Uber、カリフォルニアで自動運転試験を中止しアリゾナへ

CNET Japan 12月26日(月)11時18分配信

 Uber Technologiesは、カリフォルニア州における自動運転車の試験プログラムを中止した。

 Uberとその自動運転車試験プログラムにとって、カリフォルニアでの旅は短く、困難の多い道のりだった。Uberがカリフォルニア州の路上で自動運転車の試験プログラムを開始してから、同州がこれを違法と判断し、それを受けてUberが自動運転車両をまとめてアリゾナ州に移動するまでにかかった期間は、わずか1週間だ。

 Uberの広報担当者は電子メールでコメントを寄せ、その中で次のように述べた。「当社の車両は22日朝、トラックでアリゾナ州に向けて出発した。われわれは今後数週間のうちに同州で自動運転車の試験プログラムを拡大する予定で、(アリゾナ州のDoug)Ducey知事の支援が受けられることを嬉しく思っている」

 Uberは米国時間12月14日、サンフランシスコで自動運転車の試験プログラムを開始した。しかし、開始から数時間後、カリフォルニア州車両管理局(DMV)はUberが法律に違反しているとして、許可を得るまでプログラムを中止するよう求めた。Uberはこれに反発し、路上での試験プログラムを継続すると発表した。

 その後、カリフォルニア州司法長官室が介入してUberに書簡を送り、その中で「適切な許可を得るまで、カリフォルニア州の公道から自動運転車を直ちに撤去」するよう求めた。従わなければ、司法長官は「差し止めなど適切な措置を取る」とした。

 しかし、その後もUberの車両は市内の道路を走り続けた。

 これを受けてDMVは21日、Uberの自動運転車16台の登録を取り消すと発表した。GoogleやTesla、ホンダ<7267>、BMW、Fordなど、同州で自動運転技術に取り組む20社は許可を取得している。DMVは、こうした企業と同様に許可を得るようUberに求めた。

 カリフォルニア州DMVのJean Shiomoto長官は、Uberに宛てた21日の書簡の中で、「この技術は安全性や機動性の強化が期待できるが、責任を持ってテストしなければならない」と述べた。

 Uberは同日、カリフォルニアにおける自動運転車の試験プログラムを中止したことを明らかにした。

 Uberがカリフォルニアでの自動運転プログラムを中止するとのニュースが伝わると、アリゾナ州知事はTwitter上で、同州はUberを歓迎すると述べた。

 Uberが自動運転車をアリゾナ州に移動すると発表したことを受けて、Ducey知事は22日、声明で次のように述べた。「カリフォルニアは官僚主義や規制を強化してイノベーション<3970>や変化にブレーキ<7238>をかけているが、アリゾナは新しい技術や新しいビジネスに道を開いていく。カリフォルニアは貴社を求めていないかもしれないが、わが州には貴社が必要だ」

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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    最終更新: 12月26日(月)11時18分

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