Flashコンテンツをクリックで実行する機能を有効にすることで、MicrosoftはAppleの「Safari」、Mozillaの「Firefox」、Googleの「Chrome」などの他のブラウザメーカーが発表した計画と足並みをそろえたことになる。

 Microsoft Edgeでは、クリックで実行する機能が有効になるとともに、HTML5のコンテンツが利用できる場合、HTML5がデフォルトになる。Microsoftはこの機能について、次のように説明している。

 HTML5をサポートしているサイトでは、純粋なHTML5体験がデフォルトになる。この場合、Flashは読み込まれることもなくなり、性能、バッテリ持続時間、セキュリティが向上する。依然としてFlashに依存しているサイトでは、Flashを読み込んで実行するかどうかをユーザーが選択でき、以降の閲覧のためにその選択を記憶させることができる。

 この新しい取り組みは、2016年夏の「Windows 10 Anniversary Update」でMicrosoft Edgeに導入された、表示されたページの中心ではない「広告などの特定のFlashコンテンツ」の実行を選択的に一時停止する機能の延長線上にあるものだ。

 GoogleとMicrosoftはどちらも、クリックで実行する機能の対象から除外される、Flashに依存するよく使われるサイトのリストを用意する予定だ。Microsoftは、EdgeにおけるFlashの使用状況を積極的に監視し、自動的に例外となるリストを徐々に小さくしていく計画だという。

 Microsoft Edgeで開いたページのコンテンツを再生する手段がFlashしかない場合、ユーザーにはプロンプトが表示される。

 Flashの本格的な凋落は、Appleが2010年に「iPad」でFlashコンテンツに対応しないことを選択したときに始まった。当時の最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏は、公開書簡の中でその理由を説明し、Flashが信頼性や性能、そして特にセキュリティに及ぼす問題を挙げた。

 Flashは最近では、より積極的なアップデート方針を採用しており、状況は改善されつつある。ChromeとMicrosoft Edgeでは、Flashのプラグインがデフォルトで組み込まれており、OSの一部としてアップデートされている。

 Microsoftはウェブ開発者に対して、Flashの利用をとりやめ、「HTML5のEncrypted Media Extensionsや、Media Source Extensions、Canvas、Web Audioなどの標準的なコンテンツ配信メカニズムに移行」することを推奨している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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    最終更新: 2016年12月15日(木)20時19分

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